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 個人的な経験をブログに書くよりもオンラインコースにして販売する方がよい5つの理由

ブログの検索順位の変動 – Googleアルゴリズム変更の影響

今回は、個人的な経験をブログに書くよりも、オンラインコースにして販売する方が、より収益化しやすいという話をします。ブロガーとしてお金を稼ぐという働き方があります。私もブログが大好きで、私のオンラインビジネスはブログから始まりました。

最初は物販やアフィリエイトを試みましたがなかなかうまくいかず、最終的にはGoogleアドセンスで、当時流行っていたジャンルである雑記型のブログを書いてアクセスを集めるという方法で、初めて安定した収入をアフィリエイト経由で得ることができました。

ただ、ブログや他のウェブサイトにしても、検索エンジンの決まりごと、アルゴリズムが変わると同じキーワードで検索しても表示順位が一気にガラッと変わるというのが定期的に起こるんですね。同じキーワードで同じ内容の記事が上位表示されていたものが、100位以下の圏外に飛んでしまうこともよく起こり、冷や冷やしながら運営しなければならないのが現状です。

特に私がブログをやめようと思った一番大きなきっかけは、GoogleのYMYL(Your Money or Your Life)アルゴリズムの導入でした。健康、美容、お金、投資など、人生に大きく関わるような内容を扱うブログ記事は、公的な機関や信頼性のある人が書いたものが上位表示されるようになり、個人のブログは表示されづらくなりました。

オンラインコースで効果的な学習体験を実現する方法

たとえば何か病気になったり、ケガをしたり、同じ体験をした人の生活や対応方法を検索することがありますが、健康系の個人ブログはもう以前ほど検索結果に表示されなくなりました。病名や症状などの複合キーワードで検索すると、厚労省や大学病院、診療所などの記事が上位を占めていて、個人の体験を見ることができなくなったんですね。美容やお金を稼ぐ方法、投資についても同様で、個人のブログは上位表示されづらくなっています。

そのため、かなりの不便さがあるんですよね。ブログの良いところは、検索すれば様々な人の色々な体験を見ることができる点ですが、それが出来なくなってしまったのです。お金だけでなく様々な変化があり、1ドメイン2記事まであるいはドメインの強さ(ドメインパワー)によって上位表示されるかどうかが決まります。その結果、個人のブログはなかなか表示されなくなります。今では、SNSでそれを補完する形になっていますが、かつて様々な人が就職や離婚、子育てなどの経験をブログに書き、それがお金になるという時代がありました。

今でもブログでお金を稼ぎたいという人はたくさんいます。ブログは顔出しや実名を出す必要もないためとっつきやすく、運営しやすい媒体です。

自分一人で書いて、自分のペースで進められるため、色んな意味で都合が良い媒体だと思います。そこでお金を稼げるのであれば、非常に都合良くお金を稼げると思います。この「都合が良い」という表現が妥当ではないかもしれませんが、私にとってはとても都合が良かったんですね。顔を出さなくていいし、名前も出さなくていいのです。ドメインを取ってWordPressを入れ、ブログを書き始めれば誰にも邪魔されずに書きたいことを書けます。少し恥ずかしい内容でも書けるため、非常に私にとっては都合が良く、ブログが大好きでした。

趣味で書いたり、自分の記録として残したりするためにブログを続けるのは今でも良いと思いますが、お金を稼ごうと思うと途端にブログは難しくなってきます。ブログを何記事も何記事も書けるぐらい、たとえば就職なら就職などの特定の分野で豊富な経験がある方は、ブログに書いて一般公開するよりも、動画講座やオンラインコースとして販売すれば良いのにと思うんですよね。その方がお金を稼ぎやすいです。

というのも、ブログは結構手間がかかります。特にノウハウ系のブログでは、わかりやすく書くために、たとえばスクリーンショットを撮って画像を加工したり、「ここをクリックして」と注釈を入れたり、動画をわざわざ撮ってYouTubeに上げ、そのYouTube動画をブログに埋め込んで説明したりと結構手間のかかる作業なんですよね。しかしブログを書くこと自体結構手間がかかる割に、あまり教育的な価値がないことがあります。検索ユーザーがぱっと見て「なるほどな」と思って帰ってしまうというのが一般的なユーザーの行動です。

もしかしたら再度読みたいと思ってブックマークするかもしれませんが、深く学べるかというと難しいところがあります。それはブログというメディアの特徴で制限があるからです。一方オンラインコースの場合、動画講座にするなら途中にクイズや小テストを入れることで、本当に理解したか、動画を聞いていたかを確認できます。たとえば3択や4択のクイズを入れて、もし聞き流していたことに気付いたら再度視聴してもらうこともできます。私は動画講座の補助としてワークシートをつけることが多いですね。

動画講座を聞いているとき、「なるほどね」と思っても流れて行ってしまうことがあるため、「あなたはこのレクチャーを聞いて何を行動しますか」という具体的なワークを入れて、アクションプランを作成し、言語化して実践につなげることができます。たとえばTeachableやThinkificなどのプラットフォームにはコメント欄を設ける機能があり、コース提供者と受講生が質問と回答を行えます。一方ブログではこれが難しいです。なぜならブログは全世界に公開されている場であるため、いかにハンドルネームであってもコメントを書き込むハードルが高いからです。しかしオンラインコースでは購入者にのみ公開され、受講者全員がコースを学ぶためにお金を払っているというクローズドな空間であるため、質問がしやすいです。

オンラインコースの形の方が、学習体験を豊富にできるという面があります。

オンラインコースが受講生とのつながりを強化する理由

3つ目は、ターゲットオーディエンス、つまり見込み客や受講生とのつながりを強くできるということです。ブログの記事を書いた人と読者という関係性と、オンラインコースの提供者と受講生という関係性では繋がりが違います。私は好きなブログを定期的に見に行きますが、一方的に見に行くだけで、書いた人との繋がりは特にありません。

しかし、オンラインコースでは受講生が投資してくれるため、学習や情報の共有に対する気持ちの強さが違います。これは良い意味で繋がりが強くなることを意味し、不十分なコースであれば改善するためのフィードバックを受け取ることができます。繋がりを強くする点ではブログよりもずっと優れています。

プロフェッショナルブランディングにおけるオンラインコースの重要性 

もう1つはブランディングです。ブログでビッグネームになったり、月間何百万アクセスも得られたりするようなブログになれば、ブランディングが確立できますが、それは非常に難しいです。しかし、オンラインコースという形で提供した場合は、そのトピックの専門家として見ていただけます。受講生がお金を払うということは、とても大きな意味があります。「お金を取って売っているのだから、あなたは専門家なのですね」と購入者から見なされるため、ある程度のブランディングが可能になります。これがたくさん売れると口コミが広がり、より一層ブランディングが強固になります。オンラインコースを活用したブランディングの方が、ブログよりも簡単で実現しやすいです。

オンラインコースのアップデートとフィードバック対応のメリット

オンラインコースはやり直しがききます。悪い意味ではなく、80%ほどの完成度でもリリースして受講生のフィードバックを受け、レクチャーを追加したり差し替えたりできるため、コンテンツを常にアップデートできます。たとえば動画講座に加えてワークシートを提供したり、視聴期限を設けたりするなど、さまざまな方法で受講生の進捗をサポートできます。ブログも公開後に書き直しはできますが、形式に制限があるため双方向のやり取りをしたりフィードバックを受けたりすることは難しいです。

いいブログがたくさんありますが、これだけの知識や経験を整理してブログに書くぐらいのベースがあるなら、オンラインコースにして販売する方が効果的なのに、と思うことが多いです。有名なブログに限らず個人的な体験が赤裸々に語られているブログや、同じような境遇の人のまとまったブログなどは特にそう感じます。ブログは素晴らしい媒体ですが、お金を稼ごうと思った場合、趣味で書いているのとは違います。必要な人に情報を届けたいのであれば、検索アルゴリズムが厳しい中では、ブログよりもオンラインコースの方が届きやすいです。

私自身、元々ブログが大好きで8年ほどブログで何とかならないかとチャレンジしてきました。ある程度うまくいったものの、Googleの方針が変わり、お金は稼げず、上位表示もされなくなり、検索してくれる人に情報が届かなくなったことに絶望し、コンテンツビジネスに舵を切りました。

個人的経験から公平に言えば、ブログを書いている人がいたら、オンラインコースに挑戦してみるのも良いかもしれません。必要な人に確実に情報を届けられる可能性が高くなるからです。ブログを書いている人は、ぜひオンラインコースを考えてみてください。

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