動画編集ソフト「Camtasia(カムタジア)」が2026.1.0にアップグレードされました。
私はこれまで2024年版をずっと使っていました。特に不都合がない限り、滅多にアップグレードはしないのですが、不思議なことに次のバージョンが出る頃になるとソフトがクラッシュし始めるんですよね。環境は変わっていないのに不思議です。そんな理由もあり「そろそろバージョンアップしようかな」と更新情報を確認しに行ったところ、とんでもない新機能を見つけてしまいました。
それが、「Edit Zoom Recordings(Zoom録画の編集)」です。
これまでの試行錯誤:ウェブカメラの「映り」と「音質」の悩み
YouTubeやオンラインコースの動画を作る際、私はずっと「顔出し」のクオリティに悩んできました。
いろいろ試した結果、Zoomの「外見を補正する」フィルターが一番きれいに映ることに気づいたんです。Camtasiaでも画面収録とウェブカメラの同時録画はできますが、補正機能がなく、正直「絶望する」ような映り方でした。
最近は「DemoCreator」も使っていました。AI美顔フィルターがついていて少しマシに映るのですが、私の環境ではどうしても色がくすんで見えたり、書き出しに時間がかかったり、フレームレートが30fpsまでしか設定できなかったりと、不満がありました。
ブラウザベースの「Tella」というサービスも、レイアウト(画面共有と顔の切り替え)が直感的で素晴らしいのですが、月額約20ドル(約3,000円)と、継続して払うには少し高価です。
そして何より、「音質」はCamtasiaで録ったものが一番好みなんです。わが家で撮ると、DemoCreatorは音が少しシャカシャカして浅く聞こえてしまう。
そのため、これまでは以下の手順で非常に面倒な編集をしていました。
- Camtasiaで画面収録を行う(音質重視)
- Zoomで同時にウェブカメラの自分を録画する(画質・補正重視)
- Camtasiaの編集画面にZoomの動画を取り込む
- 音声の波形を最大まで拡大し、口の動きと音声を手動でミリ単位で合わせる
- ウェブカメラの画像はZoom、共有画面はCamtasia、音はCamtasiaという動画に編集する
この「同期」の作業が本当に手間で、なんとかならないかと思っていました。
Camtasia 2026の新機能:Zoomクラウド録画を直接インポート
今回のアップデートで、Zoomのクラウド録画をCamtasiaへ直接インポートできるようになりました。そんなことができる時代が来るなんて。「Camtasia 8」とかから使っていた私は信じられない思いです。
最も感動したのが「Camtasia Rev」という機能です。取り込んだZoom録画に対して、Tellaのように画面共有とカメラ映像のレイアウトを瞬時に切り替えたり、背景を差し替えたりできます。
そして、さらに驚いたのが「メディアの自動同期」です。
複数の録音・録画データがある場合、類似の音声を認識して自動的に同期してくれます。あの「手動で波形を合わせる苦労」が完全になくなるのです。
実際にZoomをアップグレードして試してみた
この機能を使うには、Zoomの「クラウド録画」が必要です。私はこれまで無料プラン(ローカル保存のみ)にこだわってきましたが、この機能のために月額約2,800円のProプランに1ヶ月だけ課金して試すことにしました。
※Zoomの無料版は40分制限がありますが、これが逆にコンサルなどのミーティングを短く切り上げる良い理由になっていたのですが、今回は背に腹は代えられません。
Zoom側の設定
Zoomのマイページから「設定」→「レコーディング」に進み、以下の項目をオンにします。
- 「クラウドレコーディング」を有効にする
- 「スピーカービュー、ギャラリービュー、共有画面をそれぞれ個別にレコーディングする」にチェックを入れる
これで、画面共有データと自分自身の映像データが別々のソースとしてクラウドに保存されます。
CamtasiaとZoomの連携手順
- Camtasia Editorを開き、「ファイル」→「インポート」→「Zoom」を選択。
- Zoomのアカウントでサインインし、連携を許可します。
- クラウド上の録画リストが表示されるので、編集したいデータを選びます。
- 「Camtasia Rev」が立ち上がり、レイアウト(左右分割、ピクチャー・イン・ピクチャーなど)を選択します。
- YouTubeショートなどの縦型動画へのリサイズも、この画面で一瞬で行えます。※別プロジェクトとして画面の縦横比を変える必要はあります
使ってみた感想:YouTube・ショート動画制作の革命
実際にやってみると、本当に一瞬で同期が完了し、背景もきれいなグラデーションに差し替えられました。
Zoomの強力なバーチャル背景や外見補正機能を使った「きれいな映像」を活かしつつ、Camtasiaの「高品質な音声」と「高度な編集機能」を組み合わせられる。これはYouTubeやオンラインコースを作っているクリエイターにとって、神アップデートと言っても過言ではありません。
Camtasiaは新規ユーザーだと年間約3万円と高価になってきましたが、私のような旧バージョンからのユーザーであれば、年間8,000円〜9,000円程度のメンテナンス料金で更新できるはずです。
この効率化を考えれば、十分すぎる価値があります。Camtasiaユーザーの皆さん、ぜひこの新機能を試してみてください!
それではまた、お会いしましょう。
note記事:https://note.com/nakano_notes/n/na4563d739370