今月は、ブラックフライデーセールがあるので、Udemy月間ということでUdemyの話をしています。
今日は「Udemyに出したいコースと同じ内容がYouTubeに出ている!」ということについて取り上げます。
Podcastでもご相談いただく内容をピックアップしているのですが、このご質問が本当に多いです。「Udemyに出したいコースと同じ内容が、YouTubeに出ています。どうしたらいいですか?」というもの。
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気になるのは無料?有料?というところ
あなたが心配なのは、YouTubeだったら無料で見られるのと同じ内容をUdemyでお金を払ってもらっていいのだろうか?ところだと思います。
まずお伝えしたいのはそれは問題ないですということなんですね。
なんで問題がないかというと、いくつか理由があります。
YouTubeでノウハウを知りたい人とUdemyで学びたい人は属性が違う
YouTubeに集まる人、YouTubeでノウハウを知りたい人とUdemyでノウハウを知りたい人は、属性が違います。
全部が全部そうっていうわけじゃないですけれども、原則的にYouTubeは「まずちょっと当たってみる」みたいな感じで使いませんか。検索エンジンとして使ってみるっていうところがありますよね.。無料で良い情報があれば助かるな、というのがそこに付いてきます。
だから、原則的にYouTubeは無料情報を探す人が集まるわけです。
Udemyは無料コースもありますけれども、お金を払って学びたい人がわざわざ来る場所なんですね。
何かお願いしたいものがあったら、ココナラに行くとかランサーズに行く、クラウドワークスに行く。それで、代わりにやってくれる人や相談に乗ってくれる人を探すのと同じで、Udemyもマーケットプレイスなので、お金払ってでも学びたい人が集まるという違いがあります。
UdemyはQ&Aで講師に質問することができる
それからUdemyは有料コースに限り、Q&Aというシステムがあって講師に質問することができます。
もちろんYouTubeでもコメント欄で質問され、質問して、そのチャンネルの運営者が回答してくれる場合もあるけれどもYouTubeでは強制じゃないんですよね。質問してもいいねだけ押されて終わりということもあります。それは答えようのない質問が来ることもあるからという理由もあります。私もYouTubeでは回答に困ることがあるとハードだけを押して終わらせます。なので必ずしもその質問に答えてもらえるわけじゃないというところがYouTubeとUdemyの違いだと思います。
私は昨日も今日も英語圏のオンラインコースを買ったし無料のチャレンジにも参加したし、というふうにちょっとオタクなところがあるんですけれども。
だから同じハウツーを伝えるとしても、講師の個性が絶対に出ます。
全く同じオンラインコースになるってあり得ないんですよね。
AさんとBさんに同じアウトラインでコースを作ってもらったとします。画面構成もスライドデザインも使う色も話し方も説明方法も全部が一緒になることはまずあり得ません。
百歩譲ってそうなったとしても、それでもなお講師の個性って出るんですよね。
これはいくつものオンラインコースを受講していくとものすごくよくわかると思います。
これがイメージできない人は受講数が足りていない人です。受講している数が圧倒的に少なく、経験数が少ないんです。だから作るイメージがちょっとわきづらい、だから自分にできるだろうか?と心配になるのだと思います。
「同じ内容がYouTubeに無料で出ていた!Udemyで買って損した!」と思う人はそもそも実践しない人
そしてここがたぶん気持ちの上で一番引っかかるところだろうなと思うんですけど、Udemyであなたのコースを買ってくれた人が、買った後で同じ内容がYouTubeに無料で出ていた。そうなったときに「Udemyで買って損しました!」って言われるんじゃないか?って思いませんか。
あなたのその気持ちはわからなくはないんですね。
わからなくはないんだけれども、そう思う人、つまり買って損したって思う人は、買ってもやらない人なんですよ。だから気にする必要はないです。
なんだろう、買って損したって思う人はね、その動画コンテンツを所有しておきたいだけなんですね。ここ、伝わりますか?
所有しておくためにUdemyでお金を払った。一方でYouTubeでは情報を所有するのにお金を払わなくて済みますよね。再生リストに入れておくとか。
その違いについて「損した」と考える人なので、結局あなたのコースを買ってもやらない人なんですよ。だから気にする必要はないです。そういう人はコースを買っても実践しないので、あなたのコースに責任があるわけではないということ。
だからYouTubeで無料で情報が出ているからという理由でコースを出してもいいかどうかを悩む必要はないということです。
Udemyでは豊富なマテリアルを提供できる
それから最近見ていて思うのは、Udemyの方がマテリアルを提供しやすいんですね。
YouTubeでも、例えばワークシートを概要欄からダウンロードできますというふうに提供している人もいらっしゃるんですけれども、Udemyの場合、例えばテキストコンテンツもコース自体の中に入れることができるし、PDFとか、いろんなワークシート、それからGoogleドキュメントのリンク、スプレッドシートのリンクとかいろんなものを提供することができます。
コースの中にテキストやクイズ、ソースコードを入れることもできます。
なので、YouTubeとはまた違う構成で、豊富なマテリアルを提供することができるというところがあります。だからそこでお金をチャージする意味があるよねっていうふうにも思います。
Udemyではコースが非公開になっても購入者は保護される
私が最近強く強く思うのは、UdemyではYouTubeと違って購入者が保護されるメリットがあるんですね。
どういうことかというと、YouTubeですごく好きな動画があっても、ある日突然消えることってないですか。ありますよね。
それは著作権の問題で物言いがついて消された場合もあれば、チャンネルの運営者の意向で非公開や限定公開に切り替えたのかもしれない。
Udemyでも実はコースをアーカイブする機能があります。例えば私の場合、もうこのコースはあんまり売れないなとか、ちょっとスベったなというコースがあるんですね。そういったコースをアーカイブ、つまり非公開にするという機能があって、講師自身がある段階でそのコースの販売をしなくなるということがあります。
ですが、UdemyはYouTubeと違って、お金を払った受講生の方はずっとライフタイムでアクセスできるんですね。そのコースが非公開になったとしても、買っておけばずっとアクセスすることができます。
私は2016年ぐらいのUdemyの公式の講師向けのコースを押さえておいたのでそれが非公開になった今も視聴することができます。でも、それを見てほしい今の私のお客さんには見てもらうことができないんです。そんなふうに、Udemyではお金を払った人がきちんと保護されます。
また、講師自身がアーカイブしたり非公開にするのとは別に、メンテナンスプログラムというのがUdemyで導入されました。一定の条件をクリアしていないコースは、Udemyのシステムとして非公開にしますというプログラムです。
最近すごく残念だったのは、あんまり受講生が多くないんだけれども、すごく丁寧に作られていて「これはすごいおすすめのコース!」というのがいくつかありました。でももう非公開になってしまったんです。
メンテナンスプログラムに引っかかっても、それを回避する方法もあるんですね。高速で改善して申し立てをして、そのコースを売り続けるという選択肢もあります。一方で、そのまま非公開にされることを受け入れる選択肢もあります。
私も最近、あるコースがメンテナンスプログラムの対象になりますよという通知が来て、私もそれは非公開にしようと思っていたコースなので先に非公開にしました。
私がすごく残念だったのは、手工芸関連の日本のコースなんですけど日本語で手工芸のコースを出したい講師向けの動画収録のやり方を丁寧に教えてくれたコースがあったんですね。多分去年ぐらいまではあったと思うんです。だからUdemy Fasttrackのお客さんで、特にクラフト系の方にはそのコースをご紹介していました。
撮影をどうやってセッティングするか、カメラをどうセッティングすると動画講座が収録できるのかはこのコース見たらわかりますよっていうふうにご紹介できたんだけれども、今年、紹介しようと思ったら、検索しても出てこなくなってしまったです。
私は購入済みなので、私自身は見ることができるんだけれども、私のお客さんにそのコースをご紹介することができない。ものすごく痛い損失だなと思いました。
なので、このコースを買いたいな、気になるなと思っているコースはもうできるだけ早く、気になった時点で買っておく。ちょっと話がずれますけど、買っておくっていうことがおすすめです。そうでないと講師自身が非公開にする場合もあるし、Udemyのメンテナンスプログラムの対象になって非公開になる場合もあって、そうなるともう永遠に見ることができないからです。だから気になるコースは買っておくことをおすすめします。
話を戻しますね。そういうふうにメンテナンスプログラムの対象になったり、講師が非公開にしても、購入した人が保護される。ずっと。あなたがUdemyのアカウントを削除しない限りはそれまで買ったコースに一生アクセスすることができるというのがYouTubeとの大きな違いです。
いいですか、YouTubeの動画はある日突然なくなることがあります。本当に残念なんですけれども、そういうリスクがあります。
YouTubeの動画ですごく長時間の、凝った丁寧なハウツー動画がたくさん出ているのも知っています。だけどYouTubeにあるからUdemyで出してはいけないとか出しづらいと考える必要はないです。これまでお話ししたように根本的に違う点がいくつもあるからです。
YouTubeで出ている内容で再生回数が多いなら需要はあるということ、ぜひUdemyでも出そう
YouTubeには一つ良い使い方があります。YouTubeで出ている内容で、再生回数が多いのであれば、かなり需要があるということです。だから、ぜひそういうジャンルとかそういう切り口やコースがあったら、あなたがUdemyで出すと当たる確率が高いという目安になります。
ということで、「Udemyで出したいコースと同じ内容がYouTubeに無料で出ているのに私はUdemyで有料で出していいんだろうか?」については、出していいです!ぜひ出しましょうというのが私の回答です。
Udemyで同じジャンルのコースを片っ端から買って受講してみよう
さあ、まずUdemyアカウントを作って、講師登録をしてアウトラインを作って、動画収録に取り組んでみてください。Udemyで年間最大のセール、ブラックフライデーセールでは、ふだんセール対象にならないコースもセール価格になることがあります。販売されているうちに、ぜひ気になるコースは買っておいてください。