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この記事では、私がオンラインコースを販売するのに必要なものを選択するときに決めている2つのポイントをお伝えします。
高額商品やセッションを自分で販売するしくみに必要なのは、セールスレター・決済・納品・メール送信機能です。これを網羅するのがオンラインスクールシステムです。TeachableやKajabiなら、これらを一括で管理することができます。
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オールインワンツールの弱み
ただ、TeachableやKajabiのようなオールインワンツールには弱みもあります。
オールインワン、つまり、何でもできるようになっている。何でもできる反面、専門性が弱いのです。
例えばKajabiはメール機能に不満を持つユーザーの声をよく聞きます。私が入っている英語圏の女性起業家やオンラインマーケティングのFacebookグループにはKajabiを使っている人が多いのですが、定期的に「Kajabiのメール機能が不満!全然使いものにならない!みんな何を使ってメール配信してるの?」というコメントが投稿されて、その度にワーッと盛り上がります。複数のFacebookグループで同じ話題が定期的に出ています。
Kajabiだけでなく、Teachableも「スクールに関する連絡事項をメールで送信する」程度のメール機能しかありません。メールシーケンス(ステップメール)を送ることすらできません。たぶんKajabiよりもTeachableの方がメールに関する機能は少ないでしょう。Teachableはオンラインスクールシステムであり、メールマーケティングの機能はないからです。
どんなオールインワンツールを使うにせよ、マーケティングを含めて本格的にオンラインコースビジネスをやりたいなら、オールインワンツールだけでなく、他の専用ツールを組み合わせて使うことが必要です。
オンラインコースを販売するのに必要なツールの選び方
じゃあ、オンラインコースを販売するのに、ツールをどんな基準で選べばいいか? 私は二つの基準を持っています。
一つはロールモデルと同じツールを使うということ、もう一つは簡単に連携できるツールを使うことです。
ロールモデルと同じツールを選ぶ
一つめの基準は、ロールモデルと同じツールを選ぶということです。
ロールモデルとは、あなたが「こんなふうになりたいな」「この人みたいなビジネスモデルをやりたいな」と思う人です。
あなたにはロールモデルがいますか?
私は、日本では石崎力也さん、英語圏ではKayla Butler、Jenna Kutcher、Mariah Coz、Elise Darma、その他何人かの女性起業家をロールモデルとしています。
ツールを選ぶときには特に、感情的な憧れよりも、ビジネスモデルを真似したい人をロールモデルとして考えるのがいいです。
私は、彼女たちがどんなセールスをするのか、そのときどのツールを使っているかをすべてチェックします。ブラウザのソースコードを見れば何を使っているかがほとんどわかります。ブログのWordPressテーマは何で、メルマガはどのシステムを使って配信しているか、スクールはどのシステムを使っているか、セールスページは何を使っているか、カウントダウンタイマーは?などを、もれなく確認します。
マーケティングファネルを組むことを念頭に置く
そう、セールスの仕方やセールスファネルの組み方を真似したいなら、同じツールを使う必要がありますよね。
だから、単に「このツールがすごく魅力的だから」という理由ではツールを選ばないようにしています。
例えば石崎さんは主にMailChimpを使われていて、私も最初はトライしました。でも難しすぎて挫折し、ConvertKitに乗り換えました。私がロールモデルとしている英語圏の女性起業家はほとんどConvertKitでメールマーケティングをしているのでよしとしています。
セールスファネルが一番魅力的だと私が思っているElise Darmaはリソースページで自分の使っているものを紹介しています。私も彼女とほとんど同じものを使っています。
連携が簡単なツールを選ぶ
次に、私は簡単に連携できるツールを選ぶことを重視しています。
優れたツールはたくさんあります。ですが、それらを連携させるのにあまり苦労したくありません。
面倒だし、間違えやすくなるから。
アフィリエイター時代に、やっていた苦労をするのはもうたくさん!WordPressブログとメルマガ配信スタンドのアスメル、ペライチ、STORESやCyfonsで決済を受けて、購入者通信はアスメルに紐付ける流れを作り、締め切りは短縮URLツールで… これをセールスのたびにやるのはキツいです。
何より、もうライブセールスをやっていません。24時間365日完全な自動化で売る、エバーグリーンファネルを作っています。このセールスファネルを作るのに、連携しやすいツールとそうでないツールがあります。英語圏のツールは、APIという文字列を入れるとお互いに簡単に連携できるようになっているものがあります。
日本で例えると、Cyfonsに登録した人を同時にアスメルやオートビズに同時に登録される、何ならアスメルから自動でステップメールまで流れ始める、みたいな設定ができて、ものすごくラクなんです!
あります、と書いたように、どのツールどうしでもできるわけではないんです。
「いや中野さん、Zapierがあるよ!」と言われそうですね。その通り。ツールどうしを直接連携できなくても、Zapierという仲介屋さんを挟めば大抵のものは連携できます。でも、Zapierを設定する分、組み立てるときに一手間増えるんですよね。だからこそあらかじめAPI連携が用意されているツールどうしを選びたいのです。
余談ですが、Mariah CozはよくLeadpagesを使います。
Jenna KutcherはConvertKitの他にFlodesk を使っていてコミュニティでも強く勧めています。私も使ってみたいなー!と興味があります。でも、マーケティングファネルを組んでいくときにうまく連携できないなどがあるので、自動化したいなら、単なる興味だけで選択しないのが重要だと思います。
まとめ
TeachableやKajabiのようなオールインワンツールには弱みがあるため、他の専門的なツールと組み合わせるのがおすすめです。
オンラインコースを販売するためのツールを選ぶ基準は、ロールモデルと同じツールを使うということ、もう一つは簡単に連携できるツールを使うことです。特にエバーグリーンといって完全自動化のしくみを作りたいなら、相性の良いツールを選択していくのがビジネスをラクにするポイントです。
あなたのロールモデルはどのツールを使っていますか?