オンラインで仕事をしていると、さまざまな人との出会いがあります。嬉しい出会いもあれば、「これはちょっと…」と困ってしまうようなことも、正直ありますよね。私自身、オンラインビジネスに携わって約10年、いろいろな経験をしてきました。
今回は、そんな私の実体験から学んだ「オンラインビジネスで私が避ける3つのタイプの人」について、具体的にお話しします。あくまで私個人の経験則なので、参考程度に聞いていただければ幸いです。
1. 急がば回れ!「つむじ風タイプ」との距離感
まず最初に注意しているのが、性急な人、いわゆる「つむじ風タイプ」の人です。距離を詰めるのが非常に早く、出会って間もないのに、すぐに仕事の話に持ち込もうとするタイプですね。
例えば、
「こんなにピッタリの人と出会えると思っていませんでした!」「ちょうど今オンラインスクールを立ち上げようと思っていたんです。このコミュニティで出会えてよかった!」
こんなふうに、運命的な出会いを強調してくる方、いらっしゃいますよね。そして、すぐに「一緒に何かやりませんか?」と提案してくる。
もちろん、悪い気はしないんです。でも、冷静に考えてみてください。私たちは、まだお互いのことをほとんど知らない。たまたま同じコミュニティで出会った、というだけの関係です。それなのに、いきなりビジネスの話というのは、ちょっと早すぎませんか?
私の場合、コンサルティング、オンラインコース、オンラインスクールの立ち上げなど、いろいろなケースで、このような「つむじ風タイプ」の人と出会いました。最初は、「何かお手伝いできることがあるなら…」と、前向きに検討することもありました。
しかし、結果は…というと、ほとんどの場合、うまくいきませんでした。「そんな人だと思いませんでした」「こんなはずじゃなかった」と、お互いに不満を抱くことになり、契約前に話が終わるか、契約後にある程度進んでから全額返金して終わる、というパターンがほとんどでした。
今になって思えば、当然の結果です。お互いを深く理解する前に、ビジネスの話を進めてしまった。オンラインビジネスでは特に、信頼関係を築くための時間 が必要です。
この経験から、「出会ってすぐにトントン拍子に進む話には、慎重になる」ということを学びました。「つむじ風タイプ」の人とは、適切な距離感を保つように心がけています。
2. 無視できないサイン!「小さな違和感」の正体
2つ目は、ちょっとした違和感を感じる人 です。
オンラインでのやり取りは、主に文章ですよね。メール、チャット、問い合わせフォーム…。直接会って話すよりも、情報量が限られています。だからこそ、文章の端々から、相手の人となりを読み取るようにしています。
例えば、問い合わせの文章、事前のアンケートの回答、チャットでのやり取り…。言葉遣いは丁寧なんだけど、何となく上から目線な感じがする。具体的な内容は問題ないんだけど、何かが引っかかる…。そんな、言葉にできない「モヤモヤ」 を感じることがあります。
Zoomで話しているときに、「ん?」と思うこともあります。会話の流れの中で、一瞬だけ違和感を覚える。でも、その場では深く考えずに、そのまま話を進めてしまう…。そして、後になって、「そういえば、あのとき…」と思い出すんです。
それは、正しいとか間違っているとか、そういうことではありません。自分の価値観、自分の常識として、「私はそういう言い方はしないな」「そういうことを言う人は、ちょっと苦手だな」と感じる。自分の感覚だけが頼り です。
もちろん、人によって、感じる違和感は違います。でも、サービスを提供する側として、自分がどこに違和感を持つのかを知っておくことは、とても大切だと思います。
以前、ある方とのやり取りで、具体的な言葉は思い出せないのですが、何か違和感を覚えたことがありました。そして、その違和感は、残念ながら的中してしまいました。その方とは、結局、うまくいきませんでした。
逆に言えば、初対面の人に対して、「この人とすごく気が合う!」と感じることは、まずありません。もしあったとしたら、それは「つむじ風タイプ」の可能性が高いです(笑)。
最初は、お互いのことをよく知らない状態で、一緒に仕事をする。需要と供給がマッチするから、一緒に始める。その中で、関係性が深まっていくこともあるし、仕事上のパートナーになることもある。でも、それは、時間をかけてコミュニケーションを取ってからの話 です。
「小さな違和感」を見過ごさない。そして、「何か違うな」と感じたら、慎重に進める。それが、トラブルを避けるための、私の秘訣です。
3. なぜ共有する?信頼関係を壊す「クローズドなコミュニティのスクショ」
3つ目は、クローズドなコミュニティのスクリーンショットを送ってくる人 です。これは、仕事でもプライベートでも、避けたいタイプですね。
自分が思うようにいかなかったやり取りのスクリーンショットを撮って、「あの人にこんなこと言われたんです…」と、他の人に見せる人がいます。
以前、仕事で一緒になった人が、まさにこのタイプでした。その人は、クローズドなコミュニティ内でのやり取りのスクリーンショットを、頻繁に私に送ってきました。
もちろん、悪気はないのかもしれません。でも、私は非常に困惑しました。なぜなら、「自分の発言も、どこで誰に見られているかわからない」という気持ちになるからです。これでは、信頼関係を築くことはできません。
そのプロジェクトは、1対1ではなく、複数人で進めていたので、何とか最後までやり遂げることができました。しかし、その人に対しては、それ以降、自分のプライベートな話や、本音を話すことは一切ありませんでした。そして、プロジェクト終了後、その人とは疎遠になり、交流もありません。
まとめ オンラインビジネスの人間関係 3つの注意点
今回は、私がオンラインビジネスで避ける3つのタイプの人について、お話ししました。
- 急がば回れ!「つむじ風タイプ」との距離感
- 無視できないサイン!「小さな違和感」の正体
- なぜ共有する?信頼関係を壊す「クローズドなコミュニティのスクショ」
もちろん、人それぞれ、合う人、合わない人がいます。大切なのは、自分なりの基準を持つこと。そして、違和感に気づいたら、慎重に対応することだと思います。
オンラインでの出会いには、良いことも悪いこともあります。今回の話が、あなたがより良い人間関係を築くための一助となれば幸いです。