【続報】個人でAudible出版!ついに審査へ。~AI時代の「動画講座」と「体験」の価値とは?~

目次

前回の記事で「Audible出版に挑戦中」とお伝えしましたが、ようやく小さな一歩を踏み出しました。

実は「出したつもり」がまだ出せていなかったというハプニングもありましたが、無事に審査(Pending QC Review)まで漕ぎ着けることができました。今回は、その具体的なプロセスと、作業中に感じた「これからの時代の学び」について綴ります。

1. 救世主となるプラットフォーム「InAudio」

日本から個人でAudibleに出そうとすると「ACX(Amazonのサービス)」が使えないという高い壁があります。そこで私が辿り着いたのが、「InAudio(インオーディオ)」というプラットフォームです。(以前は「Findaway Voices」という名称だったようです)

このサイトを経由することで、Amazon Audibleはもちろん、Spotify、Rakuten Kobo、Google Play、さらには世界中の図書館まで、自分のオーディオブックを配信・販売することが可能になります。(ただし、Audibleとして配信するにはKindle本として公開していることが条件になります)

2. 事務的な「沼」と24時間の壁

いざ登録!と意気込んだものの、やはり事務的な手続きには苦労しました。
特に以下の点は、これから挑戦する方の参考になるかもしれません。

  • 24時間の待機ルール: アカウントを作ってすぐには、収益受け取りの設定や税務フォームの提出ができません。「アカウント作成から24時間経過していないため不可」というメッセージが出て、足止めを食らいました。
  • 収益受け取りの設定: PayPalか銀行振込か、また複雑な税務フォーム(Tax Form)の入力など、ここでも「沼」にハマり、1時間ほど格闘しました。

ですが、こうした一つひとつのステップをクリアしていく過程こそが、貴重な「一次情報」になると感じています。

3. AIに聞いて解決。動画講座の価値が変わる?

今回の作業中、価格設定やプラットフォームの仕組みについて、AI(Gemini)に相談しながら進めました。

「今までなら数万円の動画講座を買って学んでいたことが、AIに聞くだけで一瞬で解決してしまう……」

この事実に、正直複雑な心境にもなりました。AIは「プラットフォームごとの適切な価格」や「図書館配信の仕組み」などを瞬時に整理して教えてくれます。

では、これからの時代、人間が発信する「講座」や「コンサル」の価値はどこにあるのでしょうか?

4. 「整理された情報」より「生のドキュメンタリー」を

私がGeminiと対話して辿り着いた答えは、「体験」と「感情」の共有です。

  • AIができること:情報の整理、抽出、論理的な回答
  • AIができないこと:失敗して落ち込んだこと、認証が通らずに格闘した1時間の「泥臭い体験」

これまでの動画講座は「いかに迷わせず、最短ルートで情報を整理して伝えるか」に重きを置いていました。しかし、これからは「私もこんなに失敗したけれど、根気強くやればできたよ!」というドキュメンタリー的な要素こそが、誰かの背中を押し、共感を生む価値になるのではないかな、と感じています。自分が失敗するのはイヤだけど、他人の失敗を見ると勇気が出るでしょう?ただ、それが「動画講座になるか?」というと微妙なところがあると思います。エンタメ要素のあるノンフィクションにしかならないかもしれない。

5. 最後に:試すことそのものが、私の「好き」

それでもいいかも。そう思うということは、私は、そこでお金を稼ぐこと以上に、「新しいことを試していくプロセス」そのものが好きなんだと改めて気づきました。

スマートに、かっこよく、失敗せずに。
そんなふうにできればいいけど、現実はそうはいかないものです。私が息も絶え絶えになりながら(笑)、泥臭く進んでいく様子をこれからもお届けできればと思います。

審査が通れば、いよいよ配信開始です。私のオーディオブックの制作過程を共有できる日を楽しみに待っていてくださいね。