私はUdemyでオンラインの講師をやっているのですが、趣味・実用系の先生にお聞きしたいことがあります。1万円、1万5000円から3万円ぐらいのオンラインコースって安定して売れていますか?
それも対面での面談なし、バズることなし、SNSのフォロワーも少なめ。毎月5本ぐらい安定して売れるといいなと思いますよね。
もしそうなっていない先生がいらしたとしたら、こんな具体策がありますよというお話をしたいと思います。
私は先ほどお話ししたように、Udemyというオンライン学習プラットフォームにオンラインコースを出して自分のコースを販売したり、自身のオンラインスクールでオンラインコースの作り方、販売の仕方、仕組み、セールスファネルの作り方などをお教えしています。
さて、趣味系の先生にはなかなか売れづらい問題というのがあるんですが、目標は月5本。2万円前後の商品が売れると月10万円前後の収入になります。これを目標にしたいよねというのが、第一段階かなと思います。
これは個人の趣味教養系、そしてオンラインコース(デジタルコンテンツ)の話です。ワークショップやZoomレッスンなどではなく、1回作ったらずっと売れ続けるオンラインコースで、無理なセールスをせず自動で売るという点で現実的なラインだと思っています。
鍵は一気に売るのではなく、毎月必要な人にだけ届く状態を作ることです。
施策①:商品を「6週間で1テーマ解決する」ものに固定する
それはどういうことか。1つ目の施策なんですが、商品を「6週間で1テーマ解決する」というものに固定します。
失敗しやすい形と書いてしまいましたが、売れづらいのはずっと受講できるもの、内容が多いもの、ゴールが曖昧なものです。それだと決め手に欠けるんです。一言で言うと、「今じゃなくていいよね、いつか受講したいだけど今じゃなくていい」になってしまうんですね。
ここでの正解の形は、6週間という期間を固定することです。そして1つのテーマに決めてそれが完結する。「ここまでやればOKですよ、6週間で」ということにするということです。
趣味・実用系であれば例えば、「6週間で人前に出せる作品を1つ完成させましょう」。人前に出せるというのもなかなか目標が高いですよね。そして「6週間で基本を外さない所作を身につけましょう」という分かりやすいゴールを決めます。ですので、まずあなたの講座に「期間」と「1つの到達点」を今すぐ決めてみてください。
施策②:集客は「無料の教育コンテンツ1本」に集中する
2つ目の施策です。集客は無料の教育コンテンツ1本に集中します。毎月5本成約するのに大量発信は不要です。必要なのは毎月同じ無料コンテンツを回すこと。
これは私ずっと言っているし、自分でもやっているんですけれども、コンテンツを再利用するということですね。それはやってはいけないんじゃないかと私も思っていたし、私の受講生さんもおっしゃいます。だけど、あなた今朝何食べたか覚えていますか? 人は自分が食べた朝ごはんすら忘れるんですね。どこかで見かけた無料の情報をずっと覚えているということはほとんどありません。ですので、ずっと同じことを発信していくというので十分であることが多いです。
無料で発信するべき内容は上達法やノウハウではありません。やるのは「独学ではどうして行き詰まってしまうのか」という理由を言語化していくことです。
どうして自己流だと形にならないのか、どこで判断を間違えやすいか、プロが見て「ズレている点」はどこか、といったことを「一人では難しいんだよね」という形で1本作ってみてください。
施策③:募集は毎月「同じ日・同じ流れ」で行う
3つ目の施策です。募集は毎月同じ日、同じ流れで行っていきましょう。定期募集していくということです。
よくある失敗、あるいはやりがちなことは、思いつきで募集をすることです。「よし、明日から募集しよう」と言って、不定期になってしまうんですね。その思いつく日が、今月は10日だけど来月は1日という風にバラバラになってしまう。そして毎回説明も異なってしまうという風になると、なかなかその信頼も積み上がらないし、検討段階に入りにくいんですね。お客様、つまり見込み客の方が「今月参加しようかな、どうしようかな」という検討段階にまず乗っかることが大事なんだけれども、そのタイミングが色々だったり、説明がバラバラだったりすると、その検討段階に乗らないんですよね。だから購入にも至らないということがあります。
したがって、売れやすいのは「毎月この日に募集を開始します。そして毎月この日からコースがスタートします。定員が決まっています」という限定性です。内容と価格は固定でいいです。オンラインコースなので1回作ったものを毎月毎月売っていくんですね。
これで、「今月はスケジュール的・お財布的にちょっと難しい」ということがお客様にはありますので、「今月はだめだけど来月は受けよう」というような検討段階に入るのが成立して、検討層が溜まっていくんですね。ですので、今すぐ毎月何日に募集するか、そして毎月何日にコースを受講スタートしてもらうかというのを固定してみてください。
施策④:個別相談なしで売るため「向いていない人」を明示する
4つ目の施策です。成約5本というのは個別相談なしで成立ができます。1万5000円から3万円の商品というのは、個別の面談やグループセッション、チャレンジなどは必要ありません。
必要なのは何かというと、対象者が明確であること、ゴールが具体的であること、そして向いていない人をちゃんと弾く説明がなされていることなんですね。これは自動化できる範囲です。ですのでセールスレターやビデオセールスレター、こうやって動画で説明をする時に、「こんな人は向いていませんよ」ということを明確にするのが必要なんですね。向いていない人というのは最初に明示しておくことが必要です。これをやらないと、トラブルになったりストレスを抱えたりします。
向いていない人はどういう人かというと、「時間が取れません」という人ですね。よくあります。「お金がありません、時間が取れません」という人。時間が取れない人はゴールに到達できないので、「受講したけどできなかったじゃないか」ということになってしまいます。そのため、時間が取れない人、そして完璧主義な人、自分で行動しない人というのは、特にオンラインコースというものに対しては向いていないですよということを明示しておきます。そうすると本気度の低い人は買いませんので、成約率が安定していきます。まずはあなたの募集文に「この講座はこんな人には向いていないですよ」ということを、箇条書きで書き足してみてください。
施策⑤:単月で判断せず、セールスをルーチン化して導線を積み上げる
5つ目の施策です。月5本売りましょうというお話を今しているんですけど、5人新規の見込み客を見つけましょうということではないんですね。新規の見込み客を見つけるのは難しいです。実際には、先月から迷っていた人、あるいは先々月から迷っていた人、無料のコンテンツだけ見ていた人というのは、決断するタイミングが重なるんですね。先月から迷っていた人が今月受けようと思う。2ヶ月前に見送った人が今月受けようと思う。あるいは無料のコンテンツだけ見ていた人が今月受けようと思う。これでもう3人重なるんですね。だからこそ、導線をちゃんと継続させるということが生命線になってきます。
「今月売れなかった=失敗、セールスできませんでした、売り上げが立ちませんでした」と判断するのをやめて、毎月定期的に売っていくというお話を前にしましたよね。そうしていくと、先月迷っていた人が今月ジョインする。先々月見送った人が今月ジョインする。あるいは無料のコンテンツだけ見ていた人が今月ジョインする、という風に積み上がっていきます。セールスで売れないとやっぱり少しショックですし、そこで心が折れてしまうということが起こるんですけれども、セールスをルーチンにしてしまって導線を積み上げていくと考えてみてください。
まとめ:毎月回す前提で設計しよう
まとめです。超重要と書きましたけれども、ルーチンにしてしまうこと非常に重要なんです。趣味・実用系のオンラインコース、特に生活に直結しないという意味では超重要なんですね。毎月5本成約するために必要なのは、今回は6週間としましたけれども、あなたのコースが4週間や8週間なのであれば、そういう設定にしてください。一定の期間で1テーマクリアしますよという商品設計にします。
そして「独学では頭打ちになりますよ」と語る無料の教育コンテンツが必要です。また毎月同じ日に募集する、そして同じ日にスタートするというスケジュールを組んでください。スケジュールが組めないから受講を決断できないという人、結構多いです。また、個別セールスなしで組み上がるセールス設計をします。これには私はシステムIOを使っていますけれども、そういったプラットフォームを使って自動で売るというのがおすすめです。
そして、単月で判断しない視点。今月売れなかったから来月やめようかではなくて、今月売ったことが信用を積み重ねる土台になっていくので、売れなくても毎月ずっと決まった日に決まった募集をしていくという視点で取り組むということです。
先生へ。あなたの講座が売れないなら、もしかすると課題は集客でも価格でもなく、毎月回す前提で設計していないからではありませんか?毎月ルーチンでセールスしていきますよというのが無理なく回る設計にしてみてください。何かあればコメント欄で教えてください。