誰が誰にどんな切り口で何を伝える記事?
記事内容の考え方の基本原則
記事内容の考え方についてお伝えしていきます。 考えていただきたいのは「誰が、誰に向けて、どんな切り口で、何を伝える記事なのか」ということを、記事を書くごとに考えてください。
例えば、「主婦経験3年目の私が、これから結婚する女性に向けて、最低限買っておく方がいい家電を、買い忘れて後悔している根拠を主婦目線で伝える記事」という感じですね。誰が、誰に向けて、何を書くか、何を伝えるかです。
結婚時の家電選びの体験談
主婦経験3年目ということではなく、もうちょっと過ぎているのですけれども、家電って大きな買い物ですよね。何万円とか、冷蔵庫に至ってはもう20万円ぐらいしたりします。そういう大きな買い物というのは、結婚という節目のときに買っておかないと、いざ結婚生活が始まってしまうとなかなか買えないのです。なので、最初が肝心というところがあって、結婚する節目のときに最低限これは買っておきなさいという家電がいくつかあります。
我が家の家電導入の成功事例
我が家で一番成功したのは食洗機ですね。 説得するのに割と大変だったのは、大型の冷蔵庫と乾燥機です。全自動洗濯機と、うちは乾燥機と別にしています。ドラム式はあまり好きじゃなくて、別々に使いたいときがあるので、全自動の洗濯機と乾燥機が欲しかったのですね。洗濯機に関しては夫も全自動を使っていたので問題なかったのですが、乾燥機の導入には苦労しました。夫、「いるかな?」、私、「いるやろう! 洗濯するの私やし!」みたいな感じで、乾燥機は説得が必要でした。
あと、食洗機もなかなか説得できなかったですね。夫は割と何でもしてくれる人なのですけれど、かといって、仕事から帰ってきて晩御飯食べて、その後洗い物するのってみんな嫌じゃないですか。「今日どっちがするのかな?」という心理的な攻防をするのも嫌ですよね。それを毎日毎日やると思うと嫌なので、もう食洗機がいかに素晴らしいかというようなことを私は毎日解説して、折に触れて話をして、なんとか購入に至ったのです。
経験者だから伝えられる価値
いざ結婚生活が始まってみたら、乾燥機にしても食洗機にしても「これは家庭の必需品や!」というふうに夫が言い出して、他の未婚の男性に「乾燥機と食洗機は買うんやで」というふうに布教するようになった、という感じでうちはなんとか成功したのです。冷蔵庫に関しても何とか成功しました。
けれども、実際に生活が始まってみないとわからないところがあるんですよね。実際に経験した人の意見を聞いていれば、婚約者に「これどうしても欲しいんやけど」ということを言えても、婚約者の方が「いや、そんなの高いし、必要だと思ってからでいいやん」「今いらんやん」みたいに言われたら、自信がなくなっていってしまいます。
でも、「今買わないと後悔するよ」ということを根拠を添えて、主婦目線で伝える記事というのがあると、これから結婚する女性は自信を持って旦那さんになる人にプレゼンができると思うのです。
同じキーワードでも「誰に」を変えると記事内容が変わる
誰に伝えるか ペルソナ設定の重要性
この「誰に伝える」というところが重要です。記事ごとにペルソナを考えてください。 ペルソナというと、少し分かりづらいかもしれませんが、具体的な人物像のことです。例えば、先ほどの事例だと「これから結婚する女性に向けて」というふうに書きました。
ペルソナが変われば記事内容も変わる
「誰に」が変われば、記事の内容がガラッと変わります。 例えばどうなるかというと、「主婦経験3年目の私が」という私の立ち位置は、そんなに変わらないのですが、対象が「これから出産する女性に向けて」「子育てする女性に向けて」ということであれば、もっとおすすめしたい家電が変わってきます。
家電で解決するのか、サービスを使うことで解決するのか。どれくらい家事をする余力があるかによって、おすすめする内容が変わってきます。
あるいは、これから「介護をする女性に向けて」というふうになると、例えば洗濯機の容量が変わってくるとか、乾燥機を別ではなくドラム式にしてしまった方が楽だよ、ということになるかもしれません。介護をすると洗濯物が増えますし、時間の都合がつきにくくなりますから、ワンストップで何もかもできてしまうドラム式の洗濯機の方がおすすめだよ、ということになるかもしれません。
というふうに、誰に向けて書くかによって記事の内容が変わりますよね。
よくある残念な記事の例
よくある残念なペルソナ不在の記事
よくある残念な例が、ペルソナを設定していない記事です。「誰に向けて書いているのだろう?」というような記事がよくあります。 例えば、観光地の案内記事によく見られます。
検索キーワード「奈良公園 駐車場 近い」の裏側
例えば、狙った検索キーワードが「奈良公園 駐車場 近い」だとします。 駐車場があまり遠いと、車で行っている意味がなかったりしますよね。「奈良公園で一番利便性の良い駐車場はどこだろう?」というふうに検索します。
そのときに考えてほしいのは、何を書くか、つまり「奈良公園の駐車場で近いのはここですよ」ということだけでなく、これを探しているのはどんな人かということです。子供連れなのか、なぜ近い方がいいのかということです。
ペルソナによって異なる潜在的なニーズ
お子さん連れなのか、あるいはそのお子さんがとても小さくてベビーカーなのか、あまり長距離歩かせたくない妊婦さんを連れて行くのか、もしくは車椅子の方が行くのか、あまり長距離歩けないお年寄りが行くのか。どんな人が行くのだろう?どうして近い方がいいのだろう?ということを考える必要があります。
そうすると、近いだけではなくて、車の通りの激しい車道を渡らなくてはいけないのか、あるいは段差があっても大丈夫なのか、ない方がいいのか、もしくは場所の分かりやすさなど、潜在欲求はこれらすべて異なるのです。
子供連れと言ってもお子さんの年齢によりますし、ベビーカーだと段差があるときついですよね。妊婦さんは自分で歩けるけれど、やはりつまずいたりすると怖いですよね。とっさの動きも取りにくくなりますから、あまり人や車の往来の激しいところは歩かせたくない。そして車椅子の場合は、いろいろな制限があります。車道を渡るのも怖いですし、段差があってもハードルになります。お年寄りの場合は、杖なのかシルバーカーなのか何を使って歩いているか、あるいは手を引いてもらえれば歩ける、ご自身で歩けるけれどもちょっとした段差でつまずきやすいとか、いろいろな条件が変わってきますから潜在欲求が異なります。
誰に届けるかで書くべき内容は変わる
なので、どの人たちをペルソナにするか、どの人たちに向けて書くかということで、記事に書く内容が変わってくるのです。