思い込みを捨てたら世界が変わった?YouTube初心者が必ず直面する壁

Professional youtuber and vlogger recording a video at home

目次

今日は、私が今取り組んでいる「苦手なもの」についてお話ししたいと思います。その苦手なものとは、YouTubeです。

YouTubeを始めた理由

YouTubeは巨大な検索エンジンと言われており、関連動画などを通じて、初めての方に認知してもらえる可能性があります。そこで、2024年の6月末から、きちんとYouTubeに取り組もうと決意し、11月から動画を公開し始めました。

しかし、実際にやってみると、これがなかなか難しい。まず、画角一つ決めるのにも何ヶ月もかかりました。それも、自分の家の中で撮影するのは無理だと思い込んでいたからです。

「レンタルスペース必須」自宅撮影できないとの思い込み

「こんな環境では、ポッドキャストやオンラインコースのような、ビジュアルが不要なコンテンツは撮影できても、YouTubeの撮影は無理。撮影するなら、レンタルスペースやAirbnbを借りて、まとめ撮りするしかない」。本当にそう思い込んでいました。

しかし、この思い込みを打ち破ってくれたのが、私のブランディングを担当してくれているデザイナーの髙田美保子さんです。

彼女とのやりとりの中で、なぜそこまで自宅での撮影が無理だと思うのか?を問われ、いろいろな画角を試すことになりました。彼女のコミュニティメンバーにも意見をもらいながら試行錯誤を重ねました。

私は当初、バーチャル背景を使ってZoomで撮影していましたが、髙田さんから「バーチャル背景じゃない方がいいんじゃないか」というアドバイスをもらいました。しかし、私は「自宅で撮影するのは絶対無理」の一点張りでした。

それでも彼女は、「それ、思い込みかもしれないじゃないですか。ちょっとお部屋を見せてください」と、冷静に、しかし、確実に私の思い込みに切り込んできました。私が彼女を信頼しているので、思い切って悲惨な部屋の様子を見せたところ、「お部屋の一角を作り込めば撮影できるんじゃないですか?」と、具体的なアドバイスをくれました。そして、彼女がコーディネートしてくれたおかげで、私の収録環境はあっという間に整ってしまったのです。

環境が整うと、本当に思い込みだったんだなと実感しました。これは、もう絶対無理と思うことほど疑えという、別のエピソードで話そうと思っていた話にもつながります。

収録環境は整いましたが、次に何を話していいかわからないという問題に直面しました。今回のYouTubeの目標は、片手間ではなく、チャンネル登録者数を増やしていくことです。

私のビジネスコーチである石崎力也さんからは、今あるリソースの中で最大限のパフォーマンスを出す、言い訳しないというマインドで取り組むようにとアドバイスをいただきました。

オンラインコースとYouTubeの違い

私はオンラインコースビジネスをやっていて、オンラインコースでは、いかに丁寧に、親切に、抜け漏れなくやり方を教えるかが重要だと考えています。実際、私のコースは「すごくわかりやすかった」「初めて〇〇ができるようになった」「初めて挫折しなかった」といった嬉しい声をいただくことが多いです。

しかし、オンラインコースをそのままYouTubeに持っていけるかというと、最近のYouTubeのトレンドを見る限り、違うような気がしています。

現時点での私の印象ですが、HowTo系やノウハウを発信しているチャンネルで、チャンネル登録者数よりも再生回数が回っているものは、必ずしも丁寧に何かのやり方を教えているものではないと感じています。

エンタメ系とノウハウ系のチャンネルがあると思いますが、ノウハウ系の発信であっても、女性起業に関するジャンルのチャンネルを見ていると、そこまでの話だけでいいんですか?と感じるような動画が、再生回数がすごく伸びていたりします。

失礼な言い方かもしれませんが、それだけの情報では始められないのではないか、実際はそうではないのではと思うような内容でも、再生回数が伸びている、つまり受けているのです。

YouTubeを見ずにYouTuberデビュー、見切り発車の顛末

前提としてお話しすると、私はほとんどYouTubeを見ません。好きな音楽を聴くために再生することはありますが、好きなチャンネルがあるわけでもなく、基本的にYouTubeを見ない人間です。

つまり、YouTubeというプラットフォームがどういうものかを知らずにYouTubeを始め、いろいろなチャンネルを見ている状態です。そうして見ていると、「思ってたんと違う!!」と感じることが多いです。

私は、もっと突っ込んだノウハウを丁寧に発信すると良いのかな、そうすれば理想のお客様に出会えるのかなと思っていましたが、どうやらそうでもなさそうです。

今の私の印象としては、ノウハウ系、HowTo系であっても、エンタメ要素が必要であると感じています。再生回数を回すためには、です。

おそらく、YouTubeを見るときは、そんなにがっつり学ぼうと思って見ていないのでしょう。ちょっと情報が欲しい、いい感じのコツが知れたらいいな、人の体験が知れたらいいな、くらいの感覚なのだと思います。

今のYouTubeのイメージは、朝や夕方の情報番組くらいの情報の深さです。例えば、風水でこういうところに塩を置いたら運気が良くなりますよ、方角を見るにはこうですよとか、節約術なども、実はやったらすごく深いことだと思うのですが、節約の仕方ってこうですよという、10分ぐらいの尺で喋れるようなことで成り立っているように思います。

それくらいの、ふわっとしたものしか求められていない、そしてそれが受けるプラットフォームなのではないかと感じています。どの程度話したら良いのかがわからず、非常に苦手意識を持っています。

「YouTube動画は50本からがスタート」?!

私が大好きな、英語圏で活躍する女性起業家がいます。彼女はYouTubeについて、「すごく強力な後押しをしてくれるけれど、最初の50本ぐらいは使い物にならない動画だから、さっさとその50本をクリアしてしまうことね」と言っていました。

その言葉に励まされて、私はYouTubeを始めることができました。さっさと50本をクリアしてしまえば、そこから初めてYouTubeチャンネルとして機能するような動画が撮れていく、それまでは練習だと思ってやると良いということです。

これはスポーツに似ています。幼少期からスポーツを始めた人が後にメダルを取るような選手になることが多いのは、2歳や3歳から始めているからですよね。中学生から始めて成功する人は、どんなスポーツでも非常に少ないです。

その理由は、練習の回数と、どれだけうまい人をたくさん見てきたか、この2つの要素が大きいと私は考えています。練習回数が多いということは、たくさん失敗を早めに経験しているということ。だから、上達も早くなる。

YouTubeも同じで、たくさん失敗を早くやっておけば、その後伸びるのも早くなる。そう思ったら、少し気が楽になりました。ひどい動画とひどいサムネイルでも、出し始めようと思えるようになりました。

YouTubeのネタ切れに悩む

ですが、何を話したらいいのかは、本当に難しいです。私のポッドキャストは、目的を決めて話しているので良いのですが、YouTubeはまた少し違います。

今は11月の初めですが、12月分のYouTube動画を2本撮って、編集に入っておきたいタイミングです。しかし、どうしよう、ネタが決まらないと悩んでいます。

人それぞれ得意な発信方法が違う

人によっては、動画を作る方が楽で、ポッドキャストは苦手という方もいます。また、別のビジネスコーチについている方の中には、文章を書くのは苦にならないけれど、動画で解説し、動画編集をして動画で渡す方が、手早くできて楽だという方もいます。

その方の動画は、私からすると何時間かけて編集したのだろうと思うほどクオリティが高いのですが、本人は文章で書く方が苦手だから、動画でまず伝えると言っています。本当に人それぞれだと感じます。

七転八倒、私のYouTube挑戦は始まったばかり

動画は、画面のどこに自分を置くかなど、いろいろな要素を考慮しなければいけないのが難しいところです。ブログであれば、文章と、入れても画像くらいなので、考える要素は少ないです。スライド動画もスライドと喋りなので考える要素は少ないですが、動画に自分が出るとなると、途端にいろいろな要素が増えます。

1月の2本目に出すYouTube動画は、たった10分話している間に日が暮れてきてしまい、初めは良かったのですが、終わりはほとんど画面が真っ暗になってしまいました。そういう動画もこれから出していこうと思います。

私の七転八倒、試行錯誤の様子は、YouTubeでご覧ください。

今日は、私が苦手だと思っていることについてお話ししました。あなたが今、苦手だと思いながら挑戦していることは何ですか? ぜひ教えていただけると嬉しいです。それでは、また。