Kindle出版の原稿作成に生成AIは使っている?出版11冊目までのAI活用法

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YouTubeの過去の動画に「原稿作成に関して生成AIは活用していますか?」というご質問をいただきました。現在Kindleで11冊の書籍をリリースしていますが、結論から言うと「若干活用している」という状態です。

今回は、私が実際にどこまでAIを使い、どこからを人に任せているのか、リアルな使い分けについてお話しします。

なぜAIではなく「人への外注」を選ぶのか?

現在、私のKindle書籍の表紙デザインはプロのデザイナーさんにお願いしています。文章に関しても、AIで全てを完結させようという考えは割と早くに諦めました。

その理由は「脳の負荷」です。同じタスクをこなすにしても、AIはこちらが指示を出して動かさなければなりません。AIが超高速で処理してくれる分、自分の頭の回転もそれに追いつく必要があり、結果的に変な負荷やしんどさを感じてしまうのです。

一方で、人に外注する場合は「今月の仕事をお待ちしています」と声をかけてもらえますし、確実にお渡しして間に合わせてくれます。何より、手放してしまえばそのタスクについて一切考えなくて済むため、自分の脳のリソースを温存できるのが大きなメリットです。

AI文章の最大の弱点「目が滑る」現象

アイデア出し以外でAIを積極的に使わない一番の理由は、人間味が出にくい点にあります。AIが出始めの頃に「目が滑る」という表現がよく使われましたが、本当に的を射た表現だと感じます。

AIは当たり障りのない平均的な文章を出力するため、読者の心に引っかかりが生まれません。感情や体験を持たないため、「もやっとした」「イラッとした」「キュンとした」といった生々しい感情表現や、その人らしさが滲み出るトーンが欠けてしまいます。私は一足先にこの分野を探索していくつかのツールを試してきましたが、どこかで見たような文章がただ流れていくだけでは、わざわざKindleとして出版する意味が薄れてしまいます。

そのため、人の目に触れるメインの文章作成には、できるだけAIを使わないようにしています。

AIのメリットと、実際の活用シーン

もちろんAIにも、瞬発力がすごい、コストが有利、気を使わなくていい、定型作業が短時間で済むといったメリットがあります。

以前は、オンライン学習プラットフォームのUdemyに出した動画講座を再利用してKindle化していました。当時はアドリブで喋っていたため、動画からの文字起こしと、言葉のつっかえを直して文章を整える(整文)という作業が発生し、そこまではAIを活用していました。

現在では、動画講座を作る前に台本を書き、その台本に限定コンテンツを加えてKindle原稿にするフローに変わったため、AIの出番はさらに減っています。

まとめ:自分らしい言葉を残すことの大切さ

ディープリサーチなど、AIの有意義な使い方はたくさんありますが、私の場合は「文章を整えるところまで」にとどめています。自分らしい言い回しや、体験から得た感情は、できるだけ自分の手で残すようにしています。

Kindle出版はやることが多いですが、骨組みを作り、そこに文章を当てはめたり音声入力を活用したりすることで執筆のハードルは下がります。人生のあらゆる経験や切り口は、すべて誰かの役に立つコンテンツになります。ぜひあなたも、ご自身の経験をコンテンツとして世に出していってくださいね。