私はオンラインコースビジネスでお金を稼ぐ方法についてお教えしているのですが、当然ね、稼ぎたいという方がいらっしゃいます。オンラインでビジネスを始めたいという方や、まだ何をしたいのか見つかってないけれども、ネットやパソコンで収入を得たいと考えている方から相談を受けることがあります。稼ぎたい、その一方で「稼げちゃったらどうしよう」という不安な気持ちがあるというご相談についてお話をします。
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お金を稼ぎたいけどお金をもらうのは怖い
なぜこの相反する気持ちがあるかというと、一つはお金を稼ぎたい一方で自分はビジネスを始めたことがなく、直接お金をもらう経験をしてないから怖いんですね。これは本当に正直な気持ちだと思います。「お金稼ぎたい」気持ちも「稼げちゃったらどうしよう」という怖い気持ちも、どちらも本当なんですね。すごくわかります。以前のエピソード( 安く値付けしたら許される?)でも話したと思いますが、共感しかありません。
私の場合はサラリーマンの一人で、医療機関に勤めていました。患者さんと関わることは多いのですが、患者さんは受付まで下りて会計に行って、保険診療の場合はその三割などのお金を支払って帰られます。基本的に私たちは患者さんがお支払いをする場面に立ち会うことはありませんし、お金を直接扱うこともありません。医療機関はさらに特殊で、セールスは行いません。患者さんの方から「困ってるから見てください」と来るため、少し特殊な世界です。
話を戻して、サラリーマンの場合はどの部署にいても、直接お客様からお金を受け取ることはほぼありません。たとえば車のディーラーの営業の方は、まとまった札束を受け取ることがあるかもしれませんが、基本的には会社の一員として担当業務の流れでお金を受け取って、それを持ち帰ります。ただし、それは自分の懐に直接入るわけではありません。
同業者の目もパートナーとの関係も怖い
しかし、個人でビジネスを始めると、直接お金を受け取ることになりますよね。最初は慣れるまで時間がかかるというか、不思議な感じがします。まずそれを経験するまでは怖いです。稼ぎたい気持ちも本当ですが、高額な料金をチャージしたいと思う一方で、それに見合うサービスが提供できるかどうか心配になることもあります。同業者から「あんなに高い金額をチャージしているよ」と言われるのが怖い気持ちもわかります。私にも同じ経験がありました。
プラスして女性の場合、パートナーよりも稼げたらどうしようという恐れを抱いていることも多いです。私もそうでした。夫より稼げたら、彼の立場がなくなってしまうのではないかと怖かったんですね。しかしそれはお金の問題ではなく、パートナーシップの問題であると時間が経ってから気づきました。「稼げちゃったらどうしよう」という気持ちはよくわかります。SNSを見ていると月収100万円はすぐ稼げるなど、さまざまな人が書いているんですね。
今朝、インスタで私と繋がっている人のストーリーを見ていました。そのストーリーでタグが付いてる人を見に行くと、とてもキラキラしていてすごく成功してそうに見えました。私はなぜか無意味にへこんでしまい、インスタを閉じてしまいました。成功という定義はわかりませんが、他人の投稿はすごくキラキラしてますよね。あんまり見るもんじゃないなと思いました。
安心してください、なかなか稼げません
実際に私は何年も何年もかかって、年間のコンサルティングをお申し込みいただくようになりました。それでも、インスタでよく見るように「月収100万円!」なんて軽々しく言えないですよ。高額なコンサルティングの契約を結ぶ際には、胃がギュッとなるんですよ。やはり大きいお金を受け取るには、それに見合ったサービスを提供する覚悟が必要だとその度に思います。今でも私は、「このお金に見合うガイドやサービスが提供できるかな」と毎回考えます。
こういうことを言うと夢を潰すようですが、最初から大きく稼げるわけではないので安心してトライしてください。最初は500円稼ぐことさえも苦労します。私のひとりビジネスの始まりは、オンラインビジネスを始める前でした。結婚退職に伴い引っ越しをすることになり、当時はメルカリなどはなかったため、不要になった品々を次々とヤフオクに出品していったのです。ネットバンキングもほとんど普及していなかったので、入金確認はわざわざ郵便局まで行って、記帳しないとわからない状況でした。入金されたことを確認して帰宅し、梱包した商品を持ってコンビニで発送するという日々を過ごしていました。有給消化をしながら、一日に銀行、郵便局、コンビニと何往復もしたことを思い出します。
当時、今の夫とこんな会話をしました。彼は働いてるので、今日の出来事について話をしていました。私は「今日ヤフオクで売れたものを発送したんだけど、今日の売り上げ430円なんだよね」「430円稼ぐのって本当に大変だ!!」と笑っていたのですが、本当に大変です。転売やオークションのため商品を発送する作業や、入金確認も当時は大変でした。たった430円を稼ぐことも大変だったのです。
しかし、私が最初の売りを立てる際、物販のような手間のかからないデジタルコンテンツに切り替えた後でも、最初の売りをたてるのは非常に難しく、時間がかかりました。
まず最初の500円を稼いでみよう
最初の売りを立てるには、イージーな方法はたくさんあります。たとえば、クラウドワークスでタスク案件をすることです。アンケートに答え、100円稼ぐこともできますが、この100円は死ぬほどたくさんの質問に答える必要があります。単価が100円のアンケートはないんですよね。
ポイ活もそうです。実際にポイ活で稼げるのかをお客さんと実験したことがあるんです。1ヶ月の目標金額を設定し、1日いくら稼げば目標達成できるかを逆算しました。そのときのレポートがまだ残っています。アンケートサイトでアンケートを探したところ、割りのいいアンケートとそうでないものがあり、日によっても内容や報酬も違いました。そのときの私達の決め事は「誰でもできるポイ活って言っているぐらいだから、パソコンを持っていない前提でやろう」「スマホでしかできない案件だけやろう」でした。スマホでアンケートに答えようとしていたら、非常に画面が小さくて見づらいんですよね。
企業が実施しているガチのアンケートは単価が良いので取り組むのですが、答えるのに1時間以上かかることもあります。それでも100円は単価が高い方なんですね。それを積み重ねて、積み重ねて毎日毎日1ヶ月マジで取り組んだ結果、クラウドワークスのタスク案件とポイ活を併せて、約5000円を稼ぐことができました。それくらいお金を稼ぐのは大変です。この実験は非常に労力を要し、とても大変でした。
しかし、そういう取り組みを通じて、お金を稼ぐという感覚がだんだんわかってきます。慣れてくると、怖さがなくなっていきます。
今度はアンケートサイトやポイントサイト、クラウドソーシングサイトなどのプラットフォームを挟まずに、直接お客様に自分のサービスやコンテンツを売っていく段階に入っていくといいと思います。
大丈夫、最初の500円をまず稼いでみてください。