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一貫性は信頼につながる

今回のエピソードは「一貫性は信頼に繋がる」ということをテーマに書きたいと思います。情報発信には一貫性が大切です。英語圏の起業家向けの教材や、ブランディングの教材でもブランディングをする目的の1つは一貫性とよく書かれています。しかし、一貫性とは具体的な言葉で何を指すのでしょうか。わかるようなわからないような、そんなイメージを持っていました。

一貫性の一つはビジュアルブランディング

ビジュアルのブランディングは、わかりやすい一貫性の一つだと思うんですね。

英語圏の起業家の情報発信を見ていると、あの色を見ればこの人だとわかるように、ブランドカラーを決めていることが多いです。たとえ YouTube のサムネイルが遠目で小さくて読めなくても、英語が読めなくても、そして文字が見えなくても、大勢の中からその起業家を見つけることは非常に簡単です。それからインスタのフィードでさまざまなものが流れていく中でも、スクロール中に「あ、この人だ」と手を止めるような感覚ですね。そういう方は、ブログやメルマガのヘッダーも同じ色で統一しています。まさに一貫性ですね。

色を決めることさえできれば、私たちも真似をすることは非常に簡単です。しかし、情報発信において一貫性を保つことは難しいなと感じています。実際、多くの人がこの点で苦労していると思いますし、私も今まであまり出来て来ませんでした。

情報発信の一貫性には2つあると私は思います。1つは、継続することです。もう1つは、媒体を変えないことです。順番にお話します。

情報発信の一貫性その1:情報発信を継続する

まず、発信し続けるということです。情報発信を行う人々は、ブログを書きたい時期やポッドキャストで話したい時期、逆に書けない時期や何を話すべきかわからない時期など、周期的に悩むことがあります。ある人はポッドキャストやめたかと思ったら、半年後に再開することもよくあるんですね。

そうではなくて、やったりやめたりしないことが重要だと私は思っています。たとえばブログ記事の場合、私は通常日本語で約5000文字を書きます。英語ではワード数で計算しますが、日本語では文字数ですね。私はポッドキャストで話したことをブログ記事にしていますが、その際にはクラウドワーカーさんの力を借りています。内容が薄いと感じても、発信することが大切です。本当はストライクな記事をドカンと、または質の高い記事を定期的に出せることが理想的だと思いますが、実際は難しいことですよね。そのため私は週に1回のペースだけは死守するようにしています。

文字数が少なくても魅力的なブログの事例:sixtyandme.com

もし短いブログ記事だった場合でも、それが駄目なわけではありません。私が読者の立場になったときにそう思いました。私は整理が苦手で、一昨年ぐらいから不要な物を断捨離して手放すことを決意しました。だけどなかなかね、気持ちの整理がつかないこともありますよね。
あるとき、私はたまたま英語圏のサイト“ SixtyandMe ”を見つけました。このサイトは中高年の女性、 sixty なのでつまり60代以上の女性がどのように暮らしていくか、どんなコスメを使うべきか、どんな洋服を選ぶべきか、住まいを小さくしていく方法や持ち物を整理する方法、人間関係をどう保っていくかなどについて書かれていて、非常に面白いブログだったんですね。私はひと目でこのサイトが大好きになりました。記事はよくまとめられていて、関連記事には内部リンクが貼られていました。まさに自分のライフスタイルが変化し、体力が減少していく中で、そしてライフスタイルもどんどん変わっていきます。かつて使っていたものが不要になることもあるんですよね。それを手放すことはなかなか難しいことですが、このブログではどのようにして手放していくか、どのようなマインドセットが必要かがたくさん書かれていました。

特に私に一番響いたのは、ものを片付けることや手放すことの一番の敵は感傷であるということでした。感傷、すなわち気持ちの問題だと書かれていて、その通りだと思いました。その内部リンクを巡っていくと、非常に短い記事もあったんですよね。短いからといってつまらないわけではありませんでした。そのときに、なるほど、メッセージが大事なのであって、コンテンツの量はそれほど関係ないのだと実感しました。

私のPodcastは話す時間の長さではなく定期配信を守っている

話を戻して、一貫性という観点から考えてみましょう。ポッドキャストも私は30分ぐらい話すこともありますが、10分ぐらいで終わることもあります。長さや内容の濃さに差はあるかもしれません。しかし配信したりしなかったりすることは避け、一貫性を保つことが大切だと思っています。質の高い、内容の濃い、素晴らしい記事やポッドキャストを毎週コンスタントに配信できれば理想ですが、それよりも止めないこと。やると決めたら定期的に配信して、自分との約束を守ることを最も重視しています。

それゆえ、私のポッドキャストを開いてみたら、今週は内容が薄いと感じることもあるでしょう。ポットキャストではスキルやお仕事の話だけではなく、“中野琴子の喜怒哀楽”というタイトルなので、私が感じたさまざまなことをお話ししています。したがって、人によっては今回のエピソードは面白くないと感じるかもしれませんが、それでも継続して発信し続けることを心がけています。この一貫性を大切にしています。

情報発信の一貫性その2:情報発信の媒体を変えない

もう1つの情報発信の一貫性は、発信する媒体を決めたらコロコロ変えないことです。ブログならブログ、 YouTube なら YouTube 、インスタならインスタと決めて、その媒体でコンテンツを継続的に発信する一貫性が大事だなと思います。実際のところ私はブログとポッドキャストだけを毎週1回発信すると決めています。

旧ツイッター X は、息抜きの場として活用しています。日常的なつぶやきや、生存確認的に、Teachable の仕様が変わった、ConvertKit が止まったなど、何でも書いています。

インスタはあまり投稿していません。基本的に家にいることが多く、家があまりおしゃれでもないので、写真を撮るタイミングがないんですよね。そのためインスタは気が向いたときや、人に見せられるような写真を撮ったときに不定期に使っています。私の情報発信媒体は、ブログとポッドキャストです。

ブログを週1回更新し続けることは、実際にやってみたことがある人ならわかると思いますが、本当に大変です。やめてしまえたらラクだろうな、というのが正直な気持ちです。でも、発信が途絶えるとオンラインビジネスの世界では「あの人はビジネスやめたのかな」と誤解されてしまうんですね。たとえば、この記事のもとになっているポッドキャストを収録してるのは2024年の1月ですが、最新のブログ記事が7年前の2017年1月24日となっていたら「この人はもうリタイアしたのかな?」と見えてしまいませんか?そう見えるのが嫌なので、どうにかして止めないようにしようとしています。

話を戻しましょう。私は数年前から「情報発信をする媒体をコロコロ変えることは避けるべき」と書かれている教材をいくつか読んだことがあります。それは PDF の教材であったり、動画の教材であったり、特に英語圏の教材でそう言われているものがいくつかあったんですね。

初めはあまり重要なこととは感じませんでしたが、昨年からはこの考え方が理解できるようになりました。というのも、昨年、ある短期間のサービスを受けました。そのサービス自体にはとても満足していました。しかし、その人は発信媒体をそのときの気分やバイブスによって頻繁に変える方でした。それが良い悪い、正しいでも間違っているでもないし、あちこち変えるのがその人のスタイルなんだろうと思います。でもそのやり方を見て、私はもうその人のサービスを受けたいとは思わなくなりました。たとえば、今はインスタの気分だからインスタの DM でやり取りをする。でもその気分じゃなくなったらアカウントを削除するといった感じです。

まずここで起こる問題は過去のやり取りがすべて消えてしまうことです。私が送ったメッセージや受け取ったメッセージが全部消えてしまうのです。サービスに満足していたからこそ、後で何回も読み返したいなと思っていたのに、いくら探しても見つからないのです。それを尋ねてみると、アカウントを削除したと言っていました。そのときのがっかり感は凄かったです。せめて前もって連絡してほしかったなぁ。

良いように言えば、軽やかな方なのだと思います。でも、私にとっては軽やかとは思えませんでした。気分によってあれこれ媒体を変えるスタイルが私には不安定な人に見えてしまったんですね。もちろんこれは私の個人的な感じ方であり「不安定」という言葉が妥当かどうかも分かりません。インスタと決めたら、一生インスタをやらなければならないわけではありません。ただし、ビジネスは短期間に仕上がるものではないですよね。少なくとも私はそう思っています。ビジネスの成果を出すには年単位の時間がかかると思っています。その観点から見ると、1年経たないうちにいくつもの媒体をコロコロ変える姿勢は信頼できないと感じてしまったのです。

あなたは自分との約束を守れない人を信頼できますか?

継続することは本当に大変です。ブログならブログ、インスタならインスタ、 YouTube なら YouTube など、それぞれの媒体を続けることは本当に大変です。私はクラウドワーカーさんの力を借りないとできないところもありますが、続けていくことが大事だと思っています。だからこそ、辛くなったら止めてしまう、媒体を変えてしまう人に私は不安だなと感じました。そのような経験をしたからこそ、その人がどうであるかではなく、自分自身が決めた媒体を一定期間続けることを大切に思っています。

あなたはどうでしょうか?たとえば私がブログを辞めてインスタを始め、その半年後にポッドキャストに移り、さらにそれも止めて LINE に切り替え、そしてまたポッドキャストに戻るといった感じです。これを1年も経たない間にしたとしたら、あなたは私を信頼してくれますか。私のサービスを受けても大丈夫だと思ってくれますか。

これは人それぞれだと思います。一部の人にとってはそれで OK だと思うかもしれませんが、私はついて行けないなと思いました。したがって、私は今取り組んでいるブログとポッドキャストの2つを、頑張って進めていこうと思っています。

あなたは情報発信いついてどんな考えを持っていますか。

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