今回は、オンラインコースビジネスで収入を得たい方に向けて、オンライン講師が他人の SNS を見てはいけない5つの理由についてお伝えしたいと思います。あなたも SNS を見ていると思いますが、どのプラットフォームが好きですか?Facebook、Instagram、TikTok、それとも X(旧Twitter)でしょうか。中には YouTube が好きな方もいるかもしれませんね。私自身は X が好きで、一度見始めるとあっという間に1時間ほど経ってしまいます。でも、これが良くないんですよね。
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SNS閲覧がもたらすモチベーション低下の危険性
では、早速5つの理由についてお話しします。まず1つ目は「他人と比較することでモチベーションが下がってしまうから」です。私はXを見ていてもそんなに気にならないのですが、Instagram を開くとついつい落ち込んでしまうことがあります。本当にキラキラしているとしか言いようがありません。最近、そのことを強く感じました。
特に同業者の投稿を見ると「すごく素敵な投稿だな」とか「なんて素敵な場所に遊びに行っているんだろう」と複雑な気持ちになります。さらに、まったく異業種の高校時代の友達ともインスタで繋がっているのですが、その友達が旅行に行った際に投稿した写真を見ると、やはり輝きを感じてしまうんです。彼女の高校時代からの友人として、その人生をよく知っているのですが、子育ても一段落して友達と旅行に行く姿は「すごく輝いているな」と感じます。
彼女が苦労してきた部分も知っているため、すべてがキラキラしているわけではないと理解しています。それでも自分がぱっとしないように感じてしまうのです。もちろん、これは錯覚だと分かっています。同業者の投稿を見ていると、どうしてもフォロワー数や「いいね」の数に目が行ってしまい、さらにそう感じてしまいます。しかし、その数が必ずしも売り上げに繋がるわけではない、ということも頭では理解しています。
それでも、感情の面ではつい「隣の芝生は青く見える」となってしまうのですよね。
オンラインコースビジネスは、地味で泥臭いものだなと感じることがあります。この話を普段私の仕事を支えてくれているクラウドワーカーさんたちにすると、とても驚くんですよね。「中野さんのお仕事は、すごくキラキラしていて成功しているように見えます。」と言われることがありますが、私からすると「いやいや、全然キラキラしてないですよ。」と伝えます。実際心の中では本当にそう思うんです。
結局のところ、それは根拠のない比較に過ぎません。勝手に他人と比較して、勝手にモチベーションを下げてしまう。そのため、できるだけ Instagram を見ないように心がけています。
オンライン講師の生産性を奪うSNSの時間泥棒
2つめの理由は「時間の浪費」です。この点で私にとって最も危険なのは、X(旧Twitter)です。X と YouTube が特に危ないですね。他人の投稿を見ることに貴重な時間を費やしてしまい、自分のビジネスに注力する時間が減少してしまいます。気がつけば、あっという間に1時間が過ぎてしまうこともあります。YouTube で調べ物をするはずが、関連動画が右側に並んでいると、ついそちらに引っ張られてしまいます。そのため、できるだけ YouTube や SNS、特にスマートフォンを開けないように心がけています。
SNS過剰利用による創造性の喪失とビジネスへの影響
3つめは「創造性を失う」ということです。SNS にはさまざまな魅力的な情報が溢れています。同業者の投稿だけでなく、各 SNS で目にする広告もそうです。新しい手法が出てくると、それが魅力的に映ることがあります。「これを試したら、もう少しうまくいくかもしれない」と思ってしまうのです。
「以前、私もこうしたことに手を出しかけたことがあったな」「広告が出ているということは、今これがトレンドなのかもしれない」と考えてしまい、目の前の作業から気が逸れてしまうことがあるのです。新しいアイディアに惹かれてしまい、作業が止まってしまうことがあります。
SNSで見えるマーケットトレンドの誤解と対策
そして、罠でもある4つめは「マーケットを誤解する」という点です。SNS 上での成功をどう定義するかは難しいですが、たとえば「フォロワーが30万人います」というのは、1つの成功と言えるかもしれません。フォロワーを増やすという観点では成功しているアカウントと言えます。しかし、それが現実のマーケットのニーズやトレンドを反映しているとは限りません。
たとえば、掃除や片付けの専門アカウントで何十万人ものフォロワーがいるものを見つけたとします。そこで「掃除や片付けが成功するんだな」と思い込んでしまうと、自分の方向性がぶれてしまう可能性があります。自分のオンラインコースのトピックやペルソナが本来何だったのかを見失い、実はそのアカウントが大きいだけで、トレンドやマーケットニーズがあるのか、市場が飽和状態にあるかを誤解してしまう可能性があるのです。
オンライン講師のメンタルヘルス:SNSがもたらす精神的ストレス
5つめは、「精神的なストレス」という問題があります。SNS を見ていると、つい他人と自分を比較してしまい、その結果ストレスを抱えてしまいます。しかしそれでは物事がうまくいきません。だからといって、全く見ないというのも極端すぎると思います。X や YouTube、Instagram、TikTok など、世の中で何が流行っているのかをある程度はアンテナを張っておく必要があります。
そのため、SNS を見る時間を1日何分と決めたり、目的を明確にして見るように心がけるのが良い方法だと思います。漠然と見ているとメンタルに悪影響を及ぼすので「市場調査をする」「この投稿が多いかを確認する」など具体的な目的を決め、5分だけ見るなど時間を限定すると、より有効に活用できるかもしれません。
まとめ
今回お伝えしたように、漠然と他人の SNS を見に行くと、5つのネガティブなことが起こり得ますので、注意しながら付き合っていきたいと思っています。あなたはどうでしょうか?