【実録】個人でAudible出版に挑戦中!~技術的な沼と「音」の奥深さ~

目次

今日は、最近私が裏側でコツコツと進めている「Audible(オーディブル)出版」への挑戦についてお話ししたいと思います。

音声配信やUdemyの講師として活動する中で、自分のコンテンツを「耳で聴く本」として届けたい。そんな思いから始まったこのプロジェクトですが、実際にやってみると、想像以上に奥深い「音の世界」が待っていました。

1. 日本のAmazonではAudibleが出せない!?

まず最初にぶつかった壁が、登録の仕組みです。

いろいろと調べていくうちに「Amazonにメールをすれば登録方法を案内してくれる」という情報を目にし、さっそく今年の1月に問い合わせてみました。

すると、なんと2秒で「無理です」という自動返信が……(笑)。

実は2023年2月以降、日本のAmazonでは個人による新規のAudibleアカウント作成ができなくなっているようなんです。一般的には、ナレーターが在籍する制作会社などを通して出版するのが主流ですが、私はどうしても「自分で作る」というプロセスにこだわりたかった。

そこで、ネット上の先人たちの知恵を借り、個人でも出版できる「別のルート」を見つけ出し、ようやく一歩を踏み出すことができました。

2. 編集という「底なし沼」へ

音声ファイルを準備するにあたって、避けて通れないのが編集作業です。

Audibleには、ファイル形式(MP3)、ビットレート、サンプリング周波数など、非常に細かい技術的な制約があります。

無料の音声編集ツール「Audacity」を使いながら、デフォルトの設定でいいのか、それとももっと数値を詰めるべきなのか……。気づけば「16bitと32bitの違い」について海外のサウンドエンジニアの解説動画を読み漁るほど、音の沼にどっぷりと浸かっていました。

3. プロの音に衝撃を受ける:安住紳一郎さんのラジオ番組

自分の音声を編集しながら、改めて「プロの音」を聴き直してみようと思い、AudibleやSpotifyでいくつか作品を聴いてみました。

その中でも衝撃を受けたのが、TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』です。


オープニングから番組名のコールに至るまでの、音の広がりや厚みが、これまで聴いてきた音声コンテンツとは全く別物でした。ぜひヘッドフォンを使って聴いてみてください。
>>> TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』

「耳」という感覚は、私たちが思っている以上に繊細です。デジタルコンテンツには、動画、音声、テキスト、画像というコンテンツ形式がありますが、音声コンテンツが最も繊細だと思うのです。

私自身、合唱をやっていた影響で、話し始める前に大きく息を吸ってしまう癖があります。この「吸気音(ブレス)」が、聴く人によっては生理的に気になってしまうこともある。そういった細かなノイズをどう処理し、心地よい体験を届けるか。音の世界の深さを痛感しました。

4. Audible出版のロードマップ

これからAudible出版を目指す方に、現時点で私が感じている「戦略的な流れ」をお伝えします。

  1. Udemyで動画講座を作る
  2. それを元にKindle本(電子書籍)を出版する
  3. Kindle本のURLを紐づけてAudibleを出す

Audible出版の申請には、Amazon上のKindle本のURLが必要になります。つまり、Audibleを出すならKindleもセット。そしてKindleを書くのが大変なら、まずは動画講座から形にするのが、実は一番の近道かもしれません。

5. 次なるステップは「カバーアート」

現在、ようやく最初の音声ファイルが完成し、審査に向けた準備が整いつつあります。次に必要なのは、Audible専用の「正方形のカバーアート(表紙)」です。Kindleの表紙とは縦横比が異なるため、新しく作り直す必要があります。

慣れない作業の連続ですが、新しいことに挑戦するのはやっぱり楽しいものです。Audible出版の進捗については、またこのブログやポッドキャストでお伝えしていきますので、ぜひ注目していてくださいね。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう!