1.昭和という時代が作ったマインドブロック

Online shopping, online learning, wark at home. Distance education.

目次

はじめに

顔出し実名出しの壁を感じるあなたへ

この記事は、ビジネスのためにオンラインで情報発信をしたいのに顔や実名を出すことに抵抗のある方、SNSをやりたいと思っているのにプロフィール画像に悩んで踏み出せないでいる方、SNSをやりたいと思っているのに実名を出すかどうかを悩んで踏み出せない方を対象としています。

昭和世代の葛藤を理解するのがオンライン成功の鍵

この記事でまず、昭和生まれの世代がブログやSNSで顔出し名前出しできずに葛藤する背景を理解します。そして、オンラインビジネスを成功させるためのマインドセットを獲得し、ビジネス用のブログやSNSアカウントに必要なプロフィール画像と名前の考え方がわかるようになります。

さらに、SNSで実名のアカウントを使うことのメリット・デメリット・リスク、SNSやホームページ、ブログで自分の顔写真を出すことのメリット・デメリット・リスクについても知ることができます。

私が体験した顔出し実名の大きな変化

この記事で得られるものは、昭和生まれがオンラインで顔出しできない背景が理解でき、罪悪感を持たなくて済むようになることです。また、昭和世代ならではの顔出しマインドブロックを持ち「ブログやSNSで顔や名前を出すなんて怖い」と思っていた私が、顔を出してFacebookに飛び込んだことで得られたベネフィット、どんないいことがあったかを知ることができます。

写真を撮って顔出しをすると情報発信が飛躍的に楽になり、本名を使うとタスクがシンプルになるということを、ぜひ知っていただきたいなと思います。

Facebookで始める新しい繋がりと情報収集

そして最後は、あなたもFacebookの個人アカウントを作って、公開されたFacebookグループ、あるいは非公開のプライベートなFacebookグループに参加して情報収集をしたり、人と交流をしたりしていただけたらいいなと思っています。

昭和の親の刷り込み「女の子は可愛くなければならない」

昭和時代が作った顔出しへのマインドブロック

昭和という時代が作ったマインドブロックがあると私は思っています。昭和の親の刷り込みは、「女の子は可愛くなければならない」。偏っているなと思われるかもしれませんが、よく振り返ってみてください。

「可愛くないと顔を出す資格はない」、特に女性はこういうふうに思っていませんか。私は思っていました。「あの子可愛いなあ、いいな」。なぜこう思うようになったかというと、周りから「〇〇ちゃんは可愛いね」とか「可愛いから許すよ」というような言葉を、日常会話で散々浴びてきた経験はありませんか。

ブスだと言われることはありません。だけど、「可愛いね」「きれいだね」「美人だね」とずっと言われてきたということは、つまり外見をジャッジされるという状況を浴びてきたわけです。

一定水準、その一定水準がどこなのか誰もわかりませんが、一定水準以上の外見を持っていないと顔を出してはいけないというような縛りを自分に刷り込んでいるのではないでしょうか。

特別な日の写真とmixiのプロフィール画像

後でまた触れますが、写真を撮るのは特別な日だけでした。後にインターネットが一般的なものになりmixiが登場しました。mixiのプロフィール画像を設定するところがありましたよね。そこで後輩が少しうつむき加減の写真をアップロードしたのです。それを見て「ああ、やっぱり彼女は可愛いからmixiでも顔を出せるんだ。私はだめだな」と思いました。あなたはmixiを使っていましたか。プロフィール画像をどう設定していたでしょうか。

あなたを縛る無意識の刷り込みを発見するワーク

さあ、ここでワークです。あなたは育つ家庭でどんな刷り込み、「こうあるべき」あるいは「常識」と言われるものを持ったでしょうか。これはもう常識になっているので、深く考えていかないと出てこないと思います。例えば、「父親は〇〇すべき」「母親は〇〇すべき」「男の子はこうあるべき」「女の子はこういうものだ」「仕事はこういうものだ」「人生ってこういうものだよね」というような、あなたが思ってきたことを振り返って書いてみてください。

例えば「主婦は家事をするべきだ」とか、「母親は子どもの料理を作るものだ」とか、「男性は髭を剃らないと外に出てはいけない」とか、いろいろなことがあるはずです。「太っているイコール自己管理ができない人だ」とか、いろいろな思い込み、常識があると思うのです。それを一度さらけ出してみてください。あなた以外は見ないところで安心してワークをしてみてください。

ワークシートはこちらから入手できます。

https://docs.google.com/document/d/1KpnPZfWEfvnmOT-jA59d2YZJdEcP3okXhqb5NHNgvOM/edit?usp=sharing

  1. あなたのGoogleアカウントにログイン
  2. URLにアクセスして、「ファイル」から「コピーを作成」を選択
  3. 任意の名前をつけてあなたのGoogle Driveに保存
  4. あなたのファイルを使ってワークに取り組む

昭和のメディアはテレビ、ラジオ、新聞といったマスメディアだけ

昭和メディアが生んだ見えない壁

昭和という時代が作ったマインドブロックについて触れる前に、昭和がどんな時代だったかを振り返ってみましょう。昭和のメディアはテレビ、ラジオ、新聞といったマスメディアだけでした。知りたいことがあったとき、あなたはどのようにしていましたか。私は本屋さんや図書館に行って本の情報を見るか、もしくは知り合いを頼って直接尋ねるということをしていました。それしか方法がなかったのです。

リアルでお目にかかって「こういうことを知りたいのです」「こういうことを教えてください」とお願いをするか、手紙でやり取りをするか、電話で話すか。どのような手段を取るにしても、どれだけ人脈に恵まれた環境で育つかによって、手に入る情報自体が決まってしまっていた時代でした。

未知への恐怖と名前の重み

知らない人が発信している情報にリーチすることはできませんでした。だからこそ、行ったことのない場所は怖い場所であり、知らない人は怖い人だという潜在意識がおそらくあるはずです。

そして、振り返ってみると、自分の名前が世に出ることは、おそらく人生でそう多くはなかったはずです。どのようなときに知らない人の名前を知ることがあったかを振り返るとわかりますが、何か表彰されるようなことをしたとき、例えばスポーツの大会で優勝した、誰かを救助して表彰されたなど、表彰されるときか、もしくは犯罪を犯したときくらいしかなかったのです。だから、自分の名前が世に出ないまま一生を終える人が大半だったはずです。

ワーク:あなたの記憶は?

さあ、ここでもワークです。あなたはテレビ、ラジオ、新聞に本名や顔写真が出た経験がありますか。あったとしたら、何歳のときにどのようなことでどのメディアに出たかというのを、ワークシートの記入欄に入力してみてください。どれくらいたくさんあるのか、どれくらい少ないのかがわかると思います。私はゼロです。