このレクチャーではオンライン講座におけるフォントの選び方とフォントサイズの目安をお伝えします。
- 視認性がよく、フォントファミリーのあるもの(太字に対応したもの)を選ぶ
- 自分がインストールしているフォントを一覧で見る
- オンライン講座のフォントサイズの目安
- まとめ:オンライン講座におけるフォント選び
Table of Contents
視認性がよく、フォントファミリーのあるもの(太字に対応したもの)を選ぶ
ブランドフォントを決めている場合の注意から始めます。オンライン講座で使用するフォントは視認性の良さ、つまり読みやすさが重要です。もしあなたがもうブランドフォントを決めていて、デザイン性の高さが優先されている場合はオンライン講座用のフォントを選び直すことをおすすめします。
一般的に読みやすいフォントは以下の通りです。
- Windows▶メイリオ、游ゴシック、游明朝
- Mac▶ヒラギノ角ゴシック、ヒラギノ明朝、游ゴシック、游明朝
※欧文フォントはプロポーショナルフォントのみを使う
フォントファミリーのあるフォントを選ぶのがおすすめです。フォントファミリーとは
「同じコンセプトで統一された骨格とエレメントから、ウエイトを段階的に変えて作られた書体のグループのこと。」(モリサワフォント用語集より)
ウエイトというとわかりづらいですが、様々な太さのバリエーションがあるといえば伝わるでしょうか。太字にしたいときにWordなどのアプリケーションで「B」で太字にするのではなく、もともと用意されたウエイトを使い分けることができるので美しいのです。
例えば游ゴシック体のファミリーはこちらで見ることができます。
http://www.jiyu-kobo.co.jp/library/ygf/
自分がインストールしているフォントを一覧で見る
いいなと思うフォントをダウンロードしてインストールしているうちに、どんなフォントを持っているかがわからなくなりませんか?
そんなときに助けてくれるのがこのサイトです。
wordmark.it -helps you choose fonts!
確認したい文字を入れ、矢印をクリック。すると、あなたのPCにあるすべてのフォントで表示されて選びやすくなります。ひらがな、漢字、アルファベットを混ぜて入力するとイメージがつかみやすくなります。
オンライン講座のフォントサイズの目安
PDFは日本語フォントの場合、本文が11~12ptほどが読みやすいです(フォントによるが)。まず本文のフォントサイズを決めてから見出しのフォントサイズを決めていくのがおすすめ。
プレゼンテーションスライドのフォントサイズは、そのコンテンツを受講生がどんなデバイスで視聴するかによって最適なサイズが変わります。あなたの受講生がパソコンで視聴するのか、モバイルで視聴するのか、どちらの割合が多いかを考慮しましょう。
モバイルの場合、日本語フォントなら24pt以上でないとかなり見づらく感じます。また、余白がなくぎっしりと文字が詰まったスライドになると、どんなフォントサイズでも圧迫感があり、読みづらくなるので余白をしっかりと取ることが重要です。
まとめ:オンライン講座におけるフォント選び
- 視認性がよく、フォントファミリーのあるもの(太字に対応したもの)を選ぶ
- オンライン講座のフォントサイズの目安は、PDFは日本語フォントの場合、本文が11~12pt、プレゼンテーションスライドのフォントサイズはモバイルの場合、日本語フォントなら24pt以上