書籍とブログはルールや見せ方が違う
Web記事は「見せ方」が重要
Webの記事は読まれない、という話をします。見せ方が非常に大事です。
Web記事は読まれないという衝撃の事実
衝撃の話をします。Webの記事は読まれません。 これがなぜ衝撃かというと、私もブログを書くときは、割と「てにをは」まで、一言一句、精魂込めて書くのです。なかなかいい記事が書けたな、なんて思うのですが、誰もそんなところまで見ていないし、そもそも読まれていないのです。これに気付いたときは非常にショックでした。
誰もが経験する高速スクロールと流し読み
自分を振り返ればわかるのです。あなたも何か検索して記事にアクセスしたときに、全部読みませんよね。特にスマホだったら、ペペッとこうスクロールしていきませんか? 高速で流し読みしますよね。私もします。
紙媒体とWeb記事の見せ方は全く違う
ここでお伝えしたいのは、書籍、紙媒体の文章とはルールや見せ方がWebの場合は全く違うということです。Webの記事は読むものではありません。見るものなのです。
書籍のような文章はWebでは読まれない
実際に見比べてみましょう。 テストブログの「筋トレラボ」のところにサンプル記事を入れてみました。文章は同じものを入れています。「認知症とうつ病の症状の違い」というタイトルで、昔ブログ記事にしていたものがありましたので引っ張り出してきました。書籍の場合は、こんなふうに書かれていますよね、ということなのです。
| 定年退職した父がどうしてるかなと思い、久しぶりに実家を訪ねたら、いつもの元気で明るい父がなんだか暗くぼーっとしている感じで、聞けば食事もあまり食べていないとのこと。どこか体の具合が悪いのか、それとも認知症になってしまったのか心配でたまりません。 認知症とうつ病の違いは何か 認知症と間違われやすいのがうつ病です。 |
ということで、ザーッと書いてあるのですが、これどこか読みますかね?これ全部読めますか?私は多分読めないです。離脱します。
書籍だとだいたいこういう体裁ですよね。小見出しがあって、冒頭字下げはあるのですけれども、改行からの行の挿入もないし、ずーっと字が詰まっている。これが新聞、雑誌(雑誌はちょっと違うかな)、新聞とか書籍の体裁です。
Webの場合はどうか。どうやったらWebの記事でも読んでもらえるのか、というふうになると…
ウェブの記事、実例を比較してみよう
参照動画はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=ngOvL9xAvJ0
Web記事の見せ方 リード文と目次が鍵
全く同じ文章なのですが、こちらがWeb版です。(キャッチ画像)
ここがリードの部分です。「定年退職した父が〜心配でたまりません」というところまでは同じです。 「両親が遠方にいる場合、こんな心配をすることがあります。認知症とうつ病では症状に大きな違いがあります。精神科を受診すると鑑別診断をしてもらえるので早めに受診しましょう」という結論を加えています。これがリードです。
そして目次があります。
- うつ病の主な症状
- 認知症は眠らない、うつ病は眠れない
- 認知症とうつ病は症状に大きな違いがある
- うつ病には環境の変化というきっかけと治療の効果がある
- まとめ:精神科に受診して相談を
目次は章見出しが自動的に反映されるようになっていますので、これらはそのまま小見出しの文言です。
ユーザーは記事にアクセスして、リード文に直接着地します。必ず読まれるのがこのリードです。リードだけは必ず読んでもらえますので、ここに求めている答えがあるかないか、ということをユーザーは判断します。「両親が遠方にいる場合、この心配することありますよね、たまにしか会わないので」と共感を示し、「認知症とうつ病では症状に大きな違いがあるんだよ」「そして早めに受診するといいんだよ」ということを伝えます。
そして目次ぐらいまではファーストビューで目に入りますので、見出しにこの章でこんなことを言っているよ、ということを看板のように書きます。「認知症とうつ病の大きな違い」「症状全然違うんですよ」「うつ病にははっきりとした特徴があります」「まとめとしては精神科に受診して相談を」。場合によっては、この見出しを見ただけで、読みたいところ、気になるところだけにジャンプするということがありますけれども、それでも構わないです。
これで目次を入れる目的がお分かりいただけたと思います。
箇条書きや装飾で視覚的に訴える
目次の後は、見出しと本文の組み合わせです。この例では5つの見出しになりました。
「うつ病の主な症状」という見出しの部分。書籍版ではどう書いていたかというと、ここですね。「認知症とうつ病の違いは」という見出ししかなく、あとはずーっと文章をつなげています。
| 認知症と間違われやすいのがうつ病です。(中略)まずうつ病では次のような症状や状態が見られます。無関心、無症状、無関心、夜眠れず昼に居眠りをしている、食欲低下、集中力の低下、注意力散漫、激しい物忘れ、何もかも自分が悪いと責める、「死にたい」と言ったり実際死のうとしたことがある、など。 |
というふうに書いてあるのですが、これ、もうちょっと分かりやすく見せることができますよね。そうです、箇条書きです。
「うつ病では次のような症状や状態が見られます」として、箇条書きにすると途端に見やすくなりませんか?読みやすい、ではなく「見やすい」のですが。
- 無関心、無気力
- 夜眠れず、昼に居眠りをしている
- 食欲低下
- 集中力の低下、注意力散漫
- 激しい物忘れ
- 何もかも自分が悪いと責める
- 「死にたい」と言ったり、実際死のうとしたことがある
さらに、うつ病では身体症状の訴えがあることが特徴です。
- めまい、ふらつき
- 頭が重い
- 肩こりや頭痛
- 便秘
など。こう見ると、一見しただけで「あ、これぐらい体の症状があるんだな」ってことがパッと把握しやすいですよね。ところが文章で書いてしまうと、ここに埋もれているのです。「さらにうつ病では、めまいやふらつき、頭が重い、肩こりや頭痛、便秘などの身体症状の訴えがあることが特徴です」。同じことが書いてあるのですが、ここに埋もれてしまって読み流される、さっぱり理解してもらえない。けれども、こうすると箇条書きのところだけ見ていってもらえれば、「なんかそういうことがあるんだな」ということは理解してもらいやすくなります。
この中では、認知症の症状でもある「物忘れ」が間違いやすい要素だけれども、一番明らかな違いは睡眠なのですよ、ということで次の章に持っていきます。
ここで、箇条書きも使っているし、赤字も使っていますよね。太字も使っています。強調したいところは装飾をして注意を引きます。
吹き出しや枠囲みで情報を際立たせる
そして「認知症は眠らない、うつ病は眠れない」。これも元々はどこにあったかというと、ここですね。「認知症とうつ病はどちらも物忘れを伴いますが、大きな違いがあります」という、たったこれだけの行なのですが、これだけの行でも読んでもらえませんから、「認知症では眠らない」「うつ病では眠れない」と、本人が困っているかどうかについて大きな違いがあるんだよ、ということを吹き出しを使ったり、イラストを入れたりして目を引くようにします。
そして「認知症とうつ病は症状に大きな違いがある」。これも書いてあることは、この文章と同じなのです。ここから抜粋して箇条書きにして、枠で囲ってみる。そしたら、文章全体を読まれなくても、ここを見てもらえれば理解してもらえます。
それから「うつ病には環境の変化というきっかけと治療の効果がある」のが特徴です。認知症との違いですね。
まとめ部分も見出しで内容を明確に
まとめのところは、まとめだけ書いてもいいのですが、まとめとして何をアドバイスするのかということを書き足しておくと分かりやすいですね。まとめだけだと、何がまとまっているのかわからない、ここまで来てもらわないとわからない。けれども、「結局は精神科に受診して相談するのが一番いいんだよ」「認知症であっても、うつ病であってもどちらも見てもらえるから」ということで、「うつ病であれば早期に治療に入れば治ることがある、症状が非常に良くなることがあるので、まず受診しましょう」というまとめにしたわけですが、まとめの見出しにも「精神科に受診して相談を」というふうにして分かりやすくしてみました。
という感じで、ビジュアル的にどれだけ見せることができるかによって、ずいぶんと分かりやすさに違いがありますよね。
ブログの記事は読み物ではなく見るもの、という視点で最終的な装飾や構成をするときに気をつけてください。そしてそのときのポイントは、ユーザーは一言一句漏らさず読んでくれません。流し読みします。流し読みやつまみ読みをします。見出しや太い文字だけ、目立つところだけ見ていく。私もそうします。気になったらそこを詳しく読むのです。つまみ読みされても理解してもらえる見せ方や構成にするというのが、ブログ記事をどう書くかの一番のポイントです。
流し読み前提の見せ方と構成
という感じで、ビジュアル的にどれだけ見せることができるかによって、ずいぶんと分かりやすさに違いがありますよね。
ブログの記事は読み物ではなく見るもの、という視点で最終的な装飾や構成をするときに気をつけてください。そしてそのときのポイントは、ユーザーは一言一句漏らさず読んでくれません。流し読みします。流し読みやつまみ読みをします。見出しや太い文字だけ、目立つところだけ見ていく。私もそうします。気になったらそこを詳しく読むのです。つまみ読みされても理解してもらえる見せ方や構成にするというのが、ブログ記事をどう書くかの一番のポイントです。