あなたのビジネスを組み立てるにあたって、参考になるのが思考のフレームワークです。
- 思考のフレームワークを参考にする
- 5W3H
- 6W2H
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思考のフレームワークを参考にする
ひとりビジネスは自由で気楽な反面、すべてを自分一人で行う必要があります。言葉にすると当たり前のことですが、実際にやっていくと「しんどいなぁ…」と感じることがありませんか。
何がしんどいかというと、私は判断・決断することだと思うのです。決めた結果、やるべきタスクは外注化することができます。だから「やることが多い」のが問題ではなく、判断することが多い、決断することが多いのが負担なのです。私が商品設計や値付けに悩むのも、判断や決断が難しいからだと思っています。誰もあなたの代わりに決めてくれません。
商品設計や値付けをするときに、何から考えればいいのかすらわからない。相場を参考にしようとしても、あなたのビジネスモデルと他の人のビジネスモデルが違ったら参考にならないんですよね。
そこで、あなたのビジネスの要素を分解してみることを提案します。分解した後、それぞれの要素について言語化していくと、あなたのビジネスや働き方が明確になります。すると商品設計や値付けがしやすくなっていきます。
この後、5W3H と 6W2H というフレームワークをご紹介します。企画の立案、思考整理に役立つフレームワークです。これを使って考えてみましょう。
5W3H
5W3H は以下の項目で構成されています。
- When(いつ:時間)
- Where(どこで:場所)
- Who(誰が:対象人物)
- What(何を:課題)
- Why(なぜ:理由・動機)
- How(どのように:手段)
- How Many(どれくらい:規模)
- How Much(いくら:価格)
では、それぞれについて見ていきましょう。
When(いつ:時間)
Whenは、時間や時期を意味します。商品の販売時期や、サービスの提供時期、キャンペーンの情報解禁日等が該当します。
Where(どこで:場所)
Whereは、サービスを提供する場所を意味します。どこで商品やサービスを提供するかという具体的な場所や、それがどこで提供されるのか、つまり店舗なのか、オンラインスクールなのか等の流通経路も含まれます。ターゲット層やペルソナ層に応じて、流通経路を変更することは効果的に売り上げを上げるための1つの策です。細かく設定すると利益拡大に役立ちます。
Who(誰が:対象人物)
Whoは、人物を意味します。ひとりビジネスの場合はあなたがこの「Who」にあたります。外注化したりチーム化する場合は、サービスを提供する組織全体やチーム全体が対象になります。
What(何を:課題)
Whatは、商品やサービスの内容を意味します。厳密には商品やサービス自体に加えて、付加価値やコンセプトも含まれており、商品やサービスが顧客にどのような価値を与えるのかまでが対象となります。複雑になるようなら、商品やサービスの内容についてだけ考えるといいでしょう。
Why(なぜ:理由・動機)
Whyは、ユーザーに商品やサービスを提供する目的や目標などのゴール設定が該当します。
How(どのように:手段)
Howは、商品やサービスを認知・購入してもらうための手段が該当します。どのような手段を使って顧客に商品を知ってもらうのか、または購入してもらうのかを考えます。販売促進、集客方法などをより具体的に考える時に役立ちます。
How Many(どれくらい:規模)
How many は、どれくらいの規模や拡大を目指すのかを明確にします。リアル店舗であれば商圏が該当します。オンラインビジネスの場合の視点の一つは一人で完結する規模にするのか、誰かを雇って組織化するくらいまでスケールさせるのかを想像すると考えやすいでしょう。
ビジネスではどこまで拡大するのか、目標とする規模をしっかりと考えておくことでゴールが明確になります。ひとりビジネスの場合、ゴールを明確にしておくことはメンタルにも重要です。また、達成できなかったときに原因を考え、問題点を発見することができるようになります。
How Much(いくら:価格)
How muchには、商品やサービスの値段に加えて、プロジェクト全体の各諸経費も含まれます。どこまでをコストとして考えるのか、線引きする際にも役立ちます。
6W2H
6W2H は以下の項目で構成されています。
When(いつ:時間)
Where(どこで:場所)
Who(誰が:あなた)
Whom(だれに)
What(何を:課題)
Why(なぜ:理由・動機)
How(どのように:手段)
How Many(どれくらい:規模)
How Much(いくら:価格)
5W3H は以下の項目で構成されていますね。
When(いつ:時間)
Where(どこで:場所)
Who(誰が:対象人物)
What(何を:課題)
Why(なぜ:理由・動機)
How(どのように:手段)
How Many(どれくらい:規模)
How Much(いくら:価格)
6W2H は How Many(どれくらい:規模)がない代わりに、Whom(だれに)が加わっています。
Whom(誰に:対象者)
Whomは、ターゲットを意味します。たった一人のペルソナ像だけでなく、ターゲット層という広い意味にも使います。あなたは誰にサービスを提供するのか?ということです。
まとめ
あなたのビジネスを組み立てるにあたってこういった思考のフレームワークを使うと、ビジネスを要素分解できそうだと思いませんか? ぜひやってみてください。