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Step2.顔出しをしないで受講満足度を高めるためのコツ

顔出しをしないで受講満足度を高めるためのコツ

次に、ステップ2です。顔出しをしないで、受講満足度を高めるためのコツをお話します。前回のステップ1で、不快な音の対処法をお伝えしました。今回は、満足度を高めるための5つのポイントをご説明します。

まず1つ目、顔出しをする講師からはどんな情報が伝わっているのか。これを踏まえた上で顔出しをしない講師のアピールポイントはどこなのか、どの点に力を入れるべきかをご紹介します。また、話し方については、主に声のトーンとリズムに焦点を当ててお伝えします。

さらに、何をどう話すか、台本の作成時のポイント、そしてその他のコツについても、お話しします。

顔出しする講師から伝わる情報

顔出しをする講師から伝わる情報についてお話しする前に、メラビアンの法則をご存知ですか。「7-38-55ルール」とも言われる法則で、「7-38-55」というのは、割合なんですね。この法則によれば、顔出しをする講師から伝わる情報は3つあります。それは、視覚情報(Visual)、聴覚情報(Vocal)、そして言語情報(Verbal)です。

視覚情報というのは、見た目、身だしなみ、しぐさ、表情、視線です。これが半分以上、55%を占めています。すごく大きな情報ですよね。そして聴覚情報は、声の質、音の高さや低さ、速さ、大きさ、テンポなど音に関する情報です。これが38%を占めます。最後に、言語情報は話す言葉そのものの意味なんですね。単語の選択と考えていただければ良いです。この要素はたったの7%です。

顔出しをする講師は、これらの情報を全て合わせて伝えることができます。

顔出しをしない講師の勝負どころはたったの45%

では、顔出しをしない講師の勝負どころです。顔を出さない場合、全く姿を見せませんので、視覚情報が使えません。あなたの見た目、身だしなみ、しぐさ、表情、視線が受講生に全く伝わらないわけですよね。ということは、受講生の方に伝える情報として55%の損失になります。これは大きな課題ですね。

ということは、聴覚情報の38%と言語情報の7%だけで勝負をしなければならないということになります。つまり、話し方と何を話すか、この2つが勝負の鍵となります。

話し方で受講生の心をつかむ~声のトーンとリズム~

それでは話し方、声のトーンとリズムについて、5つのポイントをお伝えしていきます。

  1. 自分の話し方を知る
  2. 話すリズム
  3. 声の高さ
  4. 声量
  5. どうすると聞き取りやすくなるかを試してみる

1.自分の話し方を知る

さて、まずは自分の話し方を知りましょう。もしあなたがご自身の話し方を客観的に聞いたことがなければ、ボイスレコーダーやスマートフォンの録音アプリなどを使って、自分の声を録音し、客観的に聞いてみてください。

初めて自分の話し方を録音して聞いたとき、予想外のショックを受けるかもしれません。私も最初の録音でショックを受けました。実は、人に聞かせる話し方を意識したことがなかったので、思っていたよりもぞんざいで、語尾がだらしなかったり、いい加減な相槌を打っていたことに気付きました。これは極端な例かもしれませんが、あなたがどんな話し方をしているかを一度聞いてみてください。

そして聞いてみてどうでしたでしょうか? こんなふうに思われたいなど、あなたが持たれたいイメージと差はあったでしょうか? それともあまりなかったでしょうか?

良い印象を持たれる話し方は、声も大きく関係します。声そのものが印象の良し悪しを決める部分がありますが、私たちはアナウンサーになるわけではありません。私たちの目的はオンラインコースを通して、自分の知識や体験を人にお伝えすることですよね。

ですから、完璧さを求める必要はありません。つまり、こちらが伝えたいことをそのまま理解していただくために、理解を妨げない、つまり思考のノイズにならないようにするだけでかまいません。

例えば、受講中にキータッチがパーンパーンと音を立てたり、一定期間ごとに紙をめくる音がガサガサと聞こえると、それが気になって、集中できないですよね。講義の内容に集中しようとしているのに、余計なノイズが入る、あるいは講師の話し方にクセがあり、それを修正していないがために、生理的に聞くのが無理とならなければ、そこで合格点になります。

2.話すリズム

次に、話すリズムです。話すテンポといってもいいかもしれません。あなたの話し方は早口でしたか? それともゆっくりめだったでしょうか?

これは、あなたのオンラインコースを受講する方に合わせて、話し方や話すリズムを変えていただければ良いです。私が特に注意するのは、初心者さん向けのコースです。初めて学ぶ方々に対しては、できるだけゆっくり話し、何度か繰り返すようにしています。

初めて聞く単語は、頭の中にないものですから、聞き取りにくいことがあります。聴覚としては入っても、脳内での処理がなかなかスムーズにいかないことがあるからです。

受講生にとって最初は難しくても、繰り返して話すことで、2回目や3回目でわかることがあります。私よりもさらに丁寧に講義をされているUdemyの講師もいらっしゃって、私はまだ改善が必要だと感じました。

受講生のレベルに合わせると書きましたが、年齢も考慮すべき要素かもしれません。例えば、小学生向けのコースやご高齢の方向けのコース、もしくは20〜30代の方々のコースなど、対象となる受講生によって話し方やテンポ、リズムは変わってくるはずです。

もしあなたがテスト録音した内容が、何を話しているか聞き取りにくいと感じた場合、それを意識して改善していってください。何度でも繰り返しお伝えしたいのですが、声も話し方も意識するだけで、大幅に改善します。ぜひ信じて取り組んでみてください。

3.声の高さ

次に声の高さです。もともと声が甲高い人以外は、録音してみると「こんなに低い声で話してたの?」と思う人がほとんどのはずです。ここでは、簡単な練習をしてみましょう。

「ドレミ」の「ド」の音を出してみてください.。これには絶対音感は必要ありません。「ドー♪」と、あなたが思う「ド」の音を出すだけで良いです。その音を基準にして、「ドレミファソ〜」と「ソ」まで声を上げていきます。

この「ソ」の音で話してみることが、明るく聞こえる声の基準と言われています。ですから個人差があるんですね。私の「ソ」とあなたの「ソ」は違うでしょうし、男性と女性の「ソ」も違うと思います。あなた自身の少し高めの声で話すと、明るい印象を与える効果があります。逆に自分の声が思ったより甲高いなと感じた方は、少し低めの声で話してみるトレーニングをしましょう。

しばらくその声の出し方で練習をしたら、再度録音して聞いてみましょう。とても変わっているはずです。

4.声量

声量です。声が大きい人は非常に快活だと受け取られることもありますが、場合によっては粗雑さも感じられます。一方、声が小さい人は神経質という受け取り方をされたり、繊細なイメージを与えがちです。

自分の声の大きさが普段どのように聞こえるのか、ご家族や親しいお友達、同僚に聞いてみてください。おそらく、自覚しているものと違う答えが返ってきます。私の友人は音楽大学に進んで声楽を学んだ経験があります。彼女は元々すごく声の通る女性で、内緒話はできないことを本人もわかっていました。しかし、ある日、彼女の下校してくるときの声が、家の外から聞こえていると、父親に言われました。彼女は自分ではまったくそんなつもりはなかったし、言われて驚いたと言っていました。それくらい自分の感じ方と他人の感じ方とは違うことがあります。

5.どうすると聞き取りやすくなるかを試してみよう

さて、ここまでの提案を踏まえて、どうしたら聞き取りやすくなるか、それを実際に試してみてください。どのくらいの声量だったらいいのか、普段話している声よりも大きめの方がいいのか、小さくした方がいいのか、それともそのままでいいのかを考えてみましょう。

声のトーンの声についても、もう少し明るめにした方がいいのか、落ち着いたトーンにした方がいいのか。そしてどんなリズムで話すといいか。軽妙な方がいいのか、もう少し重めにした方が重厚感が出るのか。明るいのか暗いのか。このあたりは個人の好みになってきますが、自分が聞き取りやすいと感じるスタイルを目指すことが大切です。非常に主観的ではありますが、ご自身ができる範囲で試してみてください。その理由は後でお話します。

まとめ

この章では、話し方、声のトーンとリズムについて説明してきました。まず、自分の話し方を知る、話すリズム、声の高さ、声量、そして最後にどうすると聞き取りやすくなるかという、5つのポイントをお伝えしました。

何をどう話す?台本を作るときのポイント

さあ、次に言語の部分ですね。何をどのように話すか、特に台本を作成する方にとってのポイントです。5つあります。

  • 簡潔に話す
  • 話のポイントを整理して話す
  • 主語と述語の距離は近くする
  • 敬語を正しく使う
  • わかりやすい言葉を使う

では順にお伝えしていきます。まず、簡潔に話すのは文字通りなのですが、できるだけ短い文にすること、そして、言い切ることが重要です。オンラインコースは、誰が説明しても同じ内容の場合もありますし、もっと概念的なものとか抽象的な内容の場合もあります。人によって考えは違います。

特に抽象度の高いことに関しては、私はこう考えるというのが主軸になることがあり、「〜だと思います」や「〜を感じます」「〜と考えます」などの文末になりがちです。

ですが、オンラインコースとしては、非常に聞きづらいし伝わりづらいので、言い切る覚悟が必要です。「〜と思います」ではなく、「〜です」ということですね。特に短い文にしないと、話し言葉はなかなか理解されにくいのです。

〜ですが、〜なので、〜だから、〜しましたのように日本語は長くなるのが特長ですが、できるだけ短い文にしていきましょう。

また、話のポイントを整理して話すことも重要です。最初に要点や結論を言うと効果的です。最後に結論を持ってくるのも日本語の癖ですが、結論がわかるのが最後になってしまうと、その前の説明が入りにくく、理解できないです。そのため、私もこのコースの最初に結論をお伝えしましたよね。

覚えていてくださっていますか。不快なところをなくしたら、あとはあなたの個性のままで大丈夫です。3つのステップでお話していきます。とお伝えして始まりました。それ自体は覚えてないかもしれませんが、その時点で、「そうなんだな」という学習の構えを作ってコースに入っていただくと、非常に理解しやすくなります。

そして、主語と述語の距離をできるだけ近くしてください。日本語では述語が文章の最後にくる構造になっています。英語のように主語があって述語があって、その後その形容詞とかがついてくる構造にはなっていないですよね。

主語が最初にあって、形容詞やその他の要素があって述語が来る。主語を最初に言ってしまうと述語との距離が長くなり、誰が何のことを話しているのか分かりにくくなることがあります。

ですから、台本を作る際には、できるだけ主語と述語を近づけてください。

それから敬語を正しく使いましょう。実際に対面していれば、言葉だけで勝負をしなくても、あなたを正当に評価していただきやすいです。ここで問題にしている言葉というのは、メラビアンの法則の7%にあたる。VERBALな部分です。言葉、単語の選択ですね。

顔出しをしていると、本当にあなたに敬意を払っているかどうかというのは、身だしなみや仕草、表情などの視覚情報を通じて伝えることができます。

しかし、顔出しをしない場合、声と言葉だけであなたの知識や人格を評価・判断されてしまいます。そのため、敬語の使い方を間違えると、講師としてのイメージをダウンしかねないのです。

最後は、わかりやすい言葉を使うことです。業界用語や専門用語をどれだけ使わずに話せるかということを意識してみてください。業界用語や専門用語を必要に応じて使うことは構わないのですが、いたずらに難しくしないことですね。そこを意識してください。ただ、これは少し語弊があるので、あなたが教える受講生さんのレベルに合わせた使い方をしてください。

何をどう話すか、台本を作るときのポイントを5つお伝えしました。

それは、簡潔に話す、話のポイントを整理して話す、主語と述語の距離を近くする、敬語を正しく使う、ターゲットにわかりやすい言葉を使うことです。

受講生の満足度を高めるその他のコツ

受講生の満足度を高めるその他のコツです。受講生の満足度を高めるための、小さなコツが2つあります。

1つ目は、声と話し方です。基本的には、明るくソフトに穏やかに、落ち着いてゆっくり話すことが、受け入れやすい話し方とされています。

2つ目は、スライドを使う場合の補足としてのコツですが、スライドデザインの印象も大切です。特に、顔出しをしない場合、スライドが視覚情報として伝わります。私は意図的にこのようなスライドにしており、私のペルソナにはこれがささるはずと考えています。

ですので、できるだけデザインのクオリティを高め、素人っぽさを少なくすることが、あなたの講師としてのレベルと受講生の満足度を高めるコツの1つです。

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