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情報商材は高額で怪しい?

今回のテーマは「情報商材は高額で、卑しくて怪しい?」です。これについて私の意見をお伝えしたいと思います。

情報商材のアフィリエイトをしていました

ここでいう情報商材とは、名前を出しても問題ないと思うのですが、おそらく高額で販売している infotop(インフォトップ)や infocart (インフォカート) などの、何万円以上、何十万円の商品のことを指します。こうした情報商材は「怪しい」「詐欺っぽい」と結構言われています。一方で Udemy はお手頃価格で適正価格と言われています。

 note はクリエイターのためのプラットフォームで、有料の機能が提供されています。note も良心的な価格で、よくXの話題で目にします。

私は2013年ぐらいから、少しずつ情報商材のアフィリエイトを始めました。本格的に情報商材アフィリエイト1本に絞ったのは、2016年だったと思います。しきりにアフィリエイトをしていました。1本1万円以下のツールや教材から、半年30万円の高額塾まで、infotop で販売される商品は範囲が広いです。たとえば、半年29万9800円の商品もあります。そのカテゴリーやグレードによって価格帯が異なりますが、それは別の機会にお話しようと思います。当時の相場で、infotop で一番高額な商品は半年約30万円で、それを毎月頻繁にアフィリエイトしていました。

高額だから怪しいのか、安かったら適正なのか、どうなのでしょう。

デジタルコンテンツは、無形の商品で原材料費がほとんどかからないため価格が妥当かどうかを判断するのが難しい部分があります。皆さんがよく比較されるのは、商業出版で出ている書籍にもアフィリエイトの方法が記載されていることです。「書籍は2000円もしないで手に入りますよね」とおっしゃいます。確かに情報を買うという意味では書籍も同じです。しかし、2000円であれば適正価格なのでしょうか。明確に答えられますか。ごめんなさい、今回の私は少し喧嘩モードです。

私にとって情報商材は非常に面白かったです。中身はあまり変わらないことが多いです。 たとえば、 note にもさまざまなプライシングがあります。皆さんはあまり note の最初の頃を知らないかもしれませんが、2014年、15年頃は5万円の有料 note がかなり販売されていました。中身はよくわからないのですが、すごい値段で売っているなと思ったのでよく覚えています。

現在 note で売る場合は、初めの部分は無料で、続きは有料にするのが一般的です。価格帯の範囲は980円、1980円、3980円です。ただし、稼ぐ系になるともう少し高いプライスになってることもありますが、万を超えることはあまりありません。

情報商材の価格が高い理由その1:希少性と秘匿性

お手頃価格であれば良心的かというと、値段の問題ではないと私は思います。 note で収益を上げている人は、単価を低く設定して数を売っています。たくさんの人にそのノウハウを知られても、大きな痛手ではないものを販売していることが多いです。

Udemy も、定価で2万7800円のコースもありますが、いつもセールをしているため、1200円から1600円程度で8時間のコースを買えることもあります。素敵な世界ですよね。私も Udemy を知ったときは興奮し、片っ端から買いました。今はもう700コースを超えていると思います。

半年30万円の教材や塾について言うのであれば、これは希少性です。たくさんの本数を出さない傾向があります。稼ぐ系に特化してお話ししますが、 infotop では稼ぐ系や恋愛がほとんどで、自己啓発系はあまり販売されていないです。

お金の稼ぎ方はさまざまです。投資もその一つですし、パートナーシップの問題も関係者にとっては重大です。そうしたテーマについての商品は高額で販売されていることが多いです。現在は infotop ではあまり売ってないようですが、以前は多く販売されていました。

高額な理由としては、一つはたくさん売れてしまって同じことをする人が増えると、そのノウハウが突き抜けにくくなります。再現性はあるものの、市場が荒れたり同じノウハウを使う人が増えたりするため、その情報に勝てない人も出てきます。「こうやれば稼げる」という秘匿性を守るために高く設定されているのです。

情報商材の価格が高い理由その2:アフィリエイト報酬が含まれている

もう一つの理由は、アフィリエイターを活用しているため、アフィリエイト報酬を支払っていることです。具体的には紹介料で特別単価が設定されています。特単と呼ばれ、特別単価がつくかどうかは商品ごとに異なりますが、たとえば30万円の商品の場合、アフィリエイターに15万円が入ります。私が30万円の塾を1本成約させると、15万円が自分に入ってきます。10人買ってくれると、150万円入ってきます。そういう世界なんですね。したがって、実際には販売者はあまり利益が出ないのです。infotop には手数料も発生するため、さらに利益が減少します。

儲けが少ないのに、アフィリエイトを活用して高額で売る理由は、集客のためなんですね。顧客リストが手に入るため、その後の販売に利用できるからです。ビジネスモデルとしては成立しますが、効率が良いとは言えません。しかし、アフィリエイターを活用すると、販売者はサポートをつけつつ、そのアフィリエイター経由で買ってもらうために、アフィリエイター独自のボーナス特典コンテンツやサポート特典を手厚くつけます。2016年頃はもう特典合戦でした。どのアフィリエイターの特典がいいか、どのアフィリエイターのサポートがいいかを考慮して買う構造だったのです。

 Udemy も一応サポートを提供しており、Q&Aのシステムがあります。ただし、テキストベースで公開される形でしか質問と回答をやり取りすることができません。

noteは何回か買ったことはありますが、結局読みにいかないです。普段あまりnoteを使わないためか、面白くないというか、テキストだけで読んでいくのが少し疲れると感じることもあります。noteを買う体験に興味があり買ってみたものの、あまり面白くないと感じてしまい結局活用しませんでした。販売者に原因はないのですが、私はnoteでは売らないことにしています。

noteで買った教材やノウハウに関してはサポートがついていません。たとえば、半年間の質問し放題やZoomでの質問、チャットワークで随時質問ができるなど、サポートやボーナス特典などはついていないと思います。そこの分厚さが全然違うのです。

したがって、「高いものには高い理由がある」とお伝えしたかったのです。

情報商材のアフィリエイトは非常に面白いです。機会があれば、またしてみたいと思います。自分のデジタルコンテンツを販売していく一歩前の練習にもなります。もし機会があれば試してみるのも良いかもしれません。ここで、情報商材は高額でボッタクリ、(大阪弁で言うとボッタクリなんですよね)と言う人もいますが、そもそも適正価格とは何なんだろうと私はよく思います。

情報の適正価格とは何か?

価格が高いか安いかの判断基準はどこですか。安ければ親切なのでしょうか。プライシングの話を以前のエピソード「安く値付けしたら許される?」でお伝えしたと思います。

たとえば、30万円の教材に比べたら500円の教材は安いです。しかし、払った分だけの中身がなかった場合、騙された気持ちになりませんか。500円だからと言って金額に見合った価値がなかった場合、足元を見られた気持ちに私はなります。

その根性が卑しいと感じるのかも知れません。「500円だと思ってなめたことをされた」とおそらく感じると思います。したがって、500円、1,000円、1万円、10万円といった金額の問題ではないと私は考えています。

適正価格とおっしゃる方に、少し考えてみていただきたいです。特に女性の方はお化粧品を買うと思います。デパートで売っているブランドのコスメ(デパコス)とプチプラコスメの違いを言えますか。

基礎化粧品の場合は少し違ってきますが、たとえば、2023年秋冬のトレンドカラーがあります。秋冬春夏でどの色が流行るかは、シーズンごとに異なります。テクスチャーはマットなものが流行ったり、ツヤ感のあるものが流行ったりキラキラしたものが流行ったりします。

チークやリップスティック、ネイルやアイシャドウなどの、色物に関してデパコスとプチプラコスメの違いを説明できますか。デパコスは高額でボッタクリだと思いますか。この辺を考えて欲しいなと思います。

まとめ:購入体験を通して自分の価値基準を知ろう

価格の話は非常に深いので、さまざまな場面で価格のことを考えてみるといいと思います。自分が買い物をする際、購入者としての体験をします。「なぜ私はここで1万円を払うのだろう」「なぜ私はあれには1万円出すのに、これには1万円出せないと思うのだろう」など、おそらく自分の価値基準は多岐にわたると思います。

その販売方法や価格によっても払う払わないの決断や、得したと思うかどうかも変わるため、さまざまな視点から体験をしてみて欲しいです。その上で、自分のサービスをいくらで売るのか、自分が心地いいと感じる価格を考えてみることが大切です。

改めて情報商材は高額で怪しい、卑しいと思うのかどうかは実際買ってみることで、その理由や価値がわかると思います。一度も買ったことがないのに怪しいとか卑しいと言っているならそれは失礼な話だなと思います。食べたことのないものに対して美味しいかどうかを判断することなく「これはそれほど美味しくないのに高いから詐欺だ」と言ってるのと同じだからです。

無形商品をこれから販売していく際、デジタルコンテンツやコーチング、コンサルティングなど手で触ることもできない商品の価値を伝えるのは難しいと感じるかも知れません。無形商品は、情報だけで成り立っています。有形物のように、素材の良さや縫製の良さを手で触って確かめることも、寸法をはかることもできません。あなたは高額で売りたいと思う一方で、情報商材は高くて怪しいと思って来たため、同じ金額でチャージできないと悩むでしょう。この点を考慮しながらさまざまな観点から検討していただきたいなと思います。

私は高額の情報商材の販売が大好きでしたし、さまざまな面白い体験や勉強をさせてもらったと思っています。

またご意見やご質問があればコメントをください。それではまたお目にかかりましょう。

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