今月はブラックフライデーセールがありますね。そこで、Udemyの講師になるならUdemyのコースをいろいろ買ってみようということで、Udemy月間としています。
今日のトピックは「私の出したいコースは、Udemyの花形ジャンルではありません。だから、Udemyにコースを出しても無駄なんじゃないでしょうか?」というご質問です。
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Udemyにコースを出すときのマインドセット
「私のニッチはUdemyの花形ジャンルじゃない、だからUdemyにコースを出してもムダなのでは…」というお悩みに答えます。
うんうん、そのお気持ち、わかります。
ポイントは3つ。
- Udemyにコースを出すかどうかは目的次第
- 動画コンテンツを作っておくと再利用できる
- UdemyBusiness以外のコースは他の場所でも販売できる
Udemyにコースを出すかどうかは目的次第
Udemyは私が初めて知った2016年か2017年に比べたらずいぶん変わってきましたが、それでもやはりビジネススキル、プログラミング、デザイン、そういったところが強い花形ジャンルと言われるところですね。
本屋さんで趣味実用のジャンルに書籍が並んでいるようなトピックは、まだまだ弱い。コース数も増えたとはいえ、まだ少ない状態ですね。「私は花形ジャンルじゃないんです」という人は自己啓発とか、趣味実用系の方が多いです。自己啓発も最近は少しずつ花形に移りつつありますが、まだ過渡期にあるような感じですね。
ここで、Udemyにコースを出しても無駄なんじゃないかというご質問に関しては、私は必ずしもそうではないと思っています。いくつか理由があります。
まず一つ目は、Udemyにコースを出すかどうかは、目的次第です。
もう一つの理由は、動画コンテンツを作っておくと、再利用ができるので、無駄にはならないということ。さらにもう一つ、Udemyにコースを出しました…Udemyでそんなに売れません、となったとしても、Udemy Businessに採用されているコース以外は、現時点では他のプラットフォームでも販売することができます。
ですので、Udemyで売れなくても、他のマーケットプレイスや自社販売で売れる、ということがあります。
もう一つ、これを言うと少しきつく聞こえるかも知れませんが、無駄でない方法を考える時間があったら、1つコースを作って出す方がビジネスが進みます。
最初に、Udemyにコースを出すかどうかは、目的次第だと思うんですよね。もしあなたが、Udemyの収入だけで生活していこうとするのであれば、花形ジャンルを狙うのがおすすめです。断然おすすめです。
受講生の母数が違います。万単位で違ってきます。ですので、Udemyだけで生活していこうとするのはそもそもリスクのある話ですが、もしも毎月Udemyだけで50万、60万とか稼ぎたいよという人は、やはり花形ジャンルを狙わないと相当厳しいでしょう。おそらく、かなり難しいと思います。
そうではなく、私は最近、Udemyを認知に使うというのがとても合理的だと思っています。収益が高い低いはあるけれども、認知してもらうためにSNSを使うような感じですね。YouTubeに動画を置くのと同じような感じで、Udemyにコースを置く。そうすると、有料で学ぼうとUdemyに来たお客さんに、認知してもらうことができる。これがすごく大きいと思うんですね。
認知してもらう目的であれば、Udemyに限らず、やれることは全部やるのが原則です。
ただ、時間には限りがありますよね。1日24時間しかないし、やることがたくさんあるし、みんな忙しい。あなたも忙しいし、私も忙しい。なので、優先順位をつける必要があります。ですから、特に何かを学びたい人が集まりやすいところにコンテンツを置くことは、有効な種まきになると私は思っています。
私が最近、Udemyを活用するメインの理由は、認知をとることです。私の存在を認知してもらうためにUdemyにコースを出すんですね。売れる売れないは二の次と考えてます。ですから、その目的次第ですよね。お金をものすごく稼ぎたい人は花形ジャンル一択です。花形ジャンルでないのであれば、他の方法を考えた方がいいでしょう、ということになります。
けれども、認知してもらう目的であれば、十分機能します。私の場合、SNSをやっていないなどやっていることが偏っているということもあるのですが、私のところに指名検索で来てくださるお客さんは、ほとんどはUdemyの私のコースをいくつかリピートしましたという方です。
他の方はUdemyで名前を見て、Kindleを読んだり、聞いたりしたという方もいらっしゃいます。そのため、名前を見たのはUdemyですという方がほとんどです。なので、Udemyは認知の獲得には機能すると思います。
たとえUdemyで売れなくても動画コンテンツを作っておくと再利用できる
2点目は動画コンテンツを作っておくと再利用できますよというお話です。デジタルコンテンツのフォーマットは、テキストコンテンツ、例えばブログやPDFのような文字情報と、音声コンテンツ、動画コンテンツ、大体この3つに分かれます。
このうち一番手がかかるのが、動画コンテンツです。この一番手がかかる動画コンテンツを作っておくと、いくらでも再利用できます。まず、音声だけ抜くということが簡単にできますよね。今はもう特別なソフトを買わなくても、無料のWebサービスでMP4からMP3にコンバートすることは簡単にできます。そのため、音声コンテンツにしてポッドキャストに使うとか、プレゼントに使うこともできます。
それから、テキストコンテンツにする。今は文字起こしのAIツールがたくさん出ていますよね。私はnotta(ノッタ)というサービスを気に入って使っていますが、日本語の精度はあまり満足する水準ではありません。私の喋りにも問題があって、文字起こしはあまり正確ではないけれども、そこはリライトするとか何とかして使うことができます。
例えばテキストコンテンツとしてブログ記事やKindle、有料noteにしたり、PDFにしてeBookとして販売することもできます。ダイジェスト版を作ってリードマグネット、無料コンテンツとしてプレゼントするなど、いろんな再利用の仕方があるんですね。
また、一部切り取ってSNSに載せることもできます。
ですから、一番手がかかることをして、Udemyにも一応置いておく。それを他のフォーマットに切り替えてブログにも載せる、Kindleにも出す、ポッドキャストに出す、SNSに使う、無料のプレゼントコンテンツに使う等の使い方ができます。
1つ動画コンテンツを作ったところから、色々なコンテンツ形式に変換し、有料で売ったり、無料で差し上げたり、SNSに投稿したり、様々なバリエーションを作ることができるので、動画コンテンツを作ることは、おすすめです。これが2点目です。
UdemyBusiness以外のコースは他の場所でも販売できる
3点目、Udemyにコースを出した場合、花形ジャンルでなければコースを出しても無駄なんじゃないかというのが論点でしたよね。もし、Udemy Businessという企業研修向けのコースに採用されていない場合は、現時点では他のプラットフォームで販売することが許可されています。
例えばスキルシェア系のマーケットプレイスや、クリエイタープラットフォームに出品することができます。例えばShareWis(シェアウィズ)、coconala(ココナラ)、ストアカ、noteがあります。
私のUdemyFasttrackに参加してくれる方には、Udemyの講師になる前から既に自社販売を視野に入れているという方が非常に多くなりました。Udemyで販売するコースを自分のスクールでも販売する。それは本当に良い戦略だと思います。
自社販売は私もしていますが、Teachable(ティーチャブル)やThinkific(シンキフィック)、Kajabi(カジャビ)などといったスクールシステムを使って、Udemyと同じようにセクションとレクチャーに分けて、販売することができます。
あるいはダウンロード販売ですね。昔、インフォトップであったように、ZIPファイルで動画をダウンロードするとか、もしくは会員サイトを作って、そこで限定動画を販売することもできます。
繰り返しますが、Udemyで売っていたら他で売ってはいけないというわけではありません。Udemy Businessに採用されているコース以外は大丈夫です。
特に、ビジネススキル以外のコースは、Udemy Businessに採用されることはほとんどないので、よそでも販売することができると考えていただいて大丈夫です。
ですので、色んな所に種まきができると言えます。
「ムダでない方法」を考える暇があったら1コース作って出そう
そして最後、これは私自身も自分に言い聞かせなければならないのですが、無駄か無駄でないかを考える時間があったら、1コース作って世に出す方がビジネスは前に進みます。
当然、せっかく手間をかけて動画コンテンツを作るんだから、無駄にならずに花開いてほしいと思います。その気持ちはわかります。だから手が止まるし、いろいろ考えちゃう。私もそうです。
ですがそもそも、Udemyでも花形ジャンルであっても、出したからといって必ず売れるとは限らないんです。ジャンルが悪いから、ということはもちろん不利な部分がある。だけど、花形ジャンルだったら必ず勝てるかというと、そこはそこでレッドオーシャンなんですよね。
ここはUdemyをディープにディープに知っている人じゃないとわからないことなんですが、レッドオーシャンのジャンルでは検索にすら引っかからないようなコースも存在するんです。ですので、ジャンルのせいにするというのは、あまりおすすめしないです。
私もコンサルティングを受けていて言われるのですが、「中野さん、何でもやってみないとわからないです、出してみないとわからないです、売ってみないとわからないです。なぜなら、マーケットは水物だから。」というふうに言われます。本当にそうなんですよね。
私自身、Udemyで一気にコースを出してるときに、「これいけるやろな」「これウケるやろな」と思って出したコースが、大滑りしたことがあります。やはり出してみないとわからないんですよね。逆にこれはどうかなとあまり期待していなかったコースが、意外とずっと最高評価のタグが外れなかったりするんです。ですので、出してみないと本当にわからないし、マーケットは水物です。
それからタイミングもあります。例えば私の場合、Udemyに集中してコースを出したのは2020年の1月から6月でした。正確には、2019年の12月に3コースぐらい出した後、2020年1月からフルコミットするために2019年12月までに他のお仕事を全部お断りし、後任の方にお願いして準備をしていたわけなんですね。2020年の1月スタートです。
2020年の2月にコロナ禍が始まりましたが、たまたま私はそこにかぶったんですね。
私にとっては追い風になりましたが、コロナ禍は、追い風になった人とものすごく苦しんだ業種の方といらっしゃいます。ですので、追い風になったということをあまり大きな声で言いたくはないのです。しかし私も、自分がUdemyにフルコミットするときに100年に一度と言われるような感染症が出てくると予測してコースを出したわけではないんですね。
そんなことは知らずに2019年の12月から準備していました。本当にたまたまでした。
そういうたまたまのタイミングが、どこで来るかはわからないのです。これも他のところでお話しましたが、私たちがコントロールできない要素ですよね。そういうタイミングのような要素もあるので、花形ジャンルだからどう、花形ジャンルじゃないからどうだ、というのは言えないと思います。
そして、例えば「Udemyで成功する方法を教えます」というコースがUdemyの中にもUdemyの外にもあります。私も出しています。だけど絶対に100人が100人うまくいく方法なんて、誰も知らないと思います。私も残念ながら、背中を押せる人もいれば、背中を押してもなかなかうまくいかない人もいます。その限界はあります。
ですので、やってみるしかないんですよね。無駄か無駄でないか、考えても仕方がない。
こんな事例もあります。Udemyではあまり売れなかったけど、違う目的に繋がった方もいらっしゃるんですね。ここで詳細は控えますが、Udemyにコースを出したことが他のお仕事に繋がったとか、お仕事の発展に違う形で繋がった方もいらっしゃいます。
もし繋がらなくても、Udemyに動画コンテンツを出したことを無駄にするかしないかは、その後の自分次第だと私は思っています。何をするにしても、Udemyで成功することだけにフォーカスをしてしまうと、売れなかったらそれは失敗だった、無駄だったとなるかもしれません。ですが、その経験をどう生かすか、プラスに転じるにはどうするかということを考えれば、全部が全部無駄になるわけじゃないんですよね。
一番の無駄はやらないことです。
だから、「無駄なのかな」「どうなのかな」と迷う気持ちはわかります。もし迷ったら相談に来てください。もしくは私のブログに無料のダウンロードコンテンツがあります。「12週間でUdemy講師になろう!」というeBookがあるので、それを手に入れてみてください。
どういう順番で進めていったらいいのか、12週間でUdemy講師になる方法が書いてありますので、それを是非ダウンロードして一度やってみてください。できれば10コースぐらい出して欲しいです。
最初の1コースはすごく葛藤したりすると思うので、時間がかかってもいいんです。無駄とか何とか考えずに、人生で1コースだけUdemyにコースを出してみよう、そのくらいのノリでやってみていただければと思います。
ブログのメニューバーから、無料のダウンロードコンテンツのページにアクセスしてください。そこに「12週間でUdemy講師になろう!」というeBookがありますので、是非ダウンロードしてご覧になってみてください。