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ライフスタイルをもとに働き方を決める

これからのビジネスで達成したい目標を仮決めする

オンラインビジネスに誘導するような広告などで、こういう謳い文句をよく見かけませんか?

「時間や場所に縛られずに、世界を回りながら生活できますよ」
「理念に共感してくれる仲間とつながりながら、楽しくお金を稼げますよ」
「完全自動化して、家族との時間を大事にできるようになりますよ」

私、ちょっとよくわからないんですよね。あなたはどう思いますか?

私は、素敵だなと思う一方で、漠然としすぎていて、何をすればいいのかわからないし、何から始めればいいのかわからないなというのが、正直なところなんですね。

そこで、2つの視点で考えてみることを提案したいと思います。1つはビジネスの軸、もう1つは目指すビジネスの状態です。

まず、あなたのビジネスの軸を考えてみましょう。

どんなことで困っている、あるいはどんなふうにさらに成長したいと思っているのか。どんな人に、どうなってもらいたいか。

さぁ、ここは我が家かな? と思うような、散らかった物入れがあります。これを何とかしたい。私は、整理整頓・片付け術という言葉を見ると、「あー…」と思って胸が痛くなります。私と同じような人がたくさんいると思います。

整理整頓・片付け術

こういうmessyなクローゼットを見たときに、こういうことで困っている、もうどうしていいかわからない私のような主婦に、もっと片付いた状態をもたらしてあげたい。もうこんなことで罪悪感を持ったり、劣等感を持ったりせずに、さらに暮らしやすく、自信を持ってほしい。そのためにどんな価値を提供するのかという、以下の4つのポイントを考えてください。この4つを決めることで、あなたのビジネスが定まります。

  • どんなことで困っている・どんなふうに成長したいと思っている
  • どんな人に
  • どうなってもらうか
  • そのためにどんな価値を提供するか

2つ目の視点です。あなたが目指すビジネスの状態を、言語化してみてください。

  • 誰と働くか
  • どこで働くか
  • どれくらいの時間働くか
  • どれくらいの収入を目指すか

誰と働くか、どこで働くか、どれくらいの時間働くか、どれくらいの収入を目指すか。これを、あなたは言語化していますか?

例えば、誰と働くかということなんですが、もちろん一人で働くという選択肢もあります。一人で働くのか、誰かと働くとすれば、どんな人と働きたいのか。

どこで働くかというのも、自宅なのか、あるいは、場所を問わないノマドワーカーになりたいのか。

次に、どれくらいの時間働くのか。

あなたが目指すライフスタイルがあります。動かせない時間を引き算しました。その残った時間のうち、どれくらいの時間働くのか?ということです。働かない時間で、やりたいことに費やす時間、やりたいことに必要な時間は、だいたい決まってきます。

カヌーに行きたいと思ったら、移動する時間、カヌーをする時間、帰ってくる時間、後片付けする時間を、あなたの使える時間から抜きますから、その残った時間でできるビジネスって何だろう? どういう働き方なんだろう? ということが明確になります。

そして、どれくらいの収入を目指すかという視点も必要です。当然ビジネスですので、収入がないと、それはビジネスとはいえないわけですよね。なので、どれくらいの収入を目指すかということも考え合わせると、3つあったオンラインビジネスのビジネスモデルのうち、あなたに最適なものが決まってきます。

この4点を考えることで、あなたの望むライフスタイルが、明確になってくるはずです。

あなたのビジネス目標に最も適したビジネスモデルは?

さて、ビジネスの軸を決めていただきました。ビジネスの軸から、適したビジネスモデルを考えます。どんなことで困っている人が対象なのか、あるいは、さらにどんなふうに成長したいと思っている人が対象なのか。どんな人に、どうなってもらうか。そのためにどんな価値を提供するか、というふうなことを考えると、サービスベースのビジネスがいいのか、プロダクトベースのビジネスがいいのか、コンテンツベースのビジネスがいいのかを選ぶことができます。

選べない!と思ったら、これまでの章を読んだ上で、何かに書き出すなどして言語化してみてください。この書籍を読むだけでは選ぶことが難しいと思います。

あなたの好きな働き方から適したビジネスモデルを考える

あなたの好きな働き方から適したビジネスモデルを考えるというのは、前の章で考えていただいた、目指すビジネスの状態から適したビジネスモデルを考えるということです。

誰と働くか、どこで働くか、どれくらいの時間働くか、どれくらいの収入を目指すかということで、サービスベースのビジネスなのか、プロダクトベースのビジネスなのか、コンテンツベースのビジネスなのか、どのビジネスモデルが、あなたの目指すビジネスの状態とマッチするのかということが、明確になってきます。

総合してあなたの主なビジネスモデルを決める

次に、総合して、あなたの主なビジネスモデルを決めます。つまり、あなたのビジネスが、主に何をして収益をあげるのかということなんですね。

先ほど2つお話ししました。ビジネス目標に最も適したビジネスモデルは何か。ビジネスの軸という視点から適したビジネスモデル、そして目指すビジネスの状態から見たビジネスモデルの2つです。この2つが食い違うこともあると思うんですね。

ですから、その2つを総合して、あなたにフィットしたビジネスモデルを考えます。主なビジネスモデルなので、もちろんこの複数の組み合わせということを考えていただいていいんですけれども、メインの収益をあげるビジネスモデルは何なのかということを、ここで明確にしておきましょう。

例えば、コーチングの方だったら、やっぱりセッションは減らしたくないという方がすごく多いんですね。時間労働に疲れましたとか、もうこの働き方をこの先5年続けていけるとは思えない。あるいは、家族との時間が持てませんということで、ご相談を受けることがあります。そのときに、じゃあ、もうコーチングの時間を思い切って減らして、コンテンツにしてしまいましょうよとご提案するんですけれども、時間が欲しい、だけどやっぱり、セッションは続けたいんですという方が本当に多いんですよね。やっぱり、セッションをやることに情熱があるから、そこは何割かは持っておきたいっていう方がいらっしゃいます。

それで当然いいのです。だけど、時間が欲しいのであれば、セッションの時間をどうにかして減らす必要があります。例えば、個人セッションで一人ずつ時間をとるのではなくて、グループセッションにできないかを考えるなどして、サービスベースのビジネスモデルの時間帯を減らします。減らした時間をコンテンツベースに振って、そこでも収益をあげるというふうにして、総合して考えていただくといいと思います。

ただ、そのあがる収益は、あなたがつける単価によります。だから、どれがメインの収益源になるのか、主なビジネスモデルは何なのかということを、ぶらさないようにしておくというのがおすすめです。

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