1.何を書けばいいかわからないあなたへ

目次

はじめに

本記事は「集客ブログ記事の書き方入門」として、ブログ記事の書き方に悩む多くの方々へ向けて、その基礎となる考え方と具体的な方法をお伝えするものです。

 ブログを始めようと思ったとき、多くの方が2つの大きな壁に突き当たります。「何を書けばいいのかわからない」、そして「どう書けばいいのかわからない」。このような悩みを抱え、なかなか一歩を踏み出せない、あるいは書き始めてみたものの、すぐに手が止まってしまうということはないでしょうか。WordPressをインストールしたはいいけれど、何をどう書けばいいかわからなくなっている、という状況です。

何を隠そう、私自身、このような悩みを何度も経験してきました。「よし、このテーマでブログを書こう!」と意気込んでWordPressを立ち上げ、見た目を整え、さあ書くぞ、となった段階で、「あれ、具体的に何を書くつもりだったんだっけ?」と、真っ白な画面の前で途方に暮れてしまうのです。

情報発信が社会とあなたを豊かにする

私がこの記事やオンラインコースを通じて情報発信の方法をお伝えしたいのには理由があります。それは、個人の体験や知識を共有すれば、社会は豊かになるという信念を持っているからです。そして、価値を提供することによって、人とつながったりお金を稼げたりして、情報発信したあなた自身も豊かになる、その対価を得ることができるからです。広く皆さんに情報発信をしていただきたい、そう願って活動しています。

ブログというメディアの変遷

そもそも「ブログ」とは何なのでしょうか。現在20代、30代の方々にとっては、物心ついたときから当たり前に存在するツールかもしれません。しかし、その起源を遡ると、ブログは「インターネット上に公開される日記」でした。最初にその概念に触れたとき、私は非常に斬新だと感じたと同時に、少し戸惑いを覚えました。日記といえば、通常は他者に見せるものではなく、秘匿性が高いもの。それを誰でもアクセスできるインターネット上で公開するとは、一体どういうことなのだろうか、としばらく混乱していた記憶があります。

その後、無料ブログサービスが次々と登場し、WordPressのような高機能なプラットフォームも生まれ、ブログは急速に普及しました。かつて体系的な情報提供の主な担い手は、頻繁には更新されないHTMLサイトでしたが、時代の流れとともに、その役割もブログへと置き換わっていきました。そして今、「ブログ」という言葉は、単なる日記を指すだけでなく、より広く、情報提供メディア全般を指す言葉として使われています。個人の体験談から専門知識の解説まで、多様なコンテンツがブログという形式で日々発信されているのです。

あなたは何のためにブログを書きますか

ここで、あなた自身に問いかけてみてください。あなたがブログを運営する目的は何でしょうか?

  1. 全く個人的な記録・日記として(他の人に見られても、見られなくても構わない)
  2. 自分の記録や体験、知識を、たくさんの人に読んでほしい
  3. ブログを通じて収益を得たい、あるいは集客につなげたい(月間100万PVなどに憧れる)

もし、あなたの目的が1番の「個人的な記録・日記」であり、アクセス数や収益化を全く考えていないのであれば、本記事でお伝えするSEOライティングの知識は、直接的にはお役に立てないかもしれません。どうぞ、あなたの思うまま、自由な表現でブログを楽しんでください。私自身も純粋に個人的な記録としてブログを運営してきた経験があり、その価値も十分に理解しています。

本記事が力になれる人

しかし、本記事が力になれるのは、2番目または3番目の目的を持つ方々です。すなわち、「自分の書いたことを、見知らぬ人にもたくさん読んでほしい」と願う方、そして「ブログを通じて収益を得たい、ビジネスにつなげたい」と考えている方です。

なぜなら、アクセスを集め、読者に価値を届けるためには、単に「書きたいこと」を書くだけでは不十分な場合が多いからです。「書きたいことを書けばいい」「好きなことを発信し続ければいい」「とにかく100記事書けばなんとかなる」…こうしたアドバイスを信じて書き続けても、なかなかアクセスが増えない、という壁にぶつかることがあります。「なぜ読まれないのだろう?」「どこが間違っているのだろう?」その理由がわからずに悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

本記事は、まさにそのような方々のためにあります。

「何を書くか」「どう書くか」が鍵

少し自己紹介をさせてください。私はこれまでに、400人以上の方々のWordPressブログの指導や添削に携わってきました。アドセンスで収益化を目指す方、ブログで集客したい方など、目的はさまざまですが、共通して重要になるのは「何を書くか」そして「どう書くか」です。検索エンジン経由でアクセスを集めるためには、この2つの要素が核心となります。本記事では、この「何を書くか」「どう書くか」の本当に基本的な部分、しかし多くの人が意外と見落としている部分に焦点を当て、その重要性と具体的な方法を解説していきます。

本記事(および関連するコース)を通じて、あなたは検索エンジン経由のアクセスが来る、ユーザーに役立つ記事とは何か、そしてブログ記事はどう書けば読んでもらえるのかを学ぶことができます。最終的には、検索ユーザーから「この記事があって助かった」「とても役に立った」「読んで面白かった」と心から感謝されるような記事を書くための、基礎的な考え方とスキルを身につけることを目指します。

学習を始める前に必要なこと

本記事の内容を最大限に活かしていただくために、3つの準備をお願いします。1つ目はインターネットへの接続環境、2つ目は記事を投稿するブログ(またはその予定)、そして3つ目は、これが最も重要ですが、「わからないことを自ら検索するスキル(と意志)」です。

「わからないことがあったら、まず検索する」という習慣を身につけてください。最初はうまく検索できなくても構いません。検索するという行為そのものを繰り返すことで、検索ユーザーの視点が養われ、効果的なキーワード選定や、読者の疑問に答える記事作成に繋がっていきます。この検索体験なしに、読まれるブログを運営することは困難です。どうか、「まず検索してみる」という気持ちを常に持ち続けてください。

ブログ記事の書き方に悩むあなたが、自信を持って第一歩を踏み出し、読者に価値を届けられるようになること。それが本記事の願いです。

本記事の構成

本記事は以下の構成で進めていきます。

  • 何を書けばいいかわからないあなたへ
  • 記事内容の考え方
  • どう書けばいいのかわからない
  • ブログ記事の構成には決まりがあります
  • テンプレートに落とし込めば楽にかける
  • Webの記事は読まれません
  • ブログ記事を書く9つのステップ
  • 終わりに

この構成で、検索エンジン経由のアクセスが来るブログの基本を学んでいきましょう。

さあ、一緒に学び始めましょう。

ブログに書いてはいけないこと

ブログ初心者が陥るNG記事 検索ユーザー不在の間違い

 何を書けばいいかわからないあなたへ。ブログに何を書くかではなく、まず書いてはいけないことからお伝えします。ここを間違っている人がたくさんいます。

ブログに書いてはいけないこと:個人的な日記

 個人的な日記です。例えば「どこどこのラーメンを食べてきたよ」みたいなタイトルで、「今日はあんなこんなでこのお店にこんなラーメンを食べに行ってきました。写真ドーン」みたいな、それだけの記事です。これは個人的なブログを運営するにはいいのですが、この記事をご覧いただいている方は検索エンジン経由で知らない人に見てほしいわけですから、個人的な日記は書いてはいけません。

なぜなら、あなたの日常に誰も関心を持たないからです。非常に厳しい言い方になりますが、例えばアイドルや著名人であれば「あの人、今日何をやったのかな」「どこへ行ったのかな」「何を食べたのかな」と気になるものです。しかし、一般の他人の日常に誰も関心を持たない。それはあなたも同じだと思います。

あなたが書きたいこと:オピニオン記事の落とし穴

そして、ここを間違えている人がとても多いのですが、あなたが書きたいことを書いてはいけません。

非常に語弊があるかもしれませんが、後にご説明します。これはオピニオン記事と言われたりしますが、「きっとユーザーの役に立つだろう」「きっと誰かの役に立つだろう」という主観だけで書く記事のことをオピニオン記事と言います。

例えば、「子育てはこうしてこうするべきです。なぜなら私はこう思うから」みたいなことを朗々と書くブログ記事はよく目にしますよね。あるいは、「副業についてこう思う。なぜなら社会がこうだから、だからこうだから」というような一方的な記事です。

そういうのは、あなたが書きたいことであるかもしれませんが、ユーザーが求めているかどうかというと非常に難しいところがあります。ただ、あなたにファンがつき、ブログのリピーターがつく、あるいはSNSのアカウントが人気になって「あなたの人となりをもっと深く知りたい」というファンがつけば、読んでくれるかもしれません。

主役は検索ユーザー 読者のニーズを理解する

しかし、ここで目指す「全くあなたのことを知らない人が検索エンジン経由であなたのブログに着地して、役に立った、面白かった、助かったと思う記事」になるかというと、この個人的な日記とあなたが書きたいことはNGになります。

なぜかというと、主役はあなたではなく検索ユーザー、そのブログを読む人なのです。

ブログの主役は検索ユーザー

ブログ運営の目的意識を持つ重要性

ここで思い出していただきたいのは、あなたのブログが全く個人的なもので、他の人に見てもらっても見られなくてもどちらでも構わないのか、それとも個人的な記録や体験、知識を書いてたくさんの人に見に来てほしいのか、収益化したいのか、ということです。本記事を手に取っていただいているのは、このどちらかに当てはまるからでしょう。たくさんの人に見に来てほしい、あるいは収益化したい、アクセスをたくさん集めたい。

検索エンジンからのアクセス獲得が鍵

たくさんの見知らぬ人に来てもらうにはいろいろな方法がありますが、一番大きいのは検索エンジンからのアクセスです。現在は検索エンジンのアルゴリズムがどんどん変わるという状況から、SNSからのアクセスを増やすといったいろいろなことが言われています。それももちろん大事なことですが、ボリュームで言うとSNSからの流入よりも検索エンジンからの流入のほうが大きく、また取り組みやすいという側面があります。そのため、検索エンジンからどれだけアクセスを集められるか、どうすればターゲットとなるお客様、読者さんに来てもらえるかを考える必要があります。

ユーザーはどんなとき検索エンジンを使うか

では、その検索エンジンからあなたのブログに来てもらうにはどうしたらいいでしょうか。ここで考えていただきたいのは、あなたが検索エンジンを使うときはどんなときか、ということです。どんなときでしょうか。GoogleやYahoo!の画面を開けてキーワードを打ち込むのはどんなときか、思い出してみてください。

何か知りたいことがあるとき、何かを調べるときですよね。例えば、私は奈良に住んでいますが、「奈良公園 駐車場 料金」あるいは「40代 バイク 初心者 おすすめ」のように検索します。

検索キーワードに答える記事がアクセスを生む

このように検索エンジンの検索窓に打ち込む言葉のことを検索キーワードと言います。「奈良公園の駐車場の料金を知りたい」「40代のバイク初心者におすすめのバイクは何だろう」ということを知りたいわけです。検索エンジンからあなたのブログに来てもらうには、このようにユーザーが知りたいことを書く必要があります。

ユーザーに役立つ記事の具体的な意味

その質問に答える記事を書くことが、「ユーザーに役立つ記事」と言われるものです。「ユーザーに役立つことを書いてください」とは、いろいろなところで言われていますよね。ところが、「ユーザーに役立つ記事」というのが、ぼんやりとはわかるし書いているつもりだけれどもアクセスが来ない、ここで悩むわけです。「ユーザーに役立つ記事」とは具体的に何なのか、ということになると思います。

ユーザーに役立つ記事とは

ユーザーに役立つ記事とは何か

ユーザーに役立つ記事とは、私はこう定義しています。 その記事を読めばユーザーの問題が解決できる記事、あるいは悩みや疑問、不安の解決方法が書いてある記事、もしくは何らかの提案をしてくれる記事です。それから、これから初めて何かをする人への、自分の経験を通したアドバイスが書いてある記事です。

立派なことでなくても大丈夫

とはいえ、こう言うと「私にはそんなこと書けません」「そんな立派なこと書けません」と言われるのですが、そんなに大げさなことでなくていいのです。 あなたが得意なこと、あるいは趣味や興味関心を生かして、他人に教えて感謝されることってあると思うのです。それから、よく尋ねられることというのが目安になります。

身近なコツや体験がヒントになる

例えば、ネイルを塗るのには結構コツがあるのですよね。男性はあまり馴染みがないかもしれませんが、女性はネイル。男性だったら、そうですね、プラモデルの塗装とかコツがあると思います。「どうしてあなたそんなに上手に塗れるの?」「どうして私ゴテゴテになるんだろう?」「ムラが出るんだろう?」という、そういうコツとか、あるいは家族に人気がある手抜きご飯のレシピ10選とか、最新のアウトドアグッズについてとか。アウトドアグッズに限らず、どんなジャンルでもいいです。時計が好きな人は最新の、例えばパテックフィリップのモデルについてとか、というのでもいいですね。

過去の自分に向けて書く感覚で

一番考えやすいのは、5年前の自分とか身近な友達の悩みを解決する記事を書くんだ、ぐらいのスタンスで考えることです。そんなに大げさに構えて立派なことを書かなくてはいけないということではなく、自分が気軽に検索するようなこと、ちょっと疑問に思うようなことに答えていく記事を書くと考えてみてください。

棚卸ししてみよう

経験や得意を棚卸しする重要性

それには、ご自身の好きなこと、得意なこと、経験したことを棚卸ししてみるといいです。 自分のことって、自分が一番わかっていないのですね。何が苦手か、ということはすごく自覚がありますよね。私は絵がすごく下手だとか。ダウンタウンの浜ちゃん並みに下手なのです。絵は好きですが、自分ではどうしても描けない。苦手なことはものすごく自覚があります。運動音痴だとか。

自分の得意が見えにくい理由

けれども、得意なことは何ですかと聞かれると「いや、得意なこと別にないです」というふうになってしまわないでしょうか。人から見ると「あの人はあんなことができて羨ましいな」とか、「私もあなたみたいにこれが上手になりたい」というふうに言われて、「自分では別に上手だと思っていないけれど」と思うことありますよね。なので、自分のことというのは自分が一番わからないのです。

具体的な棚卸しの方法

わからないなりに、棚卸しをしてみましょう。何を棚卸しするかというと、目安はこのあたりです。

職歴を洗い出す

職歴といっても、別に正職員だけじゃなくていいです。アルバイト、パート、派遣社員、何でも経験したものは書き出してみてください。

学歴を振り返る

それから学歴。保育園、幼稚園から最終学歴まで全て書き出してみてください。その中で得意な科目は何だったかな、得意な科目というふうに考えてわからなければ、苦手じゃなかった科目です。割と点数が良かった科目は何だろうということを書き出してみてください。

部活動や習い事もリストアップ

それから部活動をやっていた人は、部活動も書き出すといいです。そして習い事。やったことがあれば何でも書いてください。

中途半端な経験にも価値がある

それは別に全て華々しい成績とか、すごく上手くなったというのでなくてもいいのです。私は実は幼い頃に、あまりにも絵が下手だったので絵を習いに行ったこともあります。多分3日ぐらいでやめたのですが。それから習字にも行きました。習字もすごく中途半端に6級ぐらいまで行って、先生が怖いのと教室が暗すぎて憂鬱でやめました。進級試験がありましたが、「段」まで行かないのです。6級とかいうところでやめたというのはすごく覚えています。それはそれで情報の価値があるのです。なので、ものすごく上手くなった習い事とか長く続けられた習い事だけでなく、私みたいに中途半端に辞めた、早々に辞めたという習い事も含めて書き出してみてください。

趣味・特技・資格も忘れずに

それから趣味、特技、資格。このあたりは割とわかりやすいのではないでしょうか。何でも、もうちょっとかじったぐらいのものでも、全く知らない人、これから始めたい人にはあなたの持っている知識というのは宝物になりますので、「ちょっとかじっただけだけどな」というようなものも書き出してみてください。

Amazonのジャンルやあなたのコレクションも参考になる

本このあたりのジャンルが分かりにくければ、Amazonに行ってAmazonの書籍のジャンルを見てみると、「そういえば私これ好きだった」「これ得意だった」「この資格取った」というのを思い出しやすいと思います。それからコレクションしているものがあれば、いい記事ネタになります。また何かのマニアであれば、それもあなたがものすごく知識を持っているはずですので、書き出してみてください。

「これからやりたいこと」もおすすめ

これからやりたいことを記事テーマにする

そしておすすめなのが、これからやりたいことです。 ここまでの、先ほどまでの棚卸しであまり書きたいものがないなとか、書いてみてあまり乗らないなというものが大半を占めた場合に、そこで手詰まりかというとそうではないのです。これからやりたいこと、興味を持っていることをユーザーと一緒に調べていくというような記事の作り方ができます。

興味や熱意がブログを継続する鍵

ここで大事なのは「やりたい」という気持ちです。 興味がある、やりたい、関心があるということは、イコール自分が熱意を持って取り組めるジャンルであるということです。ブログというのは、ずっと記事をこう積み重ねていかないといけない、割と地味な活動なのですよね。10記事、20記事では何ともならない。やはり30記事、50記事、100記事と重ねていってこそ、という部分があります。

なので、書きにくいことを書く、書きにくいジャンルについてずっと書いていくというのは苦行になってしまいます。自分がせめてそのテーマに関してはすごく興味がある、調べることが苦にならない、書くこともあまり苦にならないというようなジャンルやテーマをいかに見つけられるかというのが大事です。

ゼロから始める体験を記事にする

全く知識がゼロ、今経験がゼロであっても大丈夫です。例えば私は、Premiere ProとかPhotoshopがなかなか使えないのですが、すごく興味があって、Photoshopに関しては20年前ぐらいからずっと憧れがあるのです。もう、なんでこんなに長いことこじらせているんだ?って話なのですが。

まだPhotoshopがCD-ROMで販売されていて、20万円ぐらいした頃ですかね。患者さんでデザイナーの方がいらっしゃって、当時まだCD-Rが1枚1,000円とかした時代に、わざわざ焼いてきてくれて「先生たち使ってみない?」というふうに、いけないことですけどコピーをくれたのです。ところがもう難しくて、さっぱり何もできなかったです。けど、その頃からずっと憧れてこじらせています。

初心者目線での情報提供価値

今年、来年のうちには何とかしたいなと思っているので、だったら自分がPhotoshopの起動画面について調べたとか、あるいはPhotoshopを動かすパソコンのスペックはどれぐらい必要なのかを調べたという記事から、ずっと調べたことを書いていけますよね。これは私と同じように、これからPhotoshopやりたいという人に情報提供できる記事になり得ますから、これから始めることというのもおすすめです。