もしあなたがストアカや独自の教室でレッスンを行なっている場合はそのレッスンをオンライン講座にすることができます。動画だけでなく、テキスト形式や音声形式のコンテンツも加えることができます。
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既存のレッスンをオンライン講座にする利点
既存のレッスンをオンライン講座にする主な利点は以下の4つです。
- 何度も繰り返し同じことを教えているのならオンライン講座にしてしまえば、あなたの代わりにオンライン講座が講義をしてくれる
- 一度作ったらそれを視聴してもらうだけでいいので、時間帯の合わない受講生があなたの講座を諦めなくていいし、何人にも受講してもらえてあなたの時間を奪わない(ストック型収入)
- オンライン講座は場所も問わないので、遠方の受講生も受け入れることができて商圏が広がる(海外の方も受講可能)
- 絶対に必要な基礎的なスキルをオンライン講座にして受講しておいてもらうことで、受講生のスキルレベルを揃えるのに活用できる
事例)ストアカで提供している「着付けワンデイレッスン」をオンライン講座にするには?
さあ、では実際にリアルタイムで提供しているレッスンをどうやってオンライン講座にするのか、事例を挙げてみましょう。ポイントは、レッスンだけではオンライン講座として成立しにくく価値を感じてもらいにくいということ。体系化する視点が必要です。
レッスンに情報を肉付けして体系化する
提供しているレッスン内容を軸としてプラスアルファの知識を加えるとオンライン講座としての形を整えやすいです。レッスン内容に加えて、あなたが準備してあげている材料の解説や入手方法、片付けのポイントや保存のコツなど、リアルのレッスンでは触れていないことも、最初から最後までをまるっとまとめるんだと考えてみましょう。
ストアカで提供している「着付けワンデイレッスン」をオンライン講座にするには?
ワンデイレッスンの場合、1~3時間で一気にお教えしていきますよね。ですが、オンライン講座ではセクションとレクチャーで小分けにします。
オンライン講座の場合、多くは一人で学習するので、どうすれば学習を継続してもらえるか、受講しやすいかという視点で既存のレッスンを構成しなおすと洗練されます。具体的には、一つひとつの工程を区切って1レクチャーを短くすると集中力が途切れず学習を継続してもらいやすくなります。
リアルレッスンに情報を加えて体系化する
体系化とはどういうことか、イメージできますか?冒頭で「リアルのレッスンでは触れていないことも最初から最後までをまるっとまとめる」とお伝えしました。受講生のそばに先生であるあなたがいないことを念頭に置いてください。先生がそばにいなくても困らないように、必要な関連情報を網羅して体系化してあげるには?と考えてみましょう。
着付けのワンデイレッスンを例にすると、私ならこう作ります。
- 事前準備や知識編をPDF化する:帯の種類、小物の一覧(名前、値段の目安、入手先など)、着付ける前にやっておくこと
- 実際の着付け部分を1ステップずつ動画レクチャーに細分化する
- 着たあとの着物は洗う?どうやって収納する?
- 実際の教室やワークショップで受講生さんから出た質問に答える:着物の格ってどう判断する?、着崩れたらどうする?トイレどうする?
オンライン講座ならバリエーションを出すのが簡単
ターゲットの習熟度や国ごとにいろんなコンテンツが作ることが可能です。例えば先の「着付けワンデイレッスン」で考えるとこんな展開が思いつきますよね。
- ターゲットの習熟度:初級編、中級編、上級編
- シチュエーション別にひとつのお着物をどうコーディネイトするか(着付けのバリエーション)
- 既存の動画にすべて英語やハングルの字幕をつける、海外で日本の着物を手に入れる方法を解説するなど
まとめ:既存のレッスンを武器にすればオンライン講座は簡単に作れる
既存のレッスンカリキュラムが手元にあるのは最強の武器です。オンライン講座では、そのカリキュラムに加えて、あなたという先生がそばにいなくても受講生が一人でスムーズに学習を進め、行動に移すにはどうすればいいか?という視点で足りない情報を加えてあげてください。きっと人気のオンライン講座になります!