オンラインコースが売れない、辛いですよね。そういう時に見落としがちな序盤の成功体験という話をしたいと思います。私はオンライン学習プラットフォームで講師をしたり、自分のオンラインスクールでオンラインコースの作り方、販売の仕方をお教えしたりしています。コースが売れないというのは非常に辛いことです。
コースが売れない・見られなくなる本当の理由
オンラインコースが途中で見られなくなる、要は第1章の第1レクチャーで止まってしまって見られなくなるとか、満足度が上がらない、口コミが増えないというのは、内容の質の問題ではないことがほとんどです。それはコースの設計の時に、序盤の受講生の成功体験を作っていないか、非常に弱いのが理由であることが多いんですね。
コースを受講していただいた、それなのに続かない、そもそも売れないっていうのは、コースの設計の際に最初の説明が長いとか、例えば、これは今デモクリエイターというツールで収録しているんですけれども、デモクリエイターの使い方講座というのを私が作ったとします。もうさっさとデモクリエイターの使い方を学びたいから買ってるのに、「まず、デモクリエイターとは」と、背景・理論・前提をいっぱい冒頭で喋っちゃうんですね。どうしても私もやりがちです。それだと受講生は「もういいわ」となってしまいます。
他には、「まず動画編集について理解してください」から始まってしまうと、作り手としては親切でやっているつもりなんだけれども、受講生は受講していっても何も成功体験をしていない状態が続きます。結局「そんなことはいいからさっさと本題に入ってください、私のために」ということになるんですね。
序盤の成功体験がコース完走の鍵を握る
どうしてコース序盤の成功体験が重要かというと、受講生がオンラインコースを学び続けるためなんです。この「コースの進捗が出る」という言い方をしますが、コースを受講して最後まで完走する、受講が全部完了するかどうかは、受講生のやる気の問題ではないんです。
そうではなくて、「できた」「進んだ」「分かった気がする」という、小さくていいんですけれども、その成功体験が早い段階にあるかどうかで決まります。逆にその成果を得られる部分がコースの後半にしか設計されていないコースは離脱されやすく、戻ってきてもらえないのです。辛いですよね。辛いけどそういうことになってしまいます。
弱いコース設計と強いコース設計の違い
具体例で見てみましょう。はい、弱いコースの設計。これまた変なディスプレイになっていますけれども、序盤のレッスンの構成が「考え方の説明」とか「全体像の説明」「専門用語の定義」。どれも大事なんですけれども、これを序盤に持ってくると退屈です。進みません。
そうではなくて序盤に1つでもいいので「今日はこれを書いてください」とか「これを1つ選んでください、選択肢の中から選んでください」とか「このテンプレートを埋めてください」という本当に軽くていいので、受講生が成功するような体験を序盤に持ってくるというのが強いコースになります。
だから「まずは理論を理解しましょう」、真っ当なんだけど、それよりも「5分で今の自分の状態を言語化してみてください」としてみてください。そうすると、それはどんな状態であれ、その課題をクリアできたという成功体験を持つことができます。成功体験を持てた受講生は、その次を学びたくなります。結果、どんどんコースが進捗していくということになるんですね。
このようにポイントは正解ではなくて、受講生が前に進んだ感覚です。このよく分かりづらいイラストなんですけど、上にちゃんと進んでいっているなという感覚を持てそうかどうか。それがなかったら、もうセールスレターでコースの内容を見ただけで「あれ?私はこれを買う理由がないわ」となってしまいます。
コース序盤の設計を見直すためのワーク
ここであなた自身のためにやって欲しいことがあります。今のあなたのオンラインコースで最初の30分、あるいは最初のモジュール、セクションという大きな(枠)の中で、受講生ができるようになることを1つ書き出してみてください。
それは何かが完成することでもいいし、判断ができるようになること、整理できること、どれか1つで構わないので、コース序盤の設計を変えてみてください。
そうするとこのコースが売れやすくもなるし、買った受講生が途中で止まらずにどんどんコースを進捗していく。そしてコース完走できるようになるというふうに変化します。是非やってみてください。