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【2023年版】オンラインコーススクールシステムの選び方

以前、「無料ツールでよい場合と有料ツールにすべき場合の判断基準」についてお伝えしました。

  • 海賊版は論外
  • 有料ツールの方が解決が早い、節約のために時間をかけるよりもいかに早く商品を作って費用を回収するかを考える方が建設的
  • 必要なものは買う、最低限買った費用を売上で回収する、だってビジネスだから

 

でしたよね。

今回はオンラインコーススクールに限定して、ツールを選択する基準をお伝えします。

私がここ数年使っているTeachableというオンラインスクールシステムが値上げしました。TeachableのProプランをずっと使うつもりですが、私は年払いではなく月払いにしているので、毎月119ドルだったのが、今は毎月159ドルになりました。円安が落ち着いた今でも日本円にするとだいたい毎月2万円です。ぬーん。

159ドルといえば、私が「オシャレだけど高いねん!」と非難していたKajabiのGrowthプランとそう変わりません。おおお。KajabiのGrowthプランの年払いは159ドル、月払いは199ドル。TeachableとKajabiの価格の差がなくなってきた!

 

じゃあどうしてKajabiに乗り換えないの?とか、それ以前に、そもそもなんでTeachableみたいな高いシステムを使っているの?という疑問をいただくことが増えてきたので、今回はその疑問にお答えします。

 

オンラインコースビジネスを選んだ理由

 

ネットビジネス私の3条件」で、私がオンラインコースビジネスを選ぶ理由としてこの3つをお話ししました。

  • 継続可能な安定収入であること
  • 時間労働でないこと
  • 資産化すること(ストック型の収入になり得ること)

また、「オンライン講師には2種類ある」ということもお伝えしましたね。

今の年齢から3年間も、毎日同じペースでリアルタイムの講師をやったとして、あなたは何歳になりますか?3年後も、週に5日、毎日10.5〜14時間教える生活を続けられますか? ともお尋ねしました。

私の答えは「NO」です。だからこそ私はオンライン講座を作って、Udemyというマーケットプレイスで販売することをおすすめしているんです。Udemy Fasttrack という商品を販売しているのもそのためです。

でも、Udemyでは販売できないものがあります。現時点では199.99米ドル、日本円にして24,000〜27,000円を超える値付けができないルールなので、高額商品が販売できません。また、サブスクリプションの設定もできないし、コーチングなどのセッションを販売することもできません。

だったら、自分で高額商品やセッションを販売するしくみを持つ必要がありますよね。そのやり方をお教えしているのが Digital Asset MasterClassです。

 

自分でオンラインコースを販売するのに必要なシステム

 

高額商品やセッションを自分で販売するしくみに必要なのは、セールスレター・決済・納品・メール送信機能です。これを網羅するのがオンラインスクールシステムです。

TeachableやKajabiなら、これらを一括で管理することができます。その他、PodiaやKartraなど比較的手頃な価格のシステムもありますが、日本語でユーザー登録ができなかったり、日本円で決済できないなどの不便さがあるのでおすすめできません。

「いやいや、英語だし、高いし、、、」

不安ですよね。わかりますとも。

 

国産のオンラインスクールシステムの種類

 

国産のオンラインスクールシステムも増えてきました。私がざっと見た限りですが、オンデマンド型のコースを販売するしくみは、2023年1月現在、これくらいあります。

 

もっと安く!WordPressや自分のレンタルサーバーでオンラインスクールをやりたい

 

オンラインスクールや会員制サイトを実装できるWordPressプラグインとしては、こんなところでしょうか。

 

あるいは、レンタルサーバーに設置できる買い切りの会員制サイトシステムもあります。

 

ビジネスがスケールすることを見越してツールを選ぶ

 

さて、では私が使ってきたツールと、オンラインスクールのシステムを選ぶ基準をお話しします。

 

私がコンテンツビジネスで使ったツールの歴史

 

私はTeachableを使い始めて3年目になります。

アフィリエイター時代から数えて、およそ10年間コンテンツを作って販売してきました。どうやって購入者さんにコンテンツを配布してきたかというと、私の変遷は上から順に、こんな感じです。

WordPressサイトにコンテンツを置いてパスワードをかけてログインしてもらう

レンタルサーバーにコンテンツを置いてダウンロードURLをステップメールで送る

Cyfonsで会員制サイトを作って、そこで視聴またはダウンロードしてもらう

Thinkificで決済・視聴してもらう

‪Teachable‬で決済・視聴してもらう(イマココ)

 

私が国産のオンラインスクールシステムを使わない理由

 

オンラインスクールシステムは、オンラインコースビジネスの根幹とも言えるツールです。動画講座やテキスト講座を置いて、受講生さんがそこにアクセスして視聴する場です。

24時間365日稼働しているからこそ、私が目指している、

ネットビジネス私の3条件

  • 継続可能な安定収入であること
  • 時間労働でないこと
  • 資産化すること(ストック型の収入になり得ること)

 

を満たせるわけですよね。

そう、システムがダウンしてはいけないんです。

国産のシステムは、小さな事業者が少ないユーザーに提供しているものが多いです。国産のメール配信システム、ウェビナーシステム、締め切り管理システム、短縮URLツールなど、アフィリエイター時代からいくつも使ってきましたが、短ければ一年、長くても数年でサービスを停止されることがほとんどでした。

ビジネスの根幹を任せられる事業者を選ぶという観点で言えば、英語圏のシステムに勝るものはありません。運営歴が長く、ユーザー数が多く、事業母体が大きい。一言で言うと「潰れない」。そして「止まらない」。

国産のシステムにも頑張ってほしいのですが、エンジニアの方が一人で立ち上げている場合、その方が入院してしまうと何もかもが止まってしまいます。実際に、開発どころかバグ対応も顧客サポートも数ヶ月止まってしまった例を見てきました。そして販売停止。

止まるかもしれない、サービス停止になるかもしれない。そんな不安を抱えながらオンラインコースビジネスの根幹を任せることはできません。

2016年頃にたくさんあった個人が使える国内の決済サービスも、残ったのは結局外資のStripeだけでした。

 

私がWordPressベースのオンラインスクールシステムを使わない理由

 

「わかった、国産のシステムは不安。だけどWordPressのプラグインならいいのでは?」

その気持ち、わかります。私もそう思った時期がありました。だって安いんだもん。

OptimizePressなんかClickFunnelsと同じような機能まで実装できるんですよ!私のお客様にもおすすめできるかもしれない!って、ワクワクしてたまらなかった。それで、2021年のブラックフライデーセールでは、LearnDash、Memberpress、OptimizePressのライセンスを一年分購入しました。

でも、2022年のブラックフライデーセールの前にすべて解約しました。

その理由は、WordPressの上にオンラインスクールシステムや会員制システムを載せることに大きな不安があったからです。

そもそもWordPress自体が動的なシステムです。アップデートがあれば不安定になることもある。ブログを運営するだけでもヒヤヒヤするものです。

トラブルが起こったときに即時に自分で対処できるか?と考えたら、私の答えは「No」でした。

自分で対処できない場合、専門のエンジニアさんを探してトラブルを解決してもらうことになります。LearnDash、Memberpress、OptimizePressに精通した日本のエンジニアさんはどれくらいいるでしょうか? さらに言えば、そのトラブルシューティングにも費用がかかります。低コストだからとWordPressプラグインを選んだのに、結局、安いのか高いのかわからなくなってしまいませんか。

私が自信をもって使えないものを、私のお客様にはすすめられません。私自身がトラブルのサポートができないもの・確約できないものはおすすめできません。だから、すべて解約しました。

国産システムのCyfonsは安定しているので比較的長く使ってきましたが、お客様が増えるとレンタルサーバーへの負荷が増えるという問題があります。特に動画は帯域幅を圧迫します。共用サーバーを使っているなら、慎重になる必要がありますよね。

動画講座を提供するなら、ホスティングはTeachableのような外部の専門サービスに任せるべきです。

 

自信がなくてもビジネスがスケールすることを前提にツールを選択する

 

ビジネスは「小さく始める」のが正解です。

ただ、オンラインスクールシステムを載せ替えていくのは大変な作業です。私はThinkificから‪Teachable‬に乗り換えたときにホトホトいやになりました。コースを設定して、セクション名やレクチャー名を設定して、レクチャー動画をアップロードして、セールスレターも価格も全て設定し直して…

3コースくらいならまだしも、コース数が増えると、この作業は悪夢でしかありません。

だから、使うオンラインスクールシステムは変えないという前提で決めるのがおすすめです。「まだお客様が少ないから安いシステムを使う」ではなく、「お客様が増えても大丈夫なシステムの安価なプランから始める」のです。

コース数や顧客数が増えたら高いプランへ移行していけばいいだけなので簡単です。英語圏のサービスはアップグレードやダウングレードが簡単にできるようになっています。

Teachableもプロプランになると高額なので、まだ売上が立たない時期にお金が出ていくのはつらいですよね。ですが、戦略的なやり方をするとコストを最小限に抑えることができます。

Kajabiも魅力的で、価格差のなくなった今、私の心も揺れています。ビジュアルはKajabiの勝ち。ですが、TeachableのProプランと同じ価格帯のGrowthプランでは、たった15コースしか公開することができません。全然足りない!! TeachableはProプラン以上になるとコース数が無制限になります。私のおすすめは、やっぱりTeachableです。

あなたのオンラインコースビジネスも、きっとたくさんのお客様に求められるようになります。「私のオンラインコースは役立つ。だからたくさんの受講生が同時視聴する。」、そう自信を持ってください。

ビジネスがスケールする前提でツールを選択することをおすすめします。

 

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