あなたは自分のエニアグラムのタイプを知っていますか? 私のエニアグラムはタイプ2です!初めて知ったときは「これ、そのまま私だ!!」と叫びそうになりました。あまりの闇の深さにめまいがするほどでしたが、知る機会があってよかった。傾向を知ることで、自分の危うさを修正しやすくなりました。
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エニアグラムとは
エニアグラムは個人の特性を9つのタイプに分類します。すべての人はそのうちの一つに当てはまると言われています。9つにきれいに分かれるわけではなく、タイプごとにとなりのタイプのどちらに寄っているかとか、どのエネルギーセンターなのかなど複雑に分かれます。詳しくは書籍や専門団体の情報をたどってください。
タイプ2の特徴「助ける人」の闇
たいていのエニアグラムの情報には、タイプ2は「助ける人」と書かれています。とはいえ、よい助けと悪い助けがあります。
私がエニアグラムに出会って、書籍を読み込んだときに背筋がゾクゾクしました。悪い面も含めて、とても当たっていたからです。タイプ2はよい面も持っていますが、逆に振れるとタイプ8になります。タイプ8はドラえもんのジャイアンみたいなキャラクターで、タイプ2がタイプ8的になると手がつけられません。私も思うようにいかないときはジャイアンになってしまいます。ふだんはいい人そうな「助ける人」なのに、突如として「俺がルールだ!」と怒り狂うわけです。昔は、ある日突然メルマガで荒ぶったことを書いて「急にどうしたんですか?!そんなに怒るなんてあなたらしくない」と返信をいただいてたしなめられることがありました。
私がエニアグラムを学んだ方からは「タイプ2は社会的には一見すごくいい人そうだけど、すべてのタイプの中で一番根深い問題を抱えている」と言われました。思わず苦笑してしまいました。たしかに。学生時代の自分を思い出すと納得できます。
作業療法士の専門課程で体験した絵画療法のグループ実習の場面を今でも覚えています。一枚の大きな紙にグループメンバーが順番に好きな絵を描いていい。それだけがルール。みんな思い思いに木やりんごやおもちゃを描いていきます。「一枚の意味のある絵を描け」とは言われてはいないので、バラバラでいいし、まとまらなくていいんです。なのに、私は、誰かが唐突なものを描いて、それが浮いてくると「誰かカバーして!」と願ってしまう。描いた人が浮いてしまう、どうしよう。二巡目には耐えられなくなって、その唐突なアイテムが浮かないように他の人の描いたものと関連性ができるように私は何かを描き込むのを繰り返しました。そうせずにはいられなかった。「そうせずにはいられなくて私は行動している」と自覚しながらも、そのふるまいを止められなかったのです。
つまり私は誰かが困っていそうな場面で脊髄反射レベルで動いてしまう。場の空気が悪いと居心地が悪くてなんとかしようとしてしまう。実家でも、友達関係でも、職場でも同じパターンでした。
でも考えてみてください。絵画療法のグループで唐突なアイテムを描いた人自身、浮いている自覚すらなかったかもしれない。浮いていてもそれを楽しんでいたかもしれない。唐突だ!なんとかしなきゃ!と感じたのは私だけだったかもしれないのです。
そう、あなたもお気づきの通り、私の問題は居心地が悪い自分のためにそうせずにはいられないというところでした。困っている誰かがいても、その人にとっては自分で解決することが必要な場面かもしれないのに。
エニアグラムタイプ2の私が気をつけていること
だから私が気をつけているのは、手助けしすぎないこと。手助けしたくなったときは、本当に相手のためなのか、手助けしたい自分のためなのかを一度立ち止まって考えるようにしています。
考えても判断を間違えるかもしれない。でも誰彼となく反射的に手助けしてしまうよりはマシだろうと思うのです。
あなたのエニアグラムタイプは何ですか?人間関係で気をつけていることがあれば、よかったらシェアしてください。もしあなたがタイプ2だったら、こっそり「私もだよ!」って教えてください^^