Systemeioでセッションやコーチングなどの予約枠を販売する流れ【事前にアンケートや問診票を入れるには?】

目次

Systemeio(systeme.io)でセッションやレッスンを販売したい場合、予約枠を販売するというやり方をします。 その際、「事前にお客様のアンケートやインタビュー用のフォームを挟みたい」というご要望をよくいただきます。 これには実装の仕方がいくつかありますので、その種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。 頭の中では簡単に考えてしまいがちですが、図にしてみると結構なパターンがありました。 「どんな理由でセッションを受けたいかという連絡をまずいただき、その内容を拝見してからお申し込みのページやフォームをご連絡したい」というのが今回いただいたご要望です

アンケートなし・完全自動のセールスファネル(通常パターン)

どのサービスを使っても同じだと思いますが、事前にお客様が入力するアンケートがないセールスファネルの場合は非常にシンプルです。 サービス一覧ページに、セッションA、セッションBというメニューがあるとします。 セッションAをクリックすると、セッションAのセールスレターに進みます。 そこにはサービスの説明とボタンがあり、ボタンを押すと注文ページに飛びます。 決済フォームでクレジットカード情報やメールアドレスを入力して決済ボタンを押すと、サンキューページに飛びます。 Systemeioから「ご購入ありがとうございます」というメールが自動で送られます。 その後、Zoomや対面、通話などでセッションを行うという流れになります

Systemeioでセッション枠を販売する際は「カレンダーイベント」という機能を使います。 対面、通話、そしてオンライン(ZoomやGoogle Meet、その他の外部サービス)から選択でき、今回はZoomを想定しています。 この流れは完全に自動で動きます。 セールスファネルを作成する際に「販売する」を選択すると、注文フォームとサンキューページという最小単位が組まれます。 セールスレターを作るかどうかは任意です。 注文ページの中に説明を書いて決済フォームを置くこともできるため、長いレターが不要であればこの2ステップで完結します。 長いセールスレターを付け加えたい場合は、その前に「販売ページ」というステップを追加し、決済ボタンから注文ページに進んでいただくという形になります。 これがアンケートなしで自動で確定するセールスファネルです

事前アンケートを挟むパターンのバリエーションと外部ツールの活用

お客様のことが何も分からない状態では、セッションAよりもセッションBをおすすめした方が良い場合や、お受けしない方が良い場合もあるかもしれません。 事前にご連絡をいただいてからご案内したいというのは、非常に現実的だと思います。 これにはいくつかバリエーションがあります

Systemeioにおいては、現時点(動画収録時)でアンケートを取るようなフォーム機能がないため、外部サービスを使うことになります。 私が好んで使っているのはGoogleフォームです。 無料でありながら利便性が高く、設定をしておけばお客様に回答のコピーが送信され、スプレッドシートに入力内容を貯めていくことができます。 さらに、連動しているGmail宛てにフォーム入力の通知が来るため、通知が来たらスプレッドシートを見に行けばよいというメリットがあります

パターン1:決済完了後にアンケートを入力してもらう(自動化)

先に決済していただくパターンの場合、サービスページからセッションAをクリックし、決済を完了してサンキューページへ移ります。 そのサンキューページに、iFrameなどでコードを吐き出したGoogleフォームを埋め込んでおき、入力していただきます。 決済完了のメールはSystemeioから自動でお客様に送られます

サンキューページは読み飛ばされてしまうことが多いため、自動化ルールを設定してキャンペーンメールを送るのが効果的です。 Systemeioで入力してもらえない詳細な契約内容などをGoogleフォームに入れてもらうため、注文ページの自動化とは別にキャンペーンメールを作成し、「Googleフォームに入力していただけましたか?」とリマインドします。 メールの中にページのURLやフォーム自体のURLをご案内し、確実に入力していただきます。 これは先に決済してしまうバージョンであり、自動で完結します

パターン2:アンケートを確認してから決済を案内する(一部手動)

今回のリクエストである「相談内容を確認してからお申し込みページをご案内したい」という場合は、一部手動の作業が発生します。 まず、サービスページからセッションAのセールスレターに飛ばし、サービスの詳細(対象者や60分のZoomであることなど)を読んでいただきます。 ここにあるボタンの飛び先を、決済フォームではなくGoogleフォームにします。 Googleフォームでご相談内容、お名前、メールアドレス、事前に尋ねたい情報をアンケート形式で入力していただきます

入力されると通知が来るので、スプレッドシートで内容を確認します。 「この方ならセッションAで引き受けられる」と判断したら、Googleフォームにいただいたメールアドレス宛てに手動で注文ページのURLをご案内し、決済していただきます。 決済が終わると、事前にカレンダーイベントで組んだ通りにZoomのリンクが発行され、セッションを行う流れになります。 Systemeioでは決済とカレンダーが一緒になっているため、カレンダーイベントを埋め込んだ注文ページを作成しておく必要があります

お客様はアンケート入力段階では注文ページ(決済・予約ページ)のURLを知りません。 そのため、アンケート内容によってはセッションBの注文ページをご案内するといった柔軟な対応が可能です

この方式の難点は、1回手動のメール送信が入るため、「3時間前まで予約を受け付ける」といった直近の予約には対応しきれず、時間のゆとりが必要になることです。 また、Googleフォームに入力してもらっただけでは、Systemeioから商用のメールを送ることができないというのも大きな難点です

パターン3:オプトインを挟んでから手動で決済案内する(おすすめ)

相談内容を確認してから決済を案内したい、手動の作業は必要だがリスト(メールアドレス)は取得したい場合、一旦オプトインページに飛ばす方法があります。 「オプトインページ」というのは販売者側のシステム上の呼び方であり、お客様から見えるセールスレターの内容自体は変わりません

最小限メールアドレスだけでもよいので、お名前とメールアドレスを入力していただき、オプトインのサンキューページに飛ばします。 そこにGoogleフォームを「事前アンケート(問診票)です」として入れておきます。 同時に「ご登録ありがとうございます」というキャンペーンメールを自動で送り、その中にGoogleフォームのURLを入れて確実に入力してもらいます

通知を見て内容を確認し、引き受けられると判断したら、いただいたメールアドレス宛てに手動で注文ページのURLを送ります。 雛形の文章を作っておけばコピペするだけで済みます。 そこからカレンダーイベントが埋め込まれた注文ページでご予約と決済をしていただき、当日は発行されたZoomのURLでお会いします

この方法の最大のメリットは、Systemeioの「コンタクト」にお客様のお名前とメールアドレスが登録され、メルマガを発行できるようになることです。 登録フォームに「今後メールマガジンをお送りすることがあります」「いつでも解除できます」という文言を入れておくことで、今後のサービスのご案内などが可能になります

パターン4:オプトイン後に自動で決済を案内する

相談内容を確認せず、決済をそのまま案内したいけれどGoogleフォームの入力も必須にしたい場合は、自動化が可能です。 セッションAを選ぶとオプトインページに飛び、お名前とメールアドレスを入力していただきます。 入力後、Googleフォームが埋め込まれたページに遷移します

登録と同時にキャンペーンメールを送り、フォームへの入力をリマインドした上で、サンキューページの次に注文ページ(カレンダーイベントと決済)へ遷移させます。 こうすることで、相談内容を取得しつつ決済を自動化できます。 ただし、この方法はキャンペーンメールやタグを消費するため、お使いのプランによっては数が足りなくなってしまう可能性があります

なぜ「オプトイン」を挟むべきなのか?

今回のご相談内容をお受けできない場合でも、一旦登録フォームを経由していればメルマガをお送りすることができるからです。 今すぐにはぴったりするサービスが手元になくても、相談内容を見て後から新しいサービスを作った際に「これが合うのではないでしょうか」とご案内することができます。 お客様がメルマガ登録を解除されない限り、新しいセッションを開始した際のご案内も可能です。 サービス一覧ページで興味を持ってくださったのに、今後のご案内ができないというのはもったいないため、どこかでリスト(メールアドレス)をいただいておくことをおすすめします

直接Googleフォームに飛ばしてしまうと、特定電子メール法の関係で商用メールを送る同意を得ていないことになり、ご案内ができなくなってしまいます。 そのため、セッションAであってもBであっても一旦オプトインページに飛ばし、Googleフォームに入力していただいた後、内容を確認して最適な注文ページをご案内する、という運用が最もおすすめです。 月20件程度であれば手動で十分捌けると思います。 Zapier(ザピア)などを使う方法もありますが、エラーを起こすことも多く複雑になります。 ご自身で運用できることを目指すのであれば、できるだけシンプルな作りにされるのがおすすめです

せっかく興味を持ってくださった方とは繋がっておいた方が良いため、一旦オプトインしてもらい、サンキューページで事前のインタビューフォームに入力していただく。 その内容を確認してから注文ページをご案内することで、お客様に合わないセッションを販売してしまうことも防げます

最後に:システムに合わせて動線をシンプルに構築する

セッションの販売はデリケートであり、Systemeioでも少し組みにくく難易度が高い部分です。 全部自動でやりたいのか、事前にアンケートを見て最適なセッションをご案内したいのか、まずはどんな風に運用したいかを決め、ご自身のサービスを組み立ててからシステムに落とし込んでいくのがおすすめです

Systemeioや「うたげ」など、使うサービスによってそれぞれ癖や強み弱みがあります。 フォームズ(Formzu)を使ってアンケートを取りZoomリンクを案内したり、サンキューページにカレンダーリー(Calendly)やタイディカル(TidyCal)、ユーキャンブックミー(YouCanBook.me)などのカレンダーサービスを埋め込んで予約してもらうことも可能ですが、複雑になりがちです。 まずは、お客様がどういう流れを辿るか、ご自身がどこにチェックを入れたいかを明確にし、できるだけシンプルに動線を組むようにしてください

これまでやってきたサービス提供の方法を載せ替える時、今までのフローとシステムで実装しやすいフローが異なる場合があります。 使っているサービスに自分のフローを少し寄せてあげるという視点も必要です。 Systemeioでどのようなフローにしたらよいかなど、ご質問がありましたら私のお問い合わせフォーム、またはSystemeioのプライベートコミュニティにてご相談ください。 それではまたお目にかかりましょう