今回はですね、私がもやもやしていることについて書きたいと思います。「ファンを作るという言葉はおこがましいと思う」という意見があります。あなたはどう思いますか?
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ファン化、ビジネス、起業、人の表現は様々
「ファン化することが大事」という意見もありますが、私自身はあまりそのように考えたことはありません。したがって、そう言ってる人に対して特に何も思わないし、そうなんだと思って見ています。言葉の定義は人それぞれだと思うんですよね。ビジネスや商売、等価交換、そしてギフトなど、ビジネスに関する表現はさまざまあります。私は最初ビジネスという言葉を使うことに抵抗があり、お金をいただくことにも少し気が引けていました。そのため「価値提供をしてお金をいただく」といった回りくどい表現を使っていました。
私にとっては「商売」という言葉が一番しっくりきています。人に話す言葉としてはストレートすぎるかなと思いますが、「ビジネス」という表現は私にはあまりしっくりこないのです。便宜上「オンラインビジネス」と言っていますが、それは相手に伝わりやすいだろうと、ビジネスと言う言葉を使っているだけで、私の感覚としては「商売」がしっくりくると思っています。
また、組織に属さない働き方する人々は、自分を「フリーランス」と表現することもあります。さらに「起業家」「脱サラ」「独立」だんだん古い時代の言葉になっていきますが「青年実業家」などがあります。また「フリーター」や、業種では「マーケター」「ライター」「デザイナー」といった表現もあります。私の感覚としては「フリーランスで商売しています」という表現が私には合っているなと思います。
「ファン」「フォロワー」という言葉に抵抗のある人もいる
「ファン」という言葉に近い表現としては、フォロワーさんやお金を支払ってくれる人、クライアント、お客さん、ソウルメイトなどがあります。いろいろある中で、私が1つだけ違和感を感じるとすれば「フォロワーさん」という言葉です。自分がフォロワーと言われることには何の抵抗もありませんが、私をフォローしてくれる人を「フォロワーさん」と呼ぶことには抵抗があるのです。
「フォロワー」という言葉は、追いかけるようなイメージがありますよね。お互いに繋がっている場合は相互さんとも言うらしいですが、単につながっているだけで、そこにフォローする、フォローされる、してもらうといった意味はないと感じます。私は自分とつながってくれている人を「フォロワー」と呼ぶことに違和感があります。では、どう表現すれば良いのでしょうか。私は、「インスタで繋がっている人」や「 X( Twitter )で繋がっている人」といった言い方をすることが多いです。
「ファンを作る」という言葉を、おこがましいと怒っている人を時々見かけます。その方々は自分自身がおこがましいと思うのか、それとも「ファンを作りましょう」と言っている人に対して「おこがましいと思いなさいよ」と思っているのか、どちらなのだろうと思います。どちらにせよ、そこまで怒る必要はないと思うんですよね。おそらく「ファンを作る」という言葉にむかつく人は、その人自身がおこがましいと感じているのだと思います。自分が誰かのファンだと思われたくないんです。「私があなたのファンですって?!失礼な!!」と感じるんだろうなぁ。もちろん、これは私の想像であり、実際には違うかもしれませんが、個人的にはファンはファンで良いと思うんですよね。どんなジャンルにも好きな人ってたくさんいます。オンラインビジネスの界隈でも、素敵だな、好きだなと思う人が私はたくさんいますし、アーティストと言われる人たちの中にも、好きな人がたくさんいます。好きな人、それはファンだと思うんですよね。
あなたが望む顧客と自分の関係性を明確にする
なぜそんなに「ファン化」という言葉に角を出して怒るのかなと思うのですが、おそらくその人は上下関係に敏感で、自分が下だと思われることが許せないのかもしれません。それはそれで構わないことですが、結局のところ自分がビジネスをしたり商売をしたりするなかで、どのような立ち位置でいきたいのかを明確にすることは大切だと思います。
よく言われるのは3つのタイプがあって、1つは先生タイプです。このタイプは確実に上下関係があり、知識と経験を体系的に網羅している先生ポジションの人々です。2つ目はワンステップアヘッドと言われる一歩先行くリーダータイプ。私はこのタイプが好きですが、私の場合は一歩先行くリーダータイプというより、切り込み隊長という言葉が自分にはしっくりくるんですね。みんながする前に私が試してみる、そんな感じです。そして3つ目は、一緒に進んでいくタイプです。この3つに大体分かれると言われています。
私は皆と一緒に進んでいくタイプです。もし皆が試すのをためらうことがあれば、私が切り込み隊長になって試してみて、成功したら皆にもおすすめするという立ち位置です。そのため、先生タイプではないと思っています。自分の立ち位置を明確にすることで、相手との距離感や関わり方が変わってきます。ファンと言われて怒る人は、先生タイプなのかもしれません。
業種によるかもしれませんが、私は「お客様」「お客さん」という表現があまりピンと来ませんでした。私のコーチが「お客さん」と言うので「お客さん」と表現するようになりましたが、最初は「クライアントさん」と言う方が私はしっくりきていました。お金を払っていただいているので、今は「お客さん」と呼んでいます。
その「お客さん」について考えると、自分の理想のお客さんを皆さん作られると思うんですね。それがターゲット、ペルソナ、 ideal client など、さまざまな言葉で表現されます。中にはソウルメイトクライアントと呼ぶ人もいます。どんな言葉であれ、その人たちと長くお付き合いしていきたいですよね。
まとめ:自分にとって心地良い在り方に正直になる
ご縁があって出会い、目標を共有して一緒に頑張っていこうという人は「同志」だと私は思っています。
長くお付き合いをしたいのであれば、なおさら自分がどのタイプの人間なのか理解することが大切です。先生タイプになりたい人や、先生タイプが合っているのに、謙遜してしまうことがあります。先生タイプなのに「私は皆さんと同じ立場です」と言うと、行動やあり方がちぐはぐになってしまいます。もしそうならば「私は先生です」と言い、堂々とみんなの前に立つ方が、自分自身もやりやすくなり、生徒さんも距離を取りやすいと思います。その方が長く良好なお付き合いをして行けるでしょう。そして両方ともハッピーになると思うんですね。自分にとって心地良いあり方を正直になって、決めておくことが大切です。
「ファンをつくる」という言葉に目くじらを立てる人は、自分がファンと定義されることに抵抗があるのかもしれません。そうであれば、自分自身がどのような立ち位置で活動したいかを明確にすることをおすすめします。
あなたはいかがでしょうか?