記事タイトル
記事タイトルの役割 キーワードは看板
要素としては、記事タイトル、リード文、目次、見出し、モアタグ、本文、まとめがありました。それぞれの役割について説明します。
まず記事タイトルです。キーワードを入れてください、という話をしました。 なぜかというと、記事タイトルというのは記事の看板のようなものなのです。記事をお店だとしたら、「このお店でこんなこと売ってます」「これについて商売してます」というのがわかるような看板です。「ここにこんな情報がありますよ、あなた知りたくないですか?」というアピールなので、狙ったキーワードは必ず入れるようにしましょう。
できるだけ左に寄せるといい、ということもありますね。
リード(導入文)
リード文は離脱を防ぐ最重要箇所
そしてリード文です。先ほどの記事のところでもお話ししましたが、記事にアクセスしてもらって、最低限ここだけは必ず読まれる、というのがリード文です。そこで離脱されるかどうかが決まる、といっても過言ではありません。
ですので、「この記事ではあなたのこんな悩みや疑問を取り上げています。そして、その答えはこれです」ということを端的に書いてください。
リード文は簡潔に
ここをものすごくくどくど書く人もいます。ここだけで何百文字も書いてしまう人もいます。例えば「こんにちは、〇〇です」。(知らんがな、って話ですよね。)あなたが誰かということはどうでもよくて、よっぽど著名な人でない限りはどうでもいいのです。ユーザーは自分の悩みについてだけ関心があるので、自己紹介は要りません。特に記事に関係がない場合は、自己紹介は要りません。
あるいは、「あなたのリハビリの悩みについてお答えする作業療法士の〇〇です」ということであれば言ってもいいのですが、それもできるだけ枝葉の部分はなくして、簡潔にしましょう。
ここのリード文の役割は、「この記事にあなたの求めている答えがありますよ」ということを伝えるだけなので、ここでくどくど話す必要がないのです。長くならないように、最小限の文字数で最大限の情報を伝えてください。
本文
本文作成時の注意点 一文を短くする
本文の注意点です。一つの文章をできるだけ短くしてください。 話し言葉の場合は、私も同じような癖があるのですが、「何々ということがありますが、何々でこうでああでこうですよね」というような文章展開をしませんか。「何々ですが」とか「何々ですけれども」というつなぎ方は、本来は反対のことを言うときに使う接続詞ですよね。「あなたはこう言いましたが、私はこう思っています」というような逆のことを言いたいときに使う接続詞です。
けれども現代では、話し言葉としてはそういう使い方をせず、話のつなぎとして使われることがあります。「このテーマについて話します。それは…」というようなときも「このテーマについてなんですけれども、何々です」というような、逆説でない使い方でどんどん文章を長くしていく話し方をしてしまいますよね。私はしてしまいます。
それをそのまま文章にしてしまうと、文章がどんどんねじれていくのです。どんどん何を言いたいのかわからなくなっていくので、一つの文章をできるだけ短くするというのがコツです。目安としては、読点(、)が2つ入ったら、もう次は句点(。)をつける、言い切るようにするという目安が、ブロガーさんの中ではよく言われています。
箇条書きや図解、表で視覚的要素を活用する
本文のポイントもう一つ。これは構成というか見せ方なのですが、先ほど実際の例をお見せしたように、箇条書きや図解、そして表もよく使います。そして囲み(小さなまとめですね。箇条書きにして四角で囲ったものがありました)。ああいうものがあると目に留まるので、文章以外の見せ方ができないか、というデザインをしてください。これが書籍との一番大きな違いです。
文章以外の見せ方で理解を促す
例えば文章で「こういうアンケートを取ったときに、賛成の人は75%、反対の人は25%でした」と書いても間違いではないのです。書いてもいいけれども、円グラフもつける、というような見せ方をするとパッと一目見ただけでわかりますよね。「賛成が75%もいるんだ」ということが一見してわかるので、印象に残って理解しやすくなります。
理解すると、人はその先を読んでくれます。その先を読んでくれなくなるのは、「なんか、わからないな」となったときなのです。「何言いたいのかわからない」「なんか話わかんなくなってきた」というふうになると、ユーザーはさっさと離脱してしまって先を読んでくれません。まず読み続けてもらう、理解してもらう、そのために見せ方を工夫してください。
見出し
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見出しだけで内容がわかるように作る
本文に見出しを作ってください、とお話ししました。実際に作例もお見せしましたね。見出しが1つだけで本文が続く記事と、5つの章に分けてそれぞれに見出しをつけたものを見ていただきました。
本文は読んでくれないものだ、ぐらいに思いつつ(読んでもらいたいですが)、見出しだけを拾って読めば記事の概要と結論がわかるように作成する、というのが見出しの役割です。
具体例 比較や見出しの有無による理解度の違いを見てみよう
先ほどの記事をもう一度見てみましょうか。 こちらが書籍のように、文章だけが続く本文です。書いてあることは全く同じなのです。 こちらが見出しを作って5つに分けた記事です。リード文があり、目次に入っているのが見出しのタイトルです。
- うつ病の主な症状
- 認知症は眠らない、うつ病は眠れない
- 認知症とうつ病は症状に大きな違いがある
- うつ病にはきっかけがあって治療の効果がある
- まとめ:精神科に受診して相談を
「何だろう?」と思ったら、ユーザーはその箇所に飛んで読んでもらえます。「認知症と違うところなんだよ」「まとめとしては精神科に受診して相談してください」ということで、これ(見出し)だけを見てもわかるようにしておくのが、見出しの役割です。 これだけを見るのと、文章だけが続く記事を見るのと、どちらが理解しやすいでしょうか。
見出しで読者の興味を引きつける
非常に一生懸命記事を作成する立場からすると悲しいのですが、本文がたとえ読まれなくても、見出しを拾ってもらえれば何が書いてあるかがわかるように作成するのが見出しの役割です。そして、見出しに興味を持ってもらえれば、そこに飛んで、その部分は読んでもらえますので、その効果も期待したいところですよね。
まとめ
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まとめ作成の難しさと重要性
最後にまとめです。まとめって、実は書きづらいのです。記事の要約なのですが、なぜ書きづらいかというと、書いている側からすると、序文で「何について、どんな疑問について答えます。結論はこうです」と言っています。そして本文でさらに詳しく言っています。まとめに来て、「またもう1回何を書けばいいの?」というのが、実際にブログ記事を書いていると悩むところなのです。まとめ、私もとても苦手です。
まとめだけを読むユーザーもいる
だけれど、まとめしか読まない人もいるのです。リード文を読んで、目次で見出しの概要が見えて、「結論何だろう?」というところでまとめに飛んでくる、というユーザーもいます。
重複を恐れず単体で完結させる
ですから、内容が重なってもいいのです。まとめだけを読んでも、その記事で何を伝えたかがわかるようにしておく、というふうに考えていただくと書きやすくなるかと思います。
目次とmoreタグ
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目次とモアタグ、WordPressでの実装方法
文書の構成の中に、目次とモアタグというのがありました。 これらはWordPressのテーマで対応しているものもあります。見出しを設定すれば、必ず目次が自動的に表示されるものもありますし、プラグインを入れないと目次が表示されないものもあります。「WordPress 目次」というふうに検索するといろいろな情報が出てきますので、確認してみてください。目次は必ず入れてください。リード文の後に入れます。
モアタグというのは、WordPressテーマに実装されている機能です。「続きを読む」というのが表示されるものですね。
モアタグの重要性はトップページの視認性向上
これを使わないと、どうなるか。ブログというのは、Webサイトの作りによっては、一番直近に更新したものが一番最初に表示される仕様になっています。 (このサンプルサイトはおそらく固定ページをトップページに設定しているのでそうはならないですが、例えば、こちらのテストブログです。)
ブログ記事というのは、こう見ていただくと分かるように、1月14日に書いた記事、1月22日に書いた記事、2月5日に書いた記事、というふうに一番最新の記事を一番上に表示する仕組みになっていることがほとんどです。 そのときに、これは本文が途中で省略されていますよね。これがモアタグを設定していると、ここで「続きを読む」というふうになり、この記事に飛べば全文が読めるようになっているのです。
けれども、「続きを読む」を設定していないと、最新の記事が全文表示されてから、次の記事がまた全文表示される、ということで非常に把握しづらい、トップページで記事一覧を把握しづらいということになってしまいます。
ユーザー行動とモアタグの関係性
通常、検索エンジンからのアクセスの場合は、特定の記事にランディングしますよね。例えば、この記事にランディングしたとします。「読んで、あ、そうなのか」というふうに思ったときに、「じゃあこのブログってどんなブログだろう?」というふうに、大抵の場合トップページにアクセスします。初めての方は、アクセス解析を見ているとよくわかるのですが、個別記事にランディングしたら、その後サイトマップに飛ぶか、もしくはトップページに飛びます。
トップページに飛んだときに、だいたいどんな記事があるのか把握してもらえる方がいいですよね。興味を持った記事にまた飛んでもらう、ということができますので、それをするためには、各記事に「続きを読む」というモアタグを入れておかないと、トップページにこの記事の全文が表示されて、次の記事の全文が表示されて、というふうにものすごく長いトップページになってしまいます。
モアタグの具体的な設定方法
実際にはどうしているかというと、WordPressのエディターにある「続きを読む」タグを挿入します。これがモアタグです。リード文を入れた後に、これをクリックするとモアタグが入ります。 テキストエディターで見ると、「早めに受診しましょう」までがリード文で、ここに<!–more->というタグが入っています。その後に「うつ病の主な症状」というH2タグ(見出し)を設定しています。
このモアタグが入ると、見た目としてはこんなふうに、モアタグの手前までが表示されるというふうになって視認性が良くなります。
ユーザビリティ向上のための必須設定
ということで、ユーザビリティの観点からも、たくさんの記事を読んでもらうという観点からも、目次とモアタグというのは使っていってください。WordPressテーマで実装されている部分と、プラグインを使わなくてはならない部分とがあるかと思いますので、ご自身の環境に合わせて設定しましょう。
ブログ記事は「見るもの」
ということでご覧いただいてきた通り、ブログの記事は 読み物というよりは見るものだと思って いただく方がいいですよ。
そして悲しいですけれども、つまみ読みされるものだと思ってください。ユーザーはせっかちであまり時間がありません。ですので目立つところだけつまみ読みされても理解してもらえる見せ方・構成にするということを肝に銘じてください。