動画編集をするパソコンは必要なスペックが高そうなイメージがありませんか?
ここでは、前のレクチャーでご紹介したスライド動画(スクリーンキャスト)を録画・編集するのに必要なパソコンのスペックについて解説します。
Table of Contents
パソコンのスペックの基本的な考え方
CPUはパソコンの頭脳
パソコンを買うときに表示されているスペック表を見てみましょう。CPUやメモリについては必ず表示されています。
CPU はパソコンの頭脳だと考えてください。いろんな処理をしてくれる頭ですね。動画編集をする場合、この動画を撮っている2021年7月時点では最低でも Core i5以上は搭載したいところです。最低でも、なので予算に余裕があってもっと最新のものを選択できるならそちらを選んでください。
メモリはパソコンの作業台
パソコンを買おうと思うとスペック表にメモリって書いてありますよね。あのメモリは何かと言うとパソコンの「作業台」だと考えて下さい。大きければ大きいほど安定して作業が行えます。
例えば、あなたのキッチンを思い浮かべてみましょう。ワンルームの狭いキッチンだとまな板を置いたらもうそれでいっぱいで、材料を置くところがなくて使いづらいし、あたふたしてしまいますよね。でも広いキッチンだったら材料を置いて、さらに道具を並べてもまだ十分に余裕があるために安定して作業が行えます。それと同じことです。
現在の動画の状況では、メモリは最低8GB 、できれば16GB、32GB 以上欲しいところです。
ストレージはハードディスクかSSDか?
ストレージは転送速度や処理速度の点で考えると SSD と書かれているものが速いです。ただ、高価格なのがネック。この辺はあなたのお財布と相談して SSD なのかハードディスクなのかを決めていただければいいです。速度以外は大きな違いがありません。
スペックの考え方のまとめ
スペックに関しては大体 CPU とメモリをチェックしていただければいいと思います。ただ今後4K動画を編集するようになると、 CPU は最低でもCore i7、そしてメモリは32 GB 以上を搭載したいところです。ストレージもSSDが望ましいですね。
あなたが使う動画編集ソフトのシステム要件を確認するのも必要です。使うソフトを決めて、そのソフトを使うにはどれだけのスペックが必要でかを調べてみてください。例えばCamtasia 2021であればこんな感じです。
Microsoft Windows 10 (64 ビット)以降
第 6 世代 Intel® Core™ i3 プロセッサーまたは第 1 世代 AMD® Ryzen™ 3 プロセッサー
8GB の RAM (16GB 以上の RAM)
https://www.techsmith.co.jp/camtasia.html?_ga=2.47077735.1734770034.1628736280-846886758.1624972553
私が現在使っているパソコンのスペック
動画編集するなんてハイスペックなパソコンが必要なんでしょう?!と思っているあなたに朗報です。私の今のパソコンは「こんなパソコンでも動画編集できるんだ???」と思うようなロースペックです。
私のパソコンはCamtasia2021が使えるギリギリセーフなスペック
- Corei5
- メモリ8GB
- HDD
ね、Camtasiaを使うのにギリギリセーフなスペックでしょう?
さすがにAdobeのソフトを立ち上げると重たいですが、PhotoshopやAudition、Acrobatくらいは動きます。
このパソコンの価格はだいたい5万円、2015年に買った6年もののレノボのパソコンです。
サブ機はパソコン工房オンラインショップで購入したもので、Core-i7、メモリ16GB、SSD + HDDという構成にしました。2年前くらいにレノボが不安定になったときに買ったのですが、まだあまり出番がありません。
私がパソコンを選ぶときに最重要視するのはメモリ
メモリはできるだけ積んだ方がいいというのが、私がパソコンを触り始めてからのずっと変わらない信条です。
メモリをどれだけ増設できるかというのはパソコンの機種によって違うんです。ですから、ご予算の許す範囲でできるだけメモリがたくさん積める機種を選ぶことをおすすめします。極端かもしれませんが、 CPU が Core i5 なのか Core i7 なのか、もっと新しいのかということよりも、私はメモリ優先で考えます。スペック表でメモリがどれだけ積めるのか?をまず見るんです。
例えば今の時代でもメモリ4GB で売っている格安のパソコンもあります。4GBのメモリでは動画編集には問題外。じゃあ8GB、 16GB 、できれば32GB 積めるパソコンがあるかな?拡張できる仕様かな?というのをまず見ていきます。ですから、他のスペックが素晴らしいパソコンがあっても、メモリが8 GB で上限であるパソコンは私の候補からは外れます。メモリは積めるだけ積むのがおすすめです。
まとめ:スクリーンキャスト形式の動画を編集するのに必要なパソコンのスペックはそれほど高くない
動画編集するパソコンに必要なスペック、特にスクリーンキャスト形式の動画を編集するのに必要なパソコンのスペックはそれほど高くありません。あなたが使う動画編集ソフトに必要なシステム要件を満たすことが重要です。そしてできればメモリを積めるだけ積んでおくのが私のおすすめです。
「3-2 動画編集するパソコンに必要なスペック」への1件のフィードバック
ピンバック: オンライン講座の作り方 | 中野琴子のブログ|あやとりワークス
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