これまで特別な資格を持っていなくても、自分の人生経験や知識を活かしてオンラインコースを作り、ビジネスとして展開する方法についてお伝えしてきました。これまでのコンテンツでは、「オンラインコースの展開と多様化」「アフィリエイトプログラムとパートナーシップの構築」「サブスクリプションモデルの導入」そして「コミュニティの構築」を取り上げました。今回は最後の要素「コンサルティングやコーチングサービスの提供」についてお伝えします。
Table of Contents
オンラインコースビジネスでコンサルティング・コーチングを提供する方法
オンラインコースの価値を高めるコンサルティングサービス
オンラインコースの受講生に対して、個別かつ具体的なサポートやコンサルティングを有料で提供することにより、収益を得られるだけでなく、顧客満足度も向上させることができます。私自身、この取り組みを始めたのは、買い切りのオンラインコースの提供をし始めてから3年目のことでした。その際に年間を通じたコンサルティングを始めてみたところ、非常に良い経験となりました。
スポットコンサルティングで安心感を提供
私はスポットのコンサルティングも用意していますが、あくまでスポットですので、30分なら30分、50分なら50分で時間切れになるんですね。その時間内で何らかの答えを持ち帰っていただけるよう、事前に質問フォームを用意するなどの工夫をしています。しかし、一度で全てが解決できるというわけではないのが現実です。
それでもスポットコンサルを設けているのは、いきなり長期間の契約には不安を感じる方も多いためです。そのため、お試しとして利用できるようにスポットコンサルを設定しています。私は1回50分のスポットコンサルを提供しており、これを試した後、年間契約が必要かどうかをご自身で考えていただく良い機会となっていますし、私もその後お役に立てるかどうかを判断する基準にさせていただいています。
時間を効率化するためのコンサルティングとグループコール活用術
年間コンサルティングでの効果を最大化
一定の期間、たとえば半年や1年にわたってコンサルティングを提供していくと、多くのことが見えてきます。しんどくないかと聞かれれば、やはりしんどくないことはありません。私の場合、年間契約のコンサルティングを毎月4回提供しており、お客さんには毎週土曜日か木曜日に時間を選んでいただいています。その際、進捗報告を行い、質問や相談を受ける形で進めています。そして次回までの目標を立てて終了するというのが、Zoom のセッションで行われるプロセスです。
24時間対応のチャットでサポートを強化
私の年間コンサルティングでは、365日24時間体制でチャットツールを使って、質問やコンテンツのチェック、メールの添削、セールスレターやスライドなどのチェックを行っています。Zoom のセッションは毎月4回ですが、これを1年間提供する枠組みです。チャットツールでのサポートにより、お客さんがどこでつまずくのか、教材としてのコースのどの部分がわかりにくいのか、といった点が、販売者側としてもよく見えてきます。
また、コーチングを受けている方から私が提供していない方法でも、「こんなやり方を見たことがあります」「こんなコースを見ました」といった情報を教えてもらうことで、新たな視点を得ることができます。オンラインコースビジネスにおいて、多くの人が不労所得を目指し、買い切り型のオンラインコースを作り、自動化して手間をかけずに販売したいと考えています。それがオンラインコースビジネスの強みであり、私もその魅力を感じています。
しかし、コミュニティを構築したり、コンサルティング、コーチングサービスで個別にお客さんと対話することで、また違った体験がお互いにできるんですね。手離れが良い商品で収益をもたらしつつも、コミュニティやコーチングサービス、コンサルティングサービスを組み合わせて行うコミュニケーションは、販売者にとっても貴重な学びとなります。オンラインコースを作成し、販売している中で、手離れが良ければ良いほど「裸の王様」になってしまう可能性があります。率直な意見を言ってくれるお客さんがいれば防ぐことができますが、ネガティブなフィードバックを得るのは難しいことなんですよね。
フィードバックとコミュニティがもたらすオンラインビジネスの成長
ネガティブフィードバックの重要性
ポジティブなフィードバック以上に、足りない点や改善点を指摘してくれるネガティブフィードバックは、正直なところ、販売者にとって耳が痛いものです。一方でそうしたフィードバックは非常に貴重です。こうした率直なフィードバックは、特にクローズドなコミュニティや1対1のコンサルティングの場面で出やすい傾向があります。他の人がいない環境だからこそ「ここがわからない」「このやり方が理解できない」という率直な意見を伺うことができます。
グループ対応の導入で効率を上げる
お客さんがどの点でスタックし、行き詰まるのかを観察することは非常に重要です。進捗が滞る理由を掴むことができれば、それを新しいサービスや次の改善に活かすことが可能です。販売者として、その学びを活かし次のサービスに反映させることで、サービスのバリエーションも広がっていくでしょう。
個別の対応を通じてお客さんの問題を解決することは非常に重要です。このためにお金をいただくわけですが、それ以上に目の前のお客さんが具体的にどこで成功し、どこでスタックしてしまうのかを直接把握できることの価値は非常に大きいです。
これを踏まえ、高価格帯のコンサルティングサービスやコーチングサービスを用意するのも一つの方法です。ただ、これらは時間労働となってしまうため、お一人1時間の枠に10人来られると10時間のセッションをすることになります。これをグループ対応に切り替えるという方法もあります。グループ対応を「グルコン」と呼ぶこともありますが、私たちは「グループコール」と呼んでいます。この方式では、1つの時間枠に複数の参加者が来ても、私が使う時間は変わりません。販売者が使う時間を2時間や1時間と決めておけば、何人の人が参加しても決まった時間しかかけなくてよいので効率的です。
1対1のセッションは完全に個別対応となるため、その時間が自分にとっていくらの価値があるかを考えることが重要です。しかし、オンラインコースビジネスにおいては専門的なコーチングサービスがメインの商品ではありません。あくまでも進捗を助けるための補助的な商品です。ですから、何十人もの枠を用意するのは現実的ではないでしょう。あなたが提供者としてオンラインコースビジネスをスケールする際には、最もハイエンドな商品としてコンサルティングサービスを位置づけ、人数を限定して提供するのがおすすめです。そうすることで、時間労働の割合が増えすぎて、新しいオンラインコースの作成やリリースしていく時間が取れなくなるのを防ぐことができます。
すると、適切なバランスを保ちながら事業をスケールさせることによって、複数の収入の柱を築くことが可能です。もしコンサルティングやコーチングが負担に感じたら、現在の契約が終了した後、一時的にコンサルティングサービスを休止し、買い切りのオンラインコースの提供に専念するという選択肢もあります。
コンサルティングサービスは生活や状況に応じて、募集を行ったり中止したりすることができます。たとえば、家族が忙しい時期には募集を一時中断し、オンラインコースに収入源を任せます。また時間に余裕ができたら、個別のコンサルティングやコーチングを再開するといった具合です。このように臨機応変に対応することが大切です。
まとめ:オンラインビジネスモデルの多様化で成功をつかむ
あなたのビジネスに合わせて設計する
今回までの5回にわたり、オンラインコースビジネスのスケールアップ方法について、単発の売り切り商品だけでなく、どのようなバリエーションで展開していくことが可能かをお伝えしてきました。ぜひ、あなたのトピックやライフスタイルに合わせて、どのようなサービスをどのように組み合わせてスケールさせるかを考え、実際に書き出してイメージしてみてください。それでは、また次回お会いしましょう。