今回は、「他人と比べてしまう」という、きっと誰もが一度は経験したことがある悩みについて、私なりの考えをお話しさせてください。
SNSの光と影は他人との比較がもたらす落とし穴
以前、どこかのエピソードで「SNSはあんまり見すぎない方がいいですよ」ってお話をしたのを覚えていらっしゃるでしょうか。SNSって、キラキラした投稿が多いですよね。ついつい見ていると、無意識のうちに「あの人はあんなに楽しそうなのに、自分は…」なんて、他人と比べて落ち込んでしまうこと、ありませんか?
でも、他人と比べてしまうのって、SNSだけが原因じゃないんですよね。
コミュニティや塾での経験で比較が無意味であると知った
例えば、何かのコミュニティに参加したり、起業塾に入ったりすると、周りにはたくさんの人がいます。目標に向かって頑張っている仲間がいるのは心強いけれど、同時に、どうしても比較対象になってしまうこともありますよね。「あの人はあんなに成果を出しているのに、自分は全然ダメだ…」って、焦ったり、落ち込んだり。
私自身、アフィリエイター時代に、200人規模のブログ塾で半年間、たった一人でサポートを担当するという、今思えばちょっと無謀な経験をしました。その時、本当にいろいろな人がいることを実感したんです。
他人との比較が無意味な理由はスタートラインの違い
ブログ塾には、経験豊富なベテランアフィリエイターさんもいれば、パソコンを触るのが初めてという方もいました。経歴も、年齢も、置かれている状況も、本当にバラバラ。「同期だから」「同じ塾に入ったから」といっても、スタートラインは全然違うんですよね。
その経験を通して、「他人と比べても意味がない」というより、「比べようがないんだ」と、心から思えるようになりました。だって、土台が違うんですから。同じ結果が出るはずがないんです。
他人と比べてしまうのは「自己不振」なとき?
「他人と比べるのをやめましょう」って言うのは簡単だけど、実際には難しい…そう感じる方もいるかもしれません。でも、意外と簡単な方法があるんです。それは、「自分のやるべきことに集中する」こと。
周りの人の成果や進捗は、一旦ノイズとしてシャットアウト。自分が今、何をすべきか、どうすれば目標に近づけるか、それだけに集中するんです。そうすると、自然と他人との比較から解放されます。
でも、それでも他人と比べてしまうときって、ありますよね。私も、正直に言うと、たまにそういう気持ちになることがあります。「あの人はあんなにすごいのに、自分は…」って。
そういうときって、実は他人と比べているようで、本当は自分自身と比べていることが多いんです。「自分が思うように進めていない」「期待した成果が出ていない」…つまり、「自己不振」が根本的な原因です。
去年あたりから、そのことに気づいたんです。「あ、また落ち込んでるな」って思ったとき、「ちょっと待てよ」と。落ち込んでいるときって、結局、自分のことしか考えていないんですよね。「私が」「私だけが」って。
「私」から「お客様」へ視点を変える魔法
そこで、私はある方法を試してみることにしました。それが、「視点を変える」こと。具体的に言うと、「自分」から「お客様」へ視点を移すんです。
例えば、メルマガの登録者数が伸びなくて悩んでいるとします。そのとき、「なんで増えないんだろう…私ってダメなのかな…」って考える代わりに、「どうすれば、もっとたくさんの人に読んでもらえるだろう?」「どんな情報を届けたら、喜んでもらえるだろう?」って考えるんです。
YouTubeの再生回数やチャンネル登録者数が伸びないときも同じ。「どうすれば、もっと多くの人に見てもらえるだろう?」「どんな動画を作ったら、楽しんでもらえるだろう?」って。
そうやって、「お客様」のことを考えるようにすると、不思議なことに、他人との比較なんてどうでもよくなるんです。それどころか、「もっとこうしたら面白いかも!」「こんな企画をやってみよう!」って、どんどんアイデアが湧いてきて、ワクワクしてくるんです。
この「視点を変える」という方法、私にとっては本当に効果がありました。心が安定するだけでなく、「もっとこうしたい!」という意欲が湧いてきて、結果的に成長にもつながっていると感じています。
もちろん、「お客様のことを考えるなんて、綺麗事だ」って思う方もいるかもしれません。でも、騙されたと思って、一度試してみてください。きっと新しい発見があるはずです。
まとめ あなただけの「楽しい」を見つけよう
他人と比べてしまうこと、それは誰にでもある自然な感情です。でも、その感情に振り回されて自分を苦しめる必要はありません。
視点を少し変えるだけで他人との比較から解放され、自分だけの「楽しい」を見つけることができます。そして、その「楽しい」は、きっとあなたを成長させてくれるはずです。
今回の話が少しでも心に響いて、何か行動を起こすきっかけになれば嬉しいです。
それでは、また。