Table of Contents
何歳までにどんな暮らしを構築したいか
さて、大前提なのですが、「オンラインビジネスにシフトしたから望むライフスタイルが手に入るのではない」ということをお伝えしておきたいと思います。
あなたが望むライフスタイルを、言語化して、明確にした上で、そのライフスタイルに合うオンラインビジネスを選ぶという順番です。
あなたの場合は、何歳までにどんな暮らしを構築したいかということを考えていただきたいです。大まかでいいですからぜひイメージしてください。向こう3年間、どうしたいか。3年後、あなたは何歳ですか? 家族は何歳で、どんな状態になっていそうですか? 例えば、お子さんの手が離れそうだとか、介護が始まりそうだとか。
そして3年後の働き方、暮らし方、家族関係、人間関係、社会的な役割という視点で、どんな暮らしをしていたいかということを、言語化してみてください。
どんな働き方が好きですか?または性に合っていますか?
「どんな働き方が好きですか?または性に合っていますか?」というのも望むライフスタイルを言語化するという、重要なパートです。
3つのオンラインビジネスモデルがありましたが、人と接するのか、あるいはリサーチが好きなのかとか、いろんな特徴がありました。
なので、あなたがもともと、どんな働き方が好きなのか、どんな働き方が性に合うと思っているのかを明確にしておかないと、オンラインビジネスをやってみたけど、しんどいなと思う局面が必ず出てくるんですね。なので、ここでは、人と一緒に働くのが好きなのか、一人で働くのが好きなのか。当然、白か黒かではなくて、間にグラデーションはあるんですけれども、どちらかといえばどっちなのかなということを考えるといいと思います。
また、書く仕事が好き、話す仕事が好き、数字を扱う仕事が好きというふうに、どんな特徴を持った仕事が好きなのかということも考えてみてください。あるいは、自分の手で、ものづくりをすることが好きだとか、ものづくり、とんでもないという人もいると思います。私のように、ものづくりが好きだけれども、下手くそで、とてもビジネスにはならないという人もいるかもしれません。
そして、リーダーになることが好きなのか、サポートの役割を果たすことが好きなのか、そのどちらでもなくて、チームの一員でいることが好きなのか、これも人によって、ずいぶん違うと思います。
あるいは、研究することがとにかく好きです、突き詰めていくのが好きですという人がいるかもしれません。
このバリエーションによって、あなたの働き方は変わってきます。
どれくらいの時間働くかを決める
まず、働く時間を決める前に、「どうしようもできない時間を引き算しておく」ということをおすすめします。引き算の後に残った時間から、どれだけ働くかを決めるという順番です。
ここで挙げたのは3つです。
- 絶対に確保したい睡眠時間は何時間?、または何時から何時まで?
- 動かせないタスクとその時間帯を洗い出す
- 季節(あなたの仕事や学業)や月(お子さんの夏休みなど)によって変動があるならその区別を明確にしておく
※参考:「見える化」したら成果が出る!フリーランサーのための時間管理術
絶対に確保したい睡眠時間は何時間ですか? または何時から何時まで寝たいよというのがあると思います。そして、動かせないタスクと、その時間帯を洗い出します。最後に、季節や月、何月によって変動があるなら、その区別を明確化しておくということを挙げました。
順番にご説明していきますね。
まず、どんな人にも睡眠時間は必要です。あなたがいかにショートスリーパーであろうと、何時間かは必ず眠るはずです。そして、その時間は働くことができないので引き算します。
また、どんな人にも、動かせない、つまり自分がコントロールできないタスクやその時間帯というのが存在します。
例えば、お子さんを持っているお母さんだったら、弁当作りをしなきゃいけない。お弁当作りは、必ず何時から何時にやらなきゃいけないと決まっているわけですよね。そういったタスクと時間帯を洗い出してください。あなたはその時間をビジネスにあてることができないので、そもそも、どれくらいの時間働くかを決める前に、引き算する必要があります。
そして、使えない時間が季節によって変動することがあるかもしれません。あなたが、本業がある人や、あるいは学業がある人だったら、その季節によって、あてられる時間が変わる場合があります。あるいは、月によってはお子さんが夏休みで、もう全然自分の時間なんてないよということもあるかもしれません。あるいは、お仕事の業種によっては、決算月とかがあるかもしれないですね。
さらに、月単位の中でも、例えば医療系だと医療事務の方なんかは、月末はレセプトがあるから、超繁忙期で全然時間がないとかいうこともあると思います。そういう変動があれば、その区別を明確にしておきましょう。
ここで現状を洗い出すわけですね。
睡眠時間は何時間、そして、どうしても自分の都合では動かせないタスク、時間帯、あるいは季節や月の縛りがあるということを見ていくと、今の状況が理想的じゃないということで落胆してしまうかもしれません。でも、3年後にこうなっていたいという内容を、今ここで決めてしまうというふうに、考えていただくといいと思います。
どっちみち人生はイレギュラーなことの連続です。その都度、軌道修正していくというふうに考えて、この時間を引き算してから、じゃあ残った時間の中で私はどのくらいの時間働きたいだろうかということを決めてください。
働かない時間にやりたいことは何?
時間や場所にとらわれたくない、自由な時間が欲しいという理由でオンラインビジネスを選ぶ人は多いですが、実際には、自由な時間を持て余したり、旅行先にまでパソコンを持っていって仕事をしている人も少なくありません。もちろん、それがあなたの実現したいライフスタイルならそれで構わないのですが、本当に、他にやりたいことってありませんか?
例えば語学、例えばもっと子どもと遊ぶとか、楽器をやりたい、ヨガをやりたい、スキーに行きたい、手芸をしたい、いや実は木工やりたかったんだとか、旅行に行きたい、スポーツをやりたい、カヌーをやりたかったんだとか、あるいは園芸をもっとやりたかったんだ。そのために時間を欲しかったんだよねっていうことを、どこかへ忘れてしまうんですね。ですから、自分が何のために時間が欲しいのか、働かない時間にやりたいことは何なのかを、明確にしておくことをおすすめします。
ビジネスをやり始めると大変です。大変だから、何のためにこれをやっているんだっけ? という原点やもともとの動機を忘れてしまうことがあるんですね。なので、なぜ時間が欲しかったんだろう?ということを、言語化しておくことをおすすめします。