オンライン講座のタイトルとサブタイトルを決めたらオンライン講座の概要を決めます。
オンライン講座のボリュームは、無料コースか、低価格のミニコースか、カバーした範囲の広い高額のコースかによって異なります。しかし概要を作成するプロセスは同じです。私は無料コースも高額のコースも同じ手順で行なっています。
- オンライン講座の概要を作る手順
- 「レクチャー数はいくつ必要ですか?」
- オンライン講座の見出しにどんな名前をつけるか?
- オンライン講座の大見出しの名前の付け方
- オンライン講座のアウトラインを作成する
- まとめ:オンライン講座のレクチャー数はあくまでも目安です
Table of Contents
オンライン講座の概要を作る手順
まずベースラインを決めましょう。
ここまでの手順でターゲットの悩みとスキルレベルを明確にしました。オンライン講座で解決策を提示する場合、スキルレベルをもう少し明確にします。具体的にはベースラインを決めておく必要があります。初心者とひと言にいっても実は様々だからです。
例えば「WordPressの初心者」がターゲットの場合、どれくらいの初心者度合いなのかを決めなくてはいけません。いわゆるネットリテラシーがどれくらい以上ある人を対象にするのか。私がUdemyで出したオンライン講座ではGmailを取得したことがない人をベースラインとしました。するとGmailの取得のしかたから説明する必要があります。
つまりベースラインとは「受講生が最低限これ以上の知識・経験を持っている」という前提です。着付けであれば、着付けに必要な道具や下着一式は知っている / 知らないということを決める必要があります。そうでないとオンライン講座で「どこから教えなければいけないか」を決められません。
オンライン講座の終わりまでに受講生に何を達成してほしいかを決め、受講生が悩んでいる現時点(A)から達成地点(B)に到達するために必要な手順を明確にし、各手順をオンライン講座のレクチャーにします。そう、たったこれだけ! あとで詳しく説明します。
「レクチャー数はいくつ必要ですか?」
一つのオンライン講座にどれだけのレクチャー数が必要か?もよく聞かれる質問です。
ミニコースの場合は3~5セクション、または合計で12レクチャーくらいまでが目安です。
ミニコースが受講生が「早く簡単に成果を得る」ことを目的として作るので、簡単に消化できることが重要です。フルコースの場合は7~10セクションで各セクションには3~7レクチャーが含まれているイメージが妥当です。
10セクション以上のオンライン講座もありますが(まさにこのオンライン講座がそうですね!)、受講生が圧倒されてしまいます。また、セクションの多さを見て受講を開始しないことも起こり得ますので注意してください。
オンライン講座の見出しにどんな名前をつけるか?
書籍でいう大見出しと小見出しを作っていくように、セクションとレクチャーを構成していきます。
大見出しの名前はUdemyではセクションですが、英語圏のオンライン講座ではモジュール、ユニット、チャプター、ステップなどが用いられます。
小見出しの名前はレクチャーやレッスンが用いられることが多いです。
このオンライン講座ではUdemyに従って大見出しはセクション、小見出しはレクチャーで説明していきます。
オンライン講座の大見出しの名前の付け方
大見出しのタイトルは明確で、メリットや目的、受講内容を伝える必要があります。「~~を~~する」という形でトピックを表現します。
例えば「WordPressをインストールする」「プラグインを導入する」という感じ。「~~する方法」や「~~するポイント」などもいいでしょう。
オンライン講座のアウトラインを作成する
いきなり文章を書かないで、ゴールからの逆算をすることが重要です。どんな悩み(ペインポイント)を解決するかを決めて、DynalistなどのアウトライナーやGoogleドキュメントで大見出し(セクション)とその下位項目である小見出し(レクチャー)を作ると、講座内容をスムーズに作成できます。
セクションとレクチャーのアウトラインを作ってから講義内容を書いていきます。
まとめ:オンライン講座のレクチャー数はあくまでも目安です
このレクチャーではレクチャー数やタイトルの付け方についてお伝えしました。同じ時間数のオンライン講座でも、1つのレクチャーの長さが長ければ少ないレクチャー数になるし、レクチャーを細かく刻んで構成すればレクチャー数が多くなります。あくまでも目安を示しただけにすぎないので、あまり気にしないでください。
それよりもセクションとレクチャーのタイトルを作っていきましょう。このアウトラインが完成すればオンライン講座作りは山場を越えたようなものです。がんばって!