思い込みを捨てて、時間をブロックし、人生をデザインする方法

Live Podcast Session with Smiling Female Host

時間がない?それは思い込みかも

私は普段から「大切なものを大切にできる人生を作ろう。そのためには、時間を生むようなビジネスを1つ持っていると良いですよ。それはオンラインコースビジネスですよ。」というお話をしています。

このように話すと、特に自営業、個人事業主、フリーランス(働き方の問題なので個人事業主だったり、法人化している人もいたりしますけれども)、一人起業家……いわゆるスモールビジネスオーナーの方から、「学ぶために時間をブロックできない」「時間を創り出せない」という声をよく聞きます。

なぜ”自分の時間”が必要なのか?

顧客優先で自分の時間が後回しになっていませんか?

私の周りには、自宅で仕事をしている人、コーチとしてコーチングのセッションを提供している人、音楽の先生でレッスンを提供している人、ヨガ、バレエ、ダンス、絵などを教えている人、あるいは飲食店経営や語学教室を対面でされている人などがいらっしゃいます。

さまざまな人がいますが、お客様や発注者のために時間を使うことはできても、「自分の学習のための時間や突発的な用事に対しては時間を取ることができない」「時間を確保することができない」という人が本当に多いんです。

オンラインコースで時間を作る?一見矛盾するその理由

オンラインコースビジネスは”時間泥棒”?でも…

「オンラインコースビジネスをしてみたいです」と言って、私のところに相談に来てくださる方もいらっしゃいますが、オンラインコースビジネスはある意味、効率の悪いビジネスです。誤解を恐れずに言うと、初期投資は少なくて済み、利益率は非常に高い。しかし、最初に非常に多くの時間を投資をしないとリターンを得ることができません。

仕入れも不要で、マイクとカメラ、あるいはパソコンとマイクがあれば動画講座やオンラインコースを作れます。非常にシンプルで、お金のかからない立ち上げ方ができるにもかかわらず、コンテンツを作る時間だけは先にたくさん投資してもらわないと、ビジネスが立ち上がりません。そういう意味では非常に効率が悪いビジネスなんですね。

長期的な視点で”時間”を生み出す仕組みを作る

実店舗の運営や工場経営、農業といった実業は、Webデザインやライティング、動画編集といったオンラインの仕事と違い、準備期間や準備資金がかなりかかるのが一般的です。一方、オンラインビジネスは比較的簡単に始められるものが多く、場合によってはすぐに収益化できるものもあります。でもコンテンツビジネスは、実はお金をもらえない準備期間が結構長いのです。

コンテンツを作るスピードには個人差があり、早い人はすぐに商品を作り上げ「あとは集客して販売するだけ」という段階に進みます。しかし実際にはコンテンツ作りに1年、2年とかかる人も少なくありません。

最初は不慣れで時間がかかることもありますが、一度コツを掴めば2コース目3コース目とコンテンツ作成のスピードは格段に上がります。「琴子さん、もうコツが分かったから量産体制に入ります!」なんて人もいて、「あ、もうこの人は上がりだな」と思います。あとは作って販売していくだけです。

いますぐできる、時間をブロックするコツ

相手のいる仕事でも時間のブロックは可能

コンテンツビジネスの作り方を学びに来てくださる方の中には、元々Webデザイナーだったり、語学講師、音楽講師、中にはラーメン屋さんまで、本当にさまざまな業種の方がいらっしゃいます。

そして、よく耳にするのが「本業が忙しくなって自分の時間が取れない」「作業が進まない」という声。正直なところ、私はその点が少し理解しづらいと感じています。もちろんおっしゃることは分からなくもないんです。

皆さんの言い分は、「どうしてもお客様のことが優先になってしまって…。『ここを急いでほしい』とか『ここをもうちょっとこうしてほしい』といったイレギュラーなお願いをされると、どうしても引き受けてしまうんです」というものです。

もちろん、そのお気持ちは分かります。心情的にはとてもよく分かります。でも私はそういうやり方はしないなと思います。「あなたはオンラインコースビジネスをしているからでしょう」と言われるかもしれません。確かにそれも一理あります。

時間に追われない私を作る、時間ブロック術

私も実は時間をブロックしているんです。自分が学びたいライブセッションなどがあれば、前もってカレンダーに予約を入れて、お客様の予約が入らないようにブロックしています。だからできないことはないと思うんですよね、理屈的には。

よく「相手のある仕事だから無理だ」という声を聞きます。以前1対1で体の施術をされている方と勉強会で一緒になったことがあり、その方に「いつもご一緒しますが、どうやって時間を確保されているのですか?」と尋ねたことがあります。その方はご自身の施術院で、完全予約制で患者さんを診ている方でした。

すると、「僕は年中無休ですが完全予約制なので、勉強したいことがある日はそこに自分の予約を入れて患者さんの予約は受け付けない。ただそれだけのことです。簡単じゃないですか?一生続けろと言われたら無理ですが、1年2年ここで学ぶと決めたら、そうすればいいだけじゃないですか。何が難しいんですか?」とあっさりおっしゃっていたのです。

「あ、同じやり方をしている人がいるんだ」と思いました。私も Calendly(カレンドリー)という予約システムを使って、どうしても受けたいライブレッスンがある日は、そこに自分の予約を入れてお客様の予約が入らないようにしています。

時間ブロックで人生をデザインする

時間の使い方=人生のデザイン

「相手のある仕事だから無理なんです」というのは少し違うように思います。何時に働き、何時に予約を受け付けるのかを決めるのは、結局自分自身だと思うんです。働き方の良し悪しを議論したいわけではありません。結局のところどのように時間を使うか、誰のために時間を使うかは、自分の人生をどうデザインしたいかに繋がると思うんです。

あなたはどんな人生を描きたいですか?

相手の都合を優先して生きる人生も、もちろん素敵です。実は私もどちらかと言えばそういうタイプだったので、お気持ちはよく分かります。人のために奉仕する生き方が好きだった時期もありました。でも、ある時ふと気づいたんです。「私にも学びたいことがある。やりたいことがある。なのに今のままじゃ、自分の想いをないがしろにしているんじゃないか?」と。

人生にはさまざまな時期があり、どうしてもどうにもならない時期もあるでしょう。しかし、「オンラインコースビジネスの先行投資とは」でお話しした通り、時間のあるうちに取り組むべきなのがオンラインコースビジネスなのです。

何か事が起こり、「まさか」と思うような状況に陥ったり、経済的に立ち行かなくなってからでは、始めるのが遅すぎるビジネスなんです。即効性がないというか、準備に大変な時間がかかるので、余裕のあるうちに立ち上げて欲しいのです。

そうしないと、受動的な収入、つまり自分が働かなくても収入が入ってくる状態はいつまで経っても作り出せません。だからこそ、「どうして自分のために時間をブロックしてくれないのだろう…」ともどかしい思いを抱えているのですが……これは私の愚痴ですね。

ご自身にとってどんな人生をデザインしたいのかを考えてみてください。そのためには「今、自分がどのように時間を使うべきなのか、そしてどのように時間を使えばそんな人生をデザインできるのか」を真剣に考えてみてほしいと思います。

時間は有限。だからこそ”自分の時間”を大切に

ご自身が健康であっても、親がある日突然「末期のがんです」と言われることがあるかもしれません。また私のように、父が心筋梗塞と脳梗塞を同時に発症し、ICUで3ヶ月間お世話になることも起こり得ます。そんな状況では、仕事が全く手につかない日々が長く続く可能性だってあります。自分自身も精神的なダメージを受け、一段落ついてもその後しばらくは仕事に集中できないこともあるでしょう。

だからこそ時間の融通が利くうちに、自分のための時間をブロックしていくことも、人生をデザインする上で大切な要素だと考えてみてほしいのです。それでは、またお会いしましょう。